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ころん

るぅとくん、何してんの…?

るぅと

……

るぅと

…えへ、ごめんなさい。天宮さんが可愛すぎて

ころん

お前なぁ…

ころん

…はぁ。りっちゃん。こっちおいで?

ころん先輩に優しく手招きされ、私はブラウスを抑えながらころん先輩の方へ向かった。

ころん

ん。怖かったよね。ごめん

ころん先輩は私を柔らかく抱き締め、頭を撫でてくれた。

璃恋

…ありがとうございます

ころん

気にしないで大丈夫。

ころん

それよりるぅとくん!!これ以上りっちゃんに手出すなよ!!

るぅと

えーなんでですかぁー

ころん

普通に考えて怖いでしょ?りっちゃんに謝って

るぅと

ごめんなさい…

璃恋

あ…うん…

私はころん先輩の腕の中で曖昧に返事をした。

ころん

りっちゃん。こっちに倉庫あるから、そこで服直してきな

璃恋

あ、ありがとうございます…!

ころん先輩に案内され、私は生徒会室に続く倉庫に入った。

璃恋

資料がいっぱい…

璃恋

これすごい…新入生リスト…

璃恋

あ、私の…!と、黄田くんのもある…

私は興味本位で黄田くんの資料を手に取り、目を通してみた。

『成績は常に学年一位を保つ真面目で優秀な生徒』

璃恋

すごい…中学から頭いいんだ…

『部活は帰宅部だが、よくバスケ部やサッカー部の助っ人としても呼ばれていた』

璃恋

運動神経もいいのか…

『音楽も得意で、合唱祭では3年間伴奏を務めていた。』

璃恋

嘘でしょ…ピアノもできるの?

『1年の時のいじめがきっかけで友達の数は少なく、1学年上の生徒と仲良くしていた』

『そのため少し人とずれているところや常識から外れているところがある』

璃恋

え…?

璃恋

…何これ

璃恋

黄田くんが…いじめられてた…?

コンコン

璃恋

はっ、はい!!

部屋に軽いノックの音が響き渡り、反射的に返事をした。

莉犬

璃恋ちゃん?俺だよ、莉犬。

莉犬

ころちゃんから話聞いた。大丈夫?入ってもいい?

璃恋

あっ、大丈夫です!

急いで資料を本棚に戻し、扉を開けた。

莉犬

…璃恋ちゃん?

莉犬

…なんか、あったの?

数分前

さとみ

おーっす

莉犬

やっほ、遅れてごめんねー

遅れて入ってきたのは、莉犬先輩とさとみ先輩だった。

るぅと

遅いですよ、2人とも

ころん

そうだよ!!

さとみ

ごめんごめん、女の子に捕まっちゃって

莉犬

こいつ俺の目の前で女の子振った

ころん

まじ?!ってそうじゃなくて!

ころん

るぅとくん、りっちゃんに手出したんだよ

さとみ

おっいいじゃん。それで?

るぅと

いやぁ振られちゃったんですよね

ころん

よくないだろ!

莉犬

手出したって何したの?今りっちゃんはどこ?

ころん

服脱がしかけてキスしようとしてた

るぅと

あれは天宮さんが悪くて…

ころん

あと、りっちゃんは今そこの倉庫で服直してる

莉犬

…わかった

莉犬

まずるぅとくん。相手の許可もないのに勝手にそんなことしちゃダメでしょ?

るぅと

はい…

莉犬

き、キス…とか、そういうのはお互い合意の上でするものでしょ?

莉犬

そ、そうじゃないの?さとみくん

さとみ

俺に聞くなよ

莉犬

まぁ、とにかく…これからは気をつけて…っていうのも違うかもしれないけど、もう二度としないでね

莉犬

俺もるぅちゃ…るぅとくんを説教とか、したくないから

るぅと

…すみませんでした

莉犬

わかってくれたならいいんだよ

ころん

ま、るぅとくんは調子乗っちゃったんだろうね

るぅと

の、乗ってないです!

ころん

中学の頃だってずっとキャーキャー言われてたじゃん

ころん

ほら、それが原因でいじめも…

ころん

…いや、ごめん、なんでもない

るぅと

…ううん。いいんです

るぅと

あの時は、何も出来なかった僕も悪いですから

さとみ

そんなことないだろ

るぅと

いや、もういいんです

るぅと

あの時からずっと、一緒に居てくれてありがとうございます

僕は深く頭を下げた

大袈裟だ、なんて笑われたけど、そのくらい僕は彼らに感謝している。

3年前から、ずっと。

甘い夢に魅せられて。

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