その後 太宰さんには、色々と誤魔化し
先に、家を出た
静月 シズク
静月 シズク
静月 シズク
ガチャッ
コツコツ
息を吐けば『白色』の息が出てくる
それ程…此処は寒いのだろう
静月 シズク
静月 シズク
此処の空気を吸うと
生肉が腐った匂いが鼻の奥を突き
脳から《この空気は吸うな》と云う赤信号が出されかける
静月 シズク
静月 シズク
静月 シズク
昨日のあの男の口から衝撃的な言葉が出る
私は…目眩がした
罪逃れのつもりだろうか…
静月 シズク
静月 シズク
背筋が凍るような恐怖心に襲われる
この…恐怖心…一度何処かで味わった事があるような気が……する?
静月 シズク
静月 シズク
静月 シズク
静月 シズク
静月 シズク
人間は…薬物を摂りすぎると脳がダメ―ジを受け正常な判断が出来なくなる
その時に傷つく物が…神経
薬物を辞めたとしても…その後遺症は凄いものだ
その後も薬物を摂取した後の快感が忘れられずに
薬物に溺れ続ける人も…いる
静月 シズク
近付いて来る男に異能力を使おうとすると…
男が私の手首を強く掴んだ
静月 シズク
頭が…恐怖でパニックを起こす
静月 シズク
私は……男の手を解き
遠くへと後ずさった
静月 シズク
静月 シズク
静月 シズク
静月 シズク
私がまた蝶達に命令を下すと
バババババ
蝶が男の身体を拘束した
静月 シズク
静月 シズク
静月 シズク
静月 シズク
静月 シズク
静月 シズク
静月 シズク
静月 シズク
私は……男の頬を叩いた
渇いた音が辺りに拡がる
痛みで男が表情を歪ませる
静月 シズク
彼女の眼は…何時もの様に光っては無かった
〖怒っていた〗
静月 シズク
静月 シズク
静月 シズク
私は…その場を離れた
静月 シズク
何だか妙に喉が渇く
静月 シズク
私は足を早めた
静月 シズク
カランカラン🔔
店長さん
マスターが、何時もの優しい声で言う
静月 シズク
静月 シズク
私は、喋りながら何時もの席 カウンター席に座る
賢治
後ろから何時もの元気な声がし
其方を向いてみると…元気っ子の賢治さんが大きな荷物を持って私に手を振っていた
静月 シズク
静月 シズク
マスターが手早く作ってくれたアイスコーヒーを一口呑んでから
静月 シズク
口の中にスッキリとした苦味が広がる
私が好きな味だ
賢治
賢治
静月 シズク
賢治
賢治
賢治
静月 シズク
賢治
私自身もあの甘ったるい香水の匂いが苦手で付けようとはしない
静月 シズク
店長さん
店長さん
静月 シズク
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コメント
4件
どんな薬を盛られたんでしょうね。 結月には想像もできませんが、あの人が盛ったということは軽い薬ではないはず。続きがとても楽しみです。