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コメント
9件
めっちゃ好きすぎます🥺フォロー失礼します💙💛
黄青 青黄
stxxx
nmmn
通報 厳禁
青
僕は今
話したこともない クラスメイトの扉の前に立っている
彼の母はごゆっくりと一言
そのままリビングへ 戻って行ってしまった。
つまり僕は今実質 彼とふたりきりのような空間にいる
正直バカほど気まずい
扉越しだから 彼の顔は見えないけれど
いるんだろうな。ってことはわかる
とりあえず この空気をなんとかしたくて
僕は重たい口を開いて 明るく扉の向こうの彼に話しかけた。
青
青
青
我ながら優しく、明るく 話しかけたと思う
どんな返事が返ってくるか 緊張でどきどきして
汗が伝わりながらも 僕はにこ〜と笑い続けた。
だけどいつまで経っても 彼からの返事は無かった。
青
微かに聞こえる扉の向こうの物音
だが返事は無い
僕は理解した。
僕はこいつに 完全に無視されたんだ
青
うわ、がちで態度悪っ..!!!!
せっかくこっちは来てあげたのにさ..
と怒りの気持ちが込み上げてくる。
僕は彼がどうして不登校なのか 辛い過去があったのか
そんなの知らないし関係ない
僕は自分が 馬鹿にされたように感じて
それがどうにも許せなくて、
こいつが僕に口を開くまでプリントを届けてやろう。なんて
馬鹿なことを思いついた
青
青
僕は彼に大きな声でそう伝え
拳を握り締めながら 彼の母に挨拶をして出ていった。
あいつが僕に口を開いて
部屋から出てきたら 一発ぶん殴ってやろう
なんて馬鹿なことを考えながら 僕は帰って行った。
多分、酔ってたんだと思う
皆から人気でコミュ力が高い 青って存在に。
だから僕は今回のことで プライドが相当傷つけられたのだ。
絶対に見返してやる
僕は訳の分からない 対抗心で燃えていた。
桃
昨日のことを考えて ぼーっとしていると、
相棒がにやにやしながら 話しかけてきた。
青
黄くんのことは秘密なので 言えるはずもなく
僕はそっけなく答える
桃
桃
桃くんはおちゃらけたように 僕に質問してくる
僕はちげーし。と一言
それ以降は 何を聞かれても答えなかった
桃
桃
青
僕が答えないでしばらくすると 同情したような目で僕を見る桃くん
何か勘違いしたらしい。
桃
青
僕の肩をぽんぽんと叩いて わかったような言い方をしやがる
まじでなんか勘違いされてる 早く誤解を解かなきゃ
そう思ったのも束の間
桃
桃
青
彼はそれだけ言って僕を後にし どこかへ行ってしまった。
それも僕が誤解を解く前に
あいつの悪い癖は他人の話をきちんと聞かないで行動するとこだ。ほんと
お陰様で赤くんにまで勘違いされてしまった。
赤
青
赤
青
まじ最悪許さないあのくそヤンキー
青
青
僕は必死に赤くんの誤解を解いて
桃くんにざけんな。 と一言ラインを送った
めんごと返ってきたが 僕は既読を付けてない。
放課後
僕はまたプリント類を渡されて あいつの家に向かう
青
今日こそはと意気込み 僕はインターフォンを押した
すると綺麗な女性、彼の母が出てくる
彼の母は僕を見るなり笑顔で彼の部屋の前まで案内した。
僕は深呼吸をし、 扉を軽くノックする
そして
青
青
声を弾ませて彼に話しかける
だけど やはり反応はない
こうなったら仕方ない
青
青
青
僕は無理やり自分の話を始めた
こうやって話していけば何らかの反応が見られるかもしれない
それに反応がなくたって 僕の愚痴発散できるし
そんな感じで 僕はマシンガントークをし続けた。
青
僕が話をし続けていると もうとっくに二時間が経っていた
だがやはり反応はなかった。
青
青
僕は表情も見えない彼に にこっと笑ってそう言った。
黄
続きます
ドラマ観ながら書いてたから 所々変かも
なんか他界隈だけど 結婚とかモラハラとか複雑やね