ツンデレ彼氏

6限目までしっかりと詰まっていた授業が終わり

教室には和やかな空気が流れる

バイバイと友達に手を振ると向かうのは2つ隣の教室

中を覗くと数人の男子と楽しそうに話している翔太の姿

近くまで行くとにやにやする周りの男子達に比べて彼は一瞬目が合うだけでそらされてしまう

置き勉しているせいでやけに軽いカバンをすっと持ち上げると先に教室を出ていってしまう

背中を追いかけるけど早歩きで1歩先を進む翔太にはなかなか追いつかない

下校する人や部活をする人で溢れかえる校舎、結局スタスタと歩く翔太には追いつかない

ほんとう付き合ってるの？ってよく聞かれるしこの前友達に（早く別れた方がいいよもっと大切にしてくれる人がいるって）とまで言われてしまった

確かに翔太は冷たいし傍から見れば大事にされてない

でもそれだけじゃない

学校からしばらく歩いて誰も居なくなった田舎道いつのまにか隣を歩いてた翔太は何も言わずに手を繋ぐここからは私だけがしる翔太

こんなことを言う翔太を学校のみんなはビックリするだろ本当はヤキモチ妬きで、甘えん坊翔太に愛されてないなんて1度も思ったことがない

ぷくっとほっぺを膨らませると握る手の力を強めて可愛い彼に頬が緩みながらもしばらく歩いていると見えた翔太の家

ツンデレ彼氏

もしかしたら貴方が思ってる以上に愛されてるかもね、

○○は自分のお名前を入れて見てください

この季節にピッタリな青春ラブストーリーになっております

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ツンデレ彼氏