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約18年前
稲神家に双子の男の子が生まれた
兄の名前を夜月
弟の名前を瓜月
と名付けた
バイト休憩中
山口 明人
バイト仲間クラスメイト 山口明人(ヤマグチアキト)
稲神 夜月
山口 明人
稲神 夜月
心臓に棘を刺された気分になる
稲神 夜月
山口 明人
稲神 夜月
稲神 夜月
稲神 夜月
山口 明人
山口 明人
山口 明人
稲神 夜月
稲神 夜月
バイト終わり
佐藤 德砂
バイト先先輩 佐藤德砂(サトウトクサ)
稲神 夜月
佐藤 德砂
佐藤 德砂
佐藤 德砂
稲神 夜月
山口 明人
稲神 夜月
稲神 夜月
稲神 夜月
稲神 夜月
稲神 夜月
佐藤 德砂
佐藤 德砂
稲神 夜月
俺には双子の弟がいた
生まれてからずっと一緒で
二人でひとつのような関係だった
でも
俺たちが小五のとき
両親が事故で亡くなった
稲神 瓜月
稲神 夜月
稲神 瓜月
稲神 瓜月
稲神 夜月
稲神 夜月
それから俺たちは
叔父夫婦に引き取られ
叔母
叔母
叔母
叔父
叔母
稲神 夜月
叔母
叔母
叔父
稲神 瓜月
そんな生活を続けてた
そして、俺たちが中二になった時
稲神 夜月
稲神 瓜月
稲神 夜月
稲神 夜月
稲神 瓜月
稲神 瓜月
稲神 夜月
稲神 夜月
稲神 夜月
稲神 夜月
稲神 瓜月
稲神 瓜月
稲神 瓜月
稲神 夜月
稲神 夜月
稲神 夜月
稲神 瓜月
そして俺たちは
逃げた
暗く、寒い夜の道を走って
稲神 夜月
稲神 瓜月
電車を乗り継いで
3時間ほど動き続けた
そしてとある田舎町に着いた
俺たちが初めてそこで目にしたのは
夜の月に照らされた
すごく透き通った海だった
稲神 瓜月
稲神 夜月
帰る場所のない俺たちは
ずっとその海を見ていた
???
稲神 瓜月
稲神 夜月
???
???
???
稲神 夜月
稲神 瓜月
???
???
俺たちは、名前も知らないその人を信じて
その人の家に行った
???
稲神 夜月
稲神 瓜月
???
???
早坂 優希
早坂 優希
稲神 夜月
稲神 瓜月
早坂 優希
早坂 優希
早坂 優希
早坂 優希
稲神 瓜月
稲神 夜月
それから
俺たちは優希さんに
今まであったことを全て話した
早坂 優希
早坂 優希
早坂 優希
稲神 夜月
稲神 瓜月
早坂 優希
稲神 夜月
稲神 瓜月
稲神 夜月
稲神 瓜月
早坂 優希
早坂 優希
早坂 優希
早坂 優希
この町に住んでいる人達は
みんな優しかった
優希さんは
俺たちを本当の弟のように扱ってくれた
幸せだった
でも
中3、卒業式が終わったあと
弟の瓜月が
不慮の事故で
他界した
稲神 夜月
稲神 夜月
春休みの間俺はずっと部屋にこもってた
優希さんへの迷惑なんて考えられなかった
稲神 夜月
稲神 夜月
ある日そう優希さんに言った
早坂 優希
早坂 優希
稲神 夜月
稲神 夜月
稲神 夜月
そしてそのまま入学式を迎えた