こん
こん
こん
こん
ないこ
次の日が休日だからといって飲みすぎた俺は、コンビニへ向かっていた。
まだ薄暗い中、鼻歌を歌いながら歩いていると、ふと公園に目がいった。
ないこ
最近は来ていないが、前はメンバーとよく集まった場所だった。
ないこ
公園のベンチに座る青年。
後ろ姿だが、見覚えのある背中。
ないこ
でも、断言できないのは、髪の長さが彼とは違うからだろう。
でも、あにきっぽいんだよなぁ
何故か胸騒ぎがして、ベンチに座る青年の方に足を進めた。
ないこ
悠佑
ないこ
座っていたのは、泣いているあにきだった。
仕事の鞄が足元に置かれ、ベンチにはハサミと髪が無造作に置かれていた。
仕事?この時間まで?
それより……ここで切った?
衝撃すぎて酔いが一瞬で覚める。
駆け寄るものの、どう声をかけていいかわからない。
ないこ
悠佑
涙を袖で拭うあにきの手は震えていて。
無理をして笑っているのもバレバレで。
そりゃそうだよ。
あんなに大事にしてい髪を切って平気なわけないじゃん。
ないこ
悠佑
ないこ
悠佑
ないこ
悠佑
ないこ
無言であにきの手を取り、歩き出す。
冷たい手のあにき。
どんな思いであにきは……髪を切ったんだろう。
ないこ
ないこ
悠佑
悠佑
悠佑
ないこ
ないこ
悠佑
悠佑
ないこ
ないこ
悠佑
ないこ
悠佑
ないこ
悠佑
ないこ
も〜!まろは何やらかしてんだよ?!
あにきのことだし、仕事やってなきゃまろのこと考えちゃうんでしょ?
だから、どっかで仕事やってたんだろうな。
俺に相談……出来ないか。
も〜ちょい頼ってくれてもいいんだけどなぁ。
ないこ
悠佑
悠佑
ないこ
悠佑
悠佑
ベッドに入るなり、すぐに寝てしまったあにき。
目の下の隈、泣きはらした目。
抱き寄せると短い髪が主張する。
あんな笑顔で自慢してたのに。
ないこ
朝
ないこ
ないこ
悠佑
ないこ
悠佑
ないこ
悠佑
ないこ
悠佑
ないこ
悠佑
ないこ
悠佑
自分の髪を触るあにきは、悲しそうな顔をして、ごめんと呟いた。
悠佑
ないこ
ないこ
普段からちゃんとケアをしてあるあにきの髪は、不揃いに切ってあっても、サラサラしていて、気持ちがいい。
ないこ
ないこ
悠佑
悠佑
そう笑いながら髪を触るあにきの手は、やっぱり震えていて。
ないこ
悠佑
本当は切りたくなかったよね。 無理して笑わなくていいのに。
プルルルルルル____
悠佑
ないこ
ないこ
悠佑
ないこ
悠佑
ないこ
悠佑
こん
こん
こん
こん
こん
コメント
3件
うあああああああ泣きそぉぉぉぉ夜中の11時にぃぃぃ(((
.....泣いちゃったじゃああん