りーぬー

なにさとちゃんんん…

レポートを書いてるりいぬは俺が寝転んでいるベットにもたれ掛かるように座っていて
あとどれぐらい〜?

んー10時間

あほか

んふふw
ごめんって、

あと2時間ぐらいかな〜

えー、そんなかかんの?

さとちゃんと同じ先生取ってるんだから大変さわかるでしょ?

さとちゃんなんて、おれの手伝い込みで5時間ぐらいかかってたじゃん~…

うぐっ…

最初は邪魔だと言わんばかりな表情をされたが、諦めたのかパチパチと音を立てタイピングをしながら俺を受けいれてくれる
1時間でいーかららぶらぶしよーよー

どうせ1時間じゃ終わんないじゃん

なにそれ期待してくれてんの?

は?!/
ばかじゃないの?!?

ちょっと赤くなっちゃってかわいーね、

うっさい、ばーか/

いきなりパタンっとパソコンを閉じ、ふぅと一息ついたりいぬ
…は?ん…ぇ、は?

さとちゃんのせいで集中力切れた、責任取れ

おれの上に乗っちゃって誘ってんの?

ばっかじゃないの?

はいはいごめんって、w

ムクっと起き上がり、壁に寄りかかるように胡座をかくと
そこにいるのが当然かのようにりいぬがあぐらの上に座っておれの胸元に顔を埋める
それほんとにすきね〜

サラサラの髪を撫でてみると少し赤くなった耳が見える
隠れたところですごい照れてて、ツンデレのツンの部分でポーカーフェイスをしているつもりなんだろうが
最近それが弱まってて少し不安に思ったり、そこが可愛くて嬉しかったり。
ねえさとちゃん…?

んー?なーに?

毎週毎週、休みになるとおれの早朝から転がってくるけど

おれらそんなに家近くないし、レポートとか就活とか多くて構えないのに来てつまんなくない?

んー?つまんないわけないじゃん、

もちろん前より構ってくれる時間少なくて寂しいけど、それは今年1年のみだし

こうやって甘えてくれる時もあるでしょ?

そしたらりいぬが仰向けで寝転んで、真っ赤な顔を背けて肘で鼻まで隠すもんだからえろくしてしかたない
こら、顔隠さないの〜笑

まあそれでね、りいぬすぐ無理しすぎちゃうからおれがここでりいぬが無理しすぎないように監視できるしね!笑

…、なんだよそれ…w

りいぬはレポートとかやってる間に俺がいるの嫌だ?

嫌だ

え

うそうそ、w

疲れた時癒してくれるし、さとちゃん居るだけで幸せだよ

んんんもう!あざといがすぎるってば〜!!

んわ?!

ね、今日はもう頑張ったでしょ?

ずっとこのままでいよ?

…////

ん、?どした?/

グイッ

っぇ、

いきなり首元を掴まれてグイッと引き寄せられたと思えば唇に柔らかい感触が。
た、たまには襲えよばか…/////

後半は少し声が小さくなっちゃってんのもかわいすぎる…っ、
どんだけ煽れば気が済むんだよ…w

だいしゅきホールドをされ、手も首に回してきて赤面したえろい顔で
こんな俺がだいすきでしょ?

うん、すげえ俺好み♡

んんん…

あれ起きた?おはよ、

ん…っ、

おれ今日午後から会社だから

ええ、行っちゃうの?

そう、

りいぬも布団にくるまってるだけじゃなく服着ろよ

あ、楽して俺の服だからって下履かないはなしだぞ

うげっ、

あと

ん?

りいぬの荷物まとめておいて、

そこにダンボールあるでしょ、それに荷物詰めておいて

すぐ使わないものはそのでかい方に、ガムテで蓋して、すぐ使いたいものはそっちの小さいほうにね

え、え、なんで

因みに16:00には絶対終えとけよ〜

わ、わかったけどなんで

んーー、なんでだと思う?

全然検討もつかない

今日は付き合って5年目。

あ、そーいえば

覚えておけよ笑

ごめんて、w

モソモソとりいぬも動き出し、やっぱり昨日着ていたおれの服を着る
じゃあおれ行くから

え、結局なんなの

ま、ポッケ見とけって

は?

じゃ、いってきまーす

はああああ?!//

ポッケには住所が書かれた紙と鍵が入っていたのは言うまでもないだろう。