VVT BL

shnkメイン brkn、krsm匂わせ注意

・ご本人様と関係ありません ・個人用なので駄作 ・学パロ ・喧嘩 ・匂わせ ・短い ・キャラ崩壊注意 ・何が来ても良い人向け

以下本編 91タップ

長年片想いしていた人と喧嘩した。

いつもの小さな喧嘩のはずだったのに、お互いに譲らないまま事が大きくなった。

春休みに起こった喧嘩はずっと続いて、高校入学した今も俺は彼に謝れないでいる。

見かけた時に話そうと近づくが、怖くなって引き返す。

ずっとこれを繰り返して気づいたら暑くなってきてしまった。

本来は楽しい体育祭なのに楽しめない。

後ろの方で座ってネットサーフィンだけを楽しんでいる。

アナウンスが聞こえても俺はスマホを眺め続ける。

「ごめんなさい」の一言も言えずに高校三年という短い時間が終わるのだろうか。

途端に自分が惨めになってスマホをスリープさせて膝に顔を埋める。

疲れているからか幻聴が聞こえた。

耳を塞ぐように手を当てる。

すると、腕を引っ張られる。

そこには喧嘩をした彼が居た。

訳が分からず、放心してしまう。

後ろを着いて行こうとしたら暖かい手に握られる。

それがどうしてか怖かった。

こんなに暖かい手に触れて良いものなのか。

いつの間にかゴールに辿り着いて審査員に差し出される。

審査員は友人だった。

彼がしゃがみ込む。

きんときの方を見ると軽く笑っていた。

話を聞いていなかったから、きんときに聞いてみる。

彼にとって不都合なものを頭に並べるが、どれもパッとしない。

やがて、全員がゴールまで走り、借り物発表となる。

驚いて彼の顔を見る。

彼は分かりやすく取り乱していた。

かくいう俺も少し混乱している。

やっと言えた謝罪の言葉。

許されないと分かっていても謝りたかった。

彼にそう言われて顔を上げる。

まだ暑いのか顔が赤かった。

彼はまた俺の手を握る。

恥ずかしいのか俺の肩に顔を埋める。

回りから黄色い野次が飛んでくる。

ちゃんと返事を聞こうとシャークんが顔を上げる。

少し面白いくらいに顔が赤い。

シャークんの口に自分の口を重ねる。

次は黄色い悲鳴が聞こえる。

自分からキスしておいて恥ずかしくなってきた。

自分の席に戻ってシャークんと話す。

これから先の生活がとても楽しみだ。

おまけ