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ん、、

小さい時一瞬だけ沢山の大人の人に拾われた時があった

あの時はたしか3歳ぐらいかな、

今俺は16歳

あれから14年がたった

、、ふぅ、

お母さん

起きんの遅いわ

ごめんなさい、

お母さん

はぁ、仕事行ってくるから

お母さん

じゃ

、、、

俺の体の痣は増えていった

日が経つにつれて増えていく俺の痣

薄れていく俺の感情

俺の救いはあの時の記憶だった

あの大人の人たちとの過ごした一瞬の時間が何よりも救いだった

、、、はぁ、っ、

あの人たちは、、俺の事覚えてるのかな、

、、、会いたいな、

助けて、、ほしいな、

そんな無理なことをおれは毎日願った

夜です

、、、

お母さん

、、、はぁ、、疲れたっ、

お、おかえりなさい、

お母さん

あ?邪魔なんだけど

お母さん

はぁ、、、こっちは疲れてんの、

お母さん

((ボコッボコッボコッ、、

、、、、、

もう、、、痛みなんて感じなくなってきた、

お母さん

はぁ、、無反応でつまんない

お母さん

てか今から私の彼氏が家に来るから出ていってくんない?

お母さん

子持ちってばれたらこっちも大変なの

、、、でも、

お母さん

もう帰ってこないで

お母さん

要らないから

、、、、わか、、りました、

、、、((とことこっ、

ついに追い出されちゃったな、

要らないって、、さすがに傷つくよ、

、、、っ、くそ、!

泣くことも出来ないの、?

、、、、、ぼーっ、

ここは確かあの人たちと出会ったところだよね、

名前も顔も声も忘れたけど微かに覚えてる

助けられて、、、すごく楽しかった気がする

、、、ふぅ”っ、

ここでなら、、、

最後がここならおれはこの人生に後悔なんてない

元々希望なんてなかったし

、、、はぁ、っ、

よし、!!

あと一歩前に行けば海に落ちる

おれは泳げないし、、、溺れて死ぬんだろう

、、、はぁっ、

怖くもない。

生きる方が怖い

でも俺は落ちれなかった

、、、((きょろきょろっ、

また“あの人たち”が来てくれると思ったから

、、、

でも、、

おれは顔も声も名前も何もかも覚えてない

ただあの時が楽しかった。それだけ覚えてるんだ

あの人たちは俺の事なんて1ミリも覚えてないんだろうな、

、、、ならもう、、いっか、

おれは決意を決めて最後の1歩を踏み出した

((がしっ、、!!

俺を救ってくれた人たちへ

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