すち
こさめ
いるま
LAN
みこと
みたいに俺らは会話を弾ませた。
鳥居をくぐり少し歩いて 見えてきた屋台。
結構大きめの祭りだと言うことを悟る
暇72
暇72
すち
心のうちを読まれたような感じがした
記憶がないから、
なのかな、顔に出てたかもしれない。
それでもその変化を読み取って 察してくれた暇ちゃんに 俺は少し喜びを覚えた。
いるま
いるまちゃんがそう仕切る。
みんながそれについていく。
俺は暇ちゃんを押して、 ゆっくり歩く。
始まったばかりでも、 屋台の前とかに多少の人がいた。
花火が始まるのは8時ごろ。
今は5時ごろで 時間には余裕があった。
それであっても早く来てる人は すでに場所を確保していた。
道はあまり混んでなかった。
車椅子でも通れる、 いい時間帯に来れたと思う。
暇ちゃんは道の途中、
暇72
暇72
と、そう言った。
前の年も、ずっとそうだったらしい。
覚えては、いないが。
川が見える。
そこが花火が一番見れるところらしい
らんらんの持った少し大きめのバックの中には
レジャーシートや、それを止めるやつ うちわとかそう言うものが 入っていた。
俺らはそれを広げて、 水筒の中のお茶を飲んだ。
それぞれ少し疲れたらしく、 15分ほどはそこで雑談を交わした。
暇ちゃんの病気の話
らんらんの新しい発見
こさめちゃんの歌みたの話
いるまちゃんのラップの話
みことちゃんの天然キャラの話
そして俺の、記憶の話。
どれも何か、 大事なものだと思えた。
いるまちゃんがラップ作れるのも、 その時思い出せた。
みことちゃんは象が好きってことも。
いるま
LAN
みこと
こさめ
そう言ってみんなは立ち上がる。
俺も立って、暇ちゃんの横へと移動した。
LAN
こさめ
すち
暇72
暇72
いるま
LAN
LAN
解散!
その一言でみんなは動き出した。
俺は暇ちゃんを車椅子に座らしてあげる。
暇72
薄く閉じた瞼に、俺は優しく笑いかけた。
コメント
6件
みんななんかいいわぁ ほのぼのしてる気がする〜 続き楽しみ!!
幸せむーど癒されるー