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僕と君

1 - 第1話

♥

18

2025年07月16日

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うっ…

(気が付けば、もう朝なんだな)

(…時間の流れって、速い)

まだ6月下旬ではあるけれど朝から蒸し暑さがここにはある。

僕は静かに登ってきている汗を腕で拭い、体に蒸し気を帯びて纏わりつく布団をベッドに捨てる

…今日はテスト返しの日だな

今回の期末、ちゃんと点取らないと留年だから心配だな…

僕の心に染み付く“それ”は手をパタパタと振った時に蒸し暑さと共に薙ぎ払いたかった。

 

…心配性だな、僕は

 

倉橋 要人

おはよっ奏(そう)!

僕が教室のドアを開けるとともに倉橋要人(くらはしかなめ)が肩を勢いよく叩いた

僕は肩を大きく揺らし、心臓がドクンと大きく脈打ったことがバレてないか冷や汗をかいた。

びっくりした……

おはよう、要人

倉橋 要人

はは、相変わらずクールだな、奏は

倉橋 要人

行こうぜ

彼は僕の手を引いて机へと向かう

僕らはお互い隣に位置する席にあり、要人は今年越してきた転校生。

転校してきた時の自己紹介で「彼女はいませーん。彼女ぼしゅーちゅーでーす」 って大声で言って野球部の男子たちに笑われてたんだっけ。

それと彼は外国の血も混じってるらしく、僕はハンサムな彼の顔を見て腑に落ちた

数年前までは海外にいて、今は日本の各地を転々としているのだとか。

(“今は”ってことは、前の学校とか、海外にいた時とかいたのかな、彼女)

そう疑問には思うけれど、僕は聞く勇気を持ち合わせていなかった

もう童貞じゃないのかな、とか

でも、外国の血も混じってるなら純日本人の僕と違って積極さはありそう、とか。

(…別に、聞かなきゃいけないだなんてことはないし…)

倉橋 要人

なぁ

こちらを振り向いて唐突にそう問うた

えっ

…うん、何?

驚きで少々顔が引き攣ってしまったけれどもなんとか笑顔を見せる

倉橋 要人

俺さ……

倉橋 要人

また、転校するんだ

突然の知らせだった

倉橋 要人

…ごめんな、知らせるの、怖くて

倉橋 要人

今更になってしまった

倉橋 要人

でも!

倉橋 要人

引っ越すのは8月中旬だから夏休みとかはちゃんと遊べるから!

…うん

倉橋 要人

…安心してほしい

教室のベルが、鳴る

倉橋 要人

ほら、早く座ろう

僕は要人に引かれるまま、席に座った

気分は、憂鬱。

喉から上手く言葉が出ていたか、自分でも分からない

要人が、行っちゃう……

僕の手に届かないとこに……

(要人からのメッセージだ……)

気を遣ってくれてるのかな

(心配、かけちゃ駄目だ)

kaname

な、明日休みだし俺んちで遊ぼうぜ!

いいよ

何時から?

kaname

んーそうだなぁ

kaname

明日は親いないの午後からだし

kaname

4時とか?

おけ

じゃあゲーム機持って行くね

kaname

おー!

kaname

楽しみ

kaname

またな!

僕はいつの間にかスマホを机に置いてベッドの上にいた

ぁっ……

(駄目、なのに……)

僕の奥が疼いて疼いてどうしようもなかった

僕は自分の指を中に滑らせ、奥へ奥へと触っていた

要人なら、どうするんだろう

そう、考えながら

っはぁっ……かなめっ……

ぁ゙っ……

そこに触れると、とてもゾクゾクした

触ってるのは自分なのに。

なんだか要人に触れられているような気分になって自分のソレが熱を帯びて硬くなる

きっと、本当はもっと細い指なんだろう

ん、っ……はぁっ、あ゙っ……

何度もそこを指で押す

かなめっ、……かな、めっ……

そして、名前を呼ぶ

あぁ、要人って、どんなプレイをするんだろう

どんな、顔をするのかな

ぁ゙あっ……

い、イく……っ、

脚は震え、

甘い痺れが全身を渡り、

頭の中は白く塗り潰された。

白濁の液は僕の下腹部を濡らし、ベッドへと滴り落ちた

 

何も考えられなくて、そのまま倒れるようにベッドで寝てしまった

倉橋 要人

…いらっしゃい

時はあっという間に過ぎ、僕は要人の家にいた

玄関からリビングまで要人の匂い(多分香水)が充満していて幸せの空間そのものだった

僕は勃起しないか心配だったけれど

別に、その時はその時で唆してヤっちゃってもいいんじゃないか…

と心の奥底で考えていた

(…僕って、やばい奴だ)

倉橋 要人

ゲーム、どうする?

倉橋 要人

リビングか、俺の部屋

倉橋 要人

どっちがいい?

ん……

どっちでもいいよ

そういうと、要人は困ったように眉を寄せて笑った

倉橋 要人

…それじゃあ、俺の部屋にしようか

(…部屋)

僕はどうでもいいことを想像していた

要人は抜く時何で抜いているんだろう、とか

僕は何回か要人の家に来たことはあるけれど部屋に招待されるのは初めてだった

だから内心期待を寄せている

(部屋、何があるんだろう)

僕はそれ以上何も考えず、ただ要人の後に続いて歩くことに集中した

倉橋 要人

…ほら、ここが俺の部屋

中は思ったより綺麗で、そして広かった

倉橋 要人

ベッドに座ってて

え、いいの?

倉橋 要人

まぁ椅子は汚いし……

確かに、椅子には沢山の絵の具が付着している

倉橋 要人

お茶、持ってくるから

それだけ言い残すと要人は部屋を出てしまった

(要人の部屋はもっと散らばってると思ってた)

綺麗好きかと言えば多分違う

(実際、学校の机は色々教科書が散らばってる)

でも、要人の部屋にも小さくてもテレビがあるってことは結構お金持ちなんだなぁ

ま、引っ越し何度も繰り返してるくらいならそんなもんなのかな

見た感じの特にエロ本が隠されている訳でもなさそうなので緊張をほぐしてベッドに倒れ込む

それのせいかポプッと要人の匂いが僕を覆う

(ホントは、他人のベッドで寝転んじゃ駄目だけど)

 

 

ガチャ、と扉が開く音がした

倉橋 要人

フフッ……

倉橋 要人

さっそく寛いでるね

う…あ、ごめん

飛び起きると彼は笑いながら

倉橋 要人

いいって。大丈夫だよ

倉橋 要人

ゆっくりしなよ

いやいや、そんなの悪いし……

照れながら後頭部を掻いていると要人が隣に座る

横を向けば彼の瞳に映る自分が見えそうだ

倉橋 要人

緊張、してる?

あ、ごめん……

してるかも

倉橋 要人

いや、大丈夫だよ

倉橋 要人

誘いに乗ってくれてありがとう

ううん、僕だって暇だったし

彼の声が聞こえる

普段なら聞こえない細部まで。

倉橋 要人

ねぇ、奏……

彼は丈夫に見せているが声は震えていた

引っ越しのことについてだろうか。

…うん

倉橋 要人

……

僕と要人の間に沈黙が流れる

彼は決意したように僕を見据えた

彼は僕の背中に手を回すとそのまま押し倒してしまった

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