君が嫌がるから。

アメリカからの突然な告白から１ヶ月ほどたった

日本が断ってから、アメリカは日本に話しかけなくなった

違和感を感じながらも引っ付いてこないアメリカが居なくなり、仕事もスムーズに進んでいた日本は楽だとしか思っていなかった

アメリカさん、今何してるんだろ…

アメリカを冷たくあしらっていた日本でさえ心配になっていた

話すことはともかく、見かけてさえいなかった

その時____

突然、なんの前触れもなくアメリカが日本の前に現れた

問いに曖昧な返事をされ、日本は少し不審に思う

…まぁ、帰ってきたから一先ず安心だな

話したい…この前の事とかだったら…

…まぁ、なんもしてこなかったし…大丈夫かな、？

仕事が片付き、アメリカの元へ早足で向かう

相変わらず定時で上がることは出来なかったが、久しぶりのアメリカと話せることは少し嬉しかった

この時、アメリカが日本に恋愛感情があることをすっかり忘れていたのだ

…さっきから、この話題になった時だけ曖昧だな…

なんか聞いちゃいけないことなのかもしれないけど…

教えてくれるんだ、と日本は少し驚く

次の瞬間

ｽｯ…

突然布を口元に押さえつけられる

吸い込んだらダメだと分かっているのに

…意識が、だんだん遠のいて行くのを感じた

I've been preparing, right? （準備してきたんだぜ？）