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゛あの夏が飽和する ゛

〜 Episode2〜

こんにちは。

今回は「 kana 」主軸で
物語が進んで行きます。

それでは第二話

お楽しみ下さい。

ichi

そうして私達は逃げ出した。

ichi

狭くて、暗い
この世界から。

ichi

家族や大事な人、

kana

あの憎いクラスの奴らも、

kana

この世の物は全て置いて、

kana

ichiとたった2人きりで

kana

ichi以外には誰も居ない所で

kana

そんな遠い所で

kana

二人で一緒に死のうと、

ichi

そう約束した。

kana

もうこの世界には

ichi

価値も、

kana

未練も、

kana

無いんだから。

kana

私みたいな人殺しなんか
そこら中に湧いてるんだから。

ichi

私達は何も悪くないと

kana

私達二人はそう思ってる。

あれから少し時が過ぎ、

ichi

( 持ってきてた水と食料が
切れたから、今は近くの
民家で水と食料を
探している。)

ichi

kana!水あったよ!

kana

食べ物もあったよ。ichi。

ichi

ナイス!

kana

( ichi元気だな、)

ichi

他にも色々取って行こう!

<おい!!お前ら誰だ!!

ichi

やばっ!笑
kana!逃げるよ!

kana

えっ、あっ、

ichi

ほら!早くっ!笑
( kanaの手を引っ張る。)

kana

あ、うん、分かった、!

二人は青空の下を全力で走った

ichi

はぁ、はぁ、笑

ichi

疲れた〜〜!

kana

はぁ、はぁ、

kana

ichi足早すぎ、、

kana

私、全く運動してないん
だから、、

ichi

まあまあ!逃げれたから
良かったじゃん!

kana

そうだけどさ、はぁ、、
( 能天気だな、、)

ichi

でも、途中で家主に
見つかったから
あんま水も食料も無いな、
2日持つかどうか、

kana

え、嘘、

kana

結局2日も持たなかったね、

ichi

そうだね、、

kana

(もう私達は2日間何も
飲み食いしてない。)

kana

( 最初は元気だったichiも
今はすっかり元気を失った。)

kana

( もう何も考えられないや)

kana

( 蝉の声が身体全体に
響き渡ってる、)

kana

( 水も飲んでないから、
目の前の視界が揺れる。)

その時、kanaの頭の中に今までの嫌な記憶が 流れ出てきた。

kana

( 私をずっとずっと
虐めてきた、憎い彼奴の
記憶が、)

kana

( 彼奴から言われた
まるで迫り来る
鬼達の様な怒号が、)

kana

( 今までこの記憶には
蓋をしていた。なのに今と
なって、思い出した。)

そしてkanaは、そんな悪夢を思い出しながら 立ち上がった。

そしてkanaはカバンから ナイフを取り出した。

そして、ichiの名前を呼んだ。

ichi

kanaに呼ばれた
私はすぐ状況を理解した。

ichi

kanaは今、
「 死のうとしている 」と。

そしてichiは、咄嗟に口にした。

ichi

「 私も死ぬ。 」

その言葉を遮る様に kanaは言った。

kana

私は、ichiのおかげで
ここまで来れた。

kana

「 だから、もういいよ。 」

kana

「 死ぬのは、
私一人で良いよ。」

第二話、長くなってしまい
ごめんなさい。

ここまで読んで下さって
ありがとうございました。

この物語は後、「1話」
続きます。

では、また3話で
お会いしましょう。

あの夏が飽和する。

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