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初歌

はぁ…はぁ…っ!
【まだ走っていて】

(松野くんのバカっ!)

(少しでも…)

(松野くんが私を好きなんじゃないかって…)

(勘違いしちゃったじゃん…!)

初歌

うぅっ…(泣)
【遠くまで走ってきたためゆっくり歩きながら涙を流し】

三ツ谷

初歌!

三ツ谷

どこ行ったんだよ!初歌!
【叫び軽く走りながら初歌を探していて】

千冬

三ツ谷くん、すみません。
俺のせいで…。

三ツ谷

今はとにかく初歌だ。

千冬

はい。

三ツ谷

初歌ー!(大声)

千冬

西條さーん!(大声)

三ツ谷

はぁ…はぁっ…。

千冬

いまっ…せん、ね…。

三ツ谷

もう暗いのに…。
【すごく悔しそうな表情で】

千冬

西條さん…(小声)
【心配そうに周りに居ないかと確認していて】

三ツ谷

見つかんねぇ…。
【悔しそうな表情で】

千冬

三ツ谷くん…

千冬

後は俺が探しておくんで
家に帰ってあげてください。

三ツ谷

千冬…

千冬

千夏はもう中学3年なので
大丈夫っすよ。(ニコッ)

三ツ谷

マイキー達には連絡しておくな。

千冬

ありがとうございます。
【三ツ谷に頭を下げすぐに探すため走り出して】

三ツ谷

初歌…大丈夫だといいけど…。

初歌

ひっく…(泣)

男1

あれ?女の子がこんな所で1人?

初歌

え…?
【顔を上げる】

男1

え、しかも泣いてたの?!

初歌

えっと…。

男2

俺らが慰めてあげようか?(ニヤニヤ)

初歌

だ…、大丈夫です…。
【後ずさりをしながら】

男1

えー、俺ら人助けで言ってんだよ?

初歌

ほ、ほんとに大丈夫…なんで…。
(怖い…。逃げなきゃ…。)

男2

俺らとあっちにあるカラオケに行こうぜ?
【初歌の近くに行き腰に手を回そうとして】

初歌

…っ!
(やだやだ…!)

"ガシッ"

男2

いててててっ!

初歌

え?

ほら…

こんな君だから…

千冬

あのっ…、そのひ…とに
指1本触れないでっ…下さい。
【肩で息をしながら】

初歌

松野くっ…ん(泣)

好きになっちゃうじゃん…

千冬

遅れて、す…みません…。

男1

なんだよ、男待ちだったのかよ。

男2

帰ろうぜ。
【そそくさと帰って行き】

初歌

…。(泣)
【安心したせいで更に涙がポロポロと流れ出て】

千冬

?!
【泣いてる初歌を見て驚いた表情をし】

千冬

どこか殴られましたか?!

初歌

…(泣)
【声は出なかった為首を横に振り】

千冬

千冬

泣かないで下さいよ、初歌さん。
【初歌に近付いては自分の手で初歌の涙を拭い】

初歌

ごめっ…ん…(泣)

千冬

あーあ(苦笑)

千冬

顔ぐちゃぐちゃですよ?(苦笑)

初歌

うぅっ…(泣)

私に向けられた松野くんの苦笑いは

どこか安心して

「好きだな」

と自覚するような苦笑いだった

千冬

今日遅くなってるので
家まで送ります。約束なので。

初歌

うん…(泣)
(明日、三ツ谷くんにちゃんと言おう)

初歌

さっきはごめんね…(苦笑)

千冬

さっき?

初歌

私ずっと泣いてたから(苦笑)

千冬

別に気にしてないです。

初歌

そっか。
(いつもの松野くんだ)

初歌

…。
【チラッと千冬の方を見ると手に袋を持っており】

初歌

それ…誰かにあげるの?
【袋を指さしながら】

千冬

え?
【自分の持ってる袋を見て】

千冬

う、初歌さんには関係ないっすよ//
【慌てて袋を自分の後ろに隠し持って】

初歌

…?
(松野くん顔赤い…?)

初歌

今日ショッピングモールで一緒にいた可愛かった子にあげるの?

千冬

違います!//
【少し慌てた様子で】

初歌

じゃぁ、誰にあげるの?
【首を傾げて】

千冬

これ要らなくなりましたよ。
【顔は少し赤いままだが俯き】

初歌

え?なんで?!

千冬

あげようって思ってた人は
きっと彼氏さんから貰うので。

初歌

…。
(彼氏さんいる子を好きになったのかな?)

初歌

そうなんだ…。

千冬

だから近いうちに捨てます。

初歌

勿体ない…ね。
(でも仕方ないのかな?)

千冬

いいんです。

千冬

これで忘れる事が出来る気がします。
【普段通りしているつもりだが今にも泣き出してしまうのではないかという様な悲しい表情をしていて】

初歌

…。
(そんな顔…しないでよ…。)

千冬

話してたら着きましたね。

初歌

う、うん…。

千冬

今日はすみませんでした。
【頭を下げて】

初歌

え?

千冬

じゃ、俺はこれで。
【クルっと方向転換をしては歩き出して】

初歌

ま、待って…!
【千冬のコートの裾を掴んで】

千冬

初歌

え、えーっと…。
(引き止めちゃったーーー!なにか…何か言わないと…。)

初歌

あっ(小声)

千冬

なんですか?

初歌

マフラー!返してなかったよね!

千冬

あー、そういえば。

初歌

持って来るから待ってて!
【急いで家に入り】

千冬

あっ…

千冬

忙しい人だな…(笑)

数分後…

初歌

お待たせ!

千冬

あざっす。

初歌

こちらこそありがと!(ニコッ)
【笑顔で洗濯したマフラーを手渡して】

千冬

じゃぁ、俺はこれで。

初歌

う、うん!

"ガチャッ"

初歌母

ほんとに送ってくれたのね。

千冬

あ、こんばんは。
【軽く頭を下げ】

初歌母

こんばんは。

初歌母

君はこの後すぐに家に帰らなきゃ行けない?

初歌

…?
(お母さん?どうしたんだろ?)

千冬

い、いえ…、特には。

初歌母

じゃぁ、うちでご飯食べてってちょうだい?

初歌

え?

千冬

はい?

初歌母

約束守ってくれたお礼よ。

千冬

じゃ、じゃぁ、お言葉に甘えて…。

初歌

…?!
(えぇーーー?!)

るぅ汰(主)

どもども!

るぅ汰(主)

まーた長くなっちゃったよww

るぅ汰(主)

この前のお話も♡300超え!!

るぅ汰(主)

ほんと嬉しい限りだ(´;ω;`)

るぅ汰(主)

♡やコメントいつもありがとうございます!

るぅ汰(主)

これからもよろしくお願いします!

腹黒ちゃんと後輩くん!

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600

コメント

4

ユーザー

長い方が好きかな!でも今回の作品もやっぱり神だ

ユーザー

うわぁー!お話がとても素敵です!✨これからも頑張ってください!!٩(๑•̀ω•́๑)و

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