一覧ページ

あの日と同じ天気雨(読み切り)

第1話 - あの日と同じ天気雨(読み切り)

101

2022年12月01日

#iris

#iris BL

#🍣🐇

風冴。《N谷教信者》

風冴

こんにちは。

風冴

１１月中盤に書き上げたのにストーリーとリンク(？)させたくて１２月まで放置してました

風冴

その上体調崩して家で寝てます。

風冴

風冴(ふうが)です。

風冴

今回は雨、紫陽花がテーマのほのぼの系の読み切りです。

風冴

注意事項

🎲BL 🍣🐇 nmmn、二次創作。苦手な方、地雷さんは閉じていただければ嬉しいです。

風冴

じゃあ、どうぞ。

初🐇

な🍣こ

初🐇

…疲れた。

俺は、町の小さな本屋で働いているのだか…今日はめんどくさいお客ばっかやったなぁ…

初🐇

…疲れた！

店長

あはは。大丈夫かい？(笑)

初🐇

店長…( ´-ω-)

店長

今日は対応の難しいお客様が多かったからね(笑)

初🐇

こっちの気持ちも考えてほしいっすね。

店長

まぁ、休憩とっちゃっていいからね。その間は私が店にいるから。

初🐇

まじすか…( ´-ω-)ありがとうございます。じゃあ、ちょっと先に休憩いただきます…( ´-ω-)

店長

はい。ゆっくり休んでいいからね～

初🐇

ありがとうございます～

店長

はいよ。

ﾁﾘﾝﾁﾘﾝ…

初🐇

はーぁ…疲れた…

初🐇

…はぁ…最近対応の難しいお客さん増えてきたよな。

店長は神やな…やさしい。

ポツ…

初🐇

ん…雨降っとるやん。

初🐇

でも明るくね？w

空明るいやんなぁ…

初🐇

…ん？w

初🐇

晴れてんなぁw

晴れてるのに雨が降っている不思議な天気…どこか儚く、とてもきれいな空…

初🐇

…

初🐇

綺麗…やな…天気雨ってやつか…？

初🐇

はぁ…

な🍣こ

…綺麗ですね。(ほほえむ)

初🐇

うぉっ！？

初🐇

……え、誰…っすか？

急に出てきて急に話しかけてくるやん…

な🍣こ

あ、すみません。にこ

初🐇

え、あ、いや。大丈夫です。

え、めちゃくちゃ美形やん。え、なになに。急にイケメンが話しかけてくるとか…少女漫画？((( ……イケメンやな…

な🍣こ

疲れてるようだったので…

初🐇

あぁ…大丈夫です。

な🍣こ

そうですか…？

な🍣こ

…あの。良ければ、これからいくところ一緒に行きません…？

初🐇

…へ？w

普通、初対面の男に一緒に行きません？って言うか？？？w

イケメンは、許されんのか…？w

な🍣こ

雨の日だけ…とっても綺麗な場所があるんです。

雨の日だけ……？ちょっと気になる……でも…知らんやつについていくんはなぁ

初🐇

…なんで、僕なんですか？

初🐇

こんなにイケメンなら女の子とかつれていけばいいじゃないですか。

な🍣こ

んん…wあなたが疲れているように見えたので…ってさっきも言いましたねw

な🍣こ

…いや、ただ。

な🍣こ

気になっただけなんですけど…w

初🐇

…

雨の日にだけ見れる…綺麗な景色…俺のことが気になった… …ん…？気になった？？w

初🐇

…気になった。とは…どういう…

な🍣こ

知ってるような気がした…？

初🐇

なんで、疑問符つけるんですか。僕にきかないでくださいよ。

な🍣こ

んー…なんなんでしょうね。なにか…感じるものがあったと言いますか…

初🐇

…ちょっとよくわかんないっすね。

な🍣こ

wですよね、自分自身よくわかんないんで。

な🍣こ

ただ、あの景色をあなたに見せたほうがいい気がしたんです…w

知らない人についていくのは、やめた方がええと思うけど…、なんか、この人にはついていっていい気がする…？ …ただ単に、景色が気になるってのもあるけど。

な🍣こ

どうです？

時間はまだあるし…疲れとったし… …少しくらいなら…行ってもいい…やんな…

初🐇

…行きます。なんもしないでくださいね？

な🍣こ

wさすがになにもしませんよ、初対面の相手に。

な🍣こ

じゃ…行きましょうか。ここからだと少しだけ、歩きますけど。

初🐇

(頷く)

な🍣こ

あっちの方なんですけど…ーー

初🐇

ーー？…ーー。

な🍣こ

ーーー。ーーーーーー。

初🐇

ここ…ですか…？

な🍣こ

そうですよ。(にこ)

初🐇

庭園…？

声をかけられた男性に連れられ、たどり着いたのは…一面に紫陽花が咲き乱れ、小さなベンチと赤や白などの鯉が泳ぐ小さな池がある。小さな庭園だった。

初🐇

…綺麗…

な🍣こ

ふふ…でしょ？(にこ)

紫陽花の花が雨に濡れてきらきらと光り、池には滴によって波紋が広がり…今ではどこにいても聞こえる車の音も、人の声も聞こえない。静かな場所。…天気雨にやから、太陽の光が降り注いでて…綺麗…やな…

な🍣こ

今日は天気雨なので…いつもより、更に綺麗ですよ。

初🐇

あ…そういえば、誰なんですか？

な🍣こ

あぁ、こんなに歩いていたのに、自己紹介はしてませんでしたねw

初🐇

…いえ。

な🍣こ

僕は、ないこって言います。会社勤めの社会人ですが、雨の日や疲れたときなどは…大体、ここにいます。

初🐇

僕は…初兎、と言います。さっきお会いしたところの近くにある、小さな本屋で働いてます。

な🍣こ

初兎。…んー…じゃあ。初兎ちゃんで。

初🐇

…じゃあ、ないちゃんで。

な🍣こ

敬語ははずしても外さなくてもどちらでも。

初🐇

あー…じゃあ、僕も外すから、ないちゃんも外し？

な🍣こ

ふw…うん。

な🍣こ

本屋さんで、働いてるんだね。

初🐇

そ、

な🍣こ

なんで、疲れてたの？

初🐇

ん～、今日は対応の難しいお客様が多かったんよ。それで、

な🍣こ

そっか～、本屋さんも大変なんだね。

初🐇

そういう、ないちゃんはなんで、うちの店の近くまで来てたん？

な🍣こ

…この場所に来ようとしてたんだけど、なんか、歩きたかったから。歩いてたら初兎ちゃんと会った。から

初🐇

疲れてた理由があったんとちゃうん？

な🍣こ

いや、別に無かったけど、雨降りだしたからさ。ちょうど休憩時間だったし。

初🐇

疲れてたわけやないんやな。w

な🍣こ

そ、心配してくれてありがとう。

初🐇

ﾌﾟﾙﾙﾙﾙﾙ…ﾌﾟﾙﾙﾙﾙﾙ…

初🐇

あ、電話や、

な🍣こ

あぁ、どうぞどうぞ。

初🐇

ごめんな。

店長

通話
00:00

初🐇

はい、もしもし。初兎です。

店長

あぁ、初兎くんごめんね～、休憩中に、

初🐇

あ、全然大丈夫ですよ。

店長

ほんとに申し訳ないんだけど…さっき片付けようとして本持ち上げたら、腰やっちゃってねぇ…

初🐇

ぇ、大丈夫ですか！？

店長

腰はね、娘よんだから大丈夫なんだけど…

初🐇

あぁ、良かったです…

店長

ありがとうね。

店長

なんだけど…お店の方、この腰じゃちょっと今日は本の整理とかは出来そうにないから…

初🐇

あ、全然大丈夫です。戻った方がいいっすよね💦

店長

ほんとごめんね。接客の方は任せちゃって大丈夫だから…

初🐇

分かりました。すぐ戻りますね。

店長

ありがとうね～、休憩中なのにごめんね。

初🐇

いえいえ…腰、お大事にしといてくださいね。

店長

はい、ありがとう。じゃあ、よろしくね。

初🐇

はい、

な🍣こ

どうしたの？

初🐇

ちょっとうちの店の店長あんま若くないんやけど、腰やっちゃったみたいなんよ。だから戻ってこれる？ってさ。

初🐇

だからちょっと戻るな💦

初🐇

ほんまにごめんな💦

な🍣こ

いやいや全然いいよ。店長さんとお店のほうが大事！

初🐇

ありがと。

初🐇

じゃあ、さっきの道戻ればええ？

な🍣こ

そうだね。もしあれなら。ここの路地出たとこで、タクシー拾えばいいと思う。

初🐇

ごめんな💦ありがとう。また、会えたら！

な🍣こ

はーい、またね。

店長

あぁ、初兎くん。

初🐇

遅くなっちゃいました～💦

店長

大丈夫大丈夫。ありがとうね。

初🐇

いえいえ。この箱に入ってる本、片付ければいいですかね？

店長

そうそう。あとね、裏に新しく入った本も置いてあるから、それも棚に並べてくれるかい？

初🐇

はい、分かりました～

初🐇

…ここに積んであるのは…？

店長

それはね、お客さんが、引っ越すときに置いてってくれた本だから…

初🐇

裏に入れちゃえばいいですか？

店長

うん、それで大丈夫。ありがとうね。

初🐇

ふぅ…終わった…💦

店長

ほんとにありがとうね。助かったよ～

初🐇

いや、僕も運動不足だったんで、いい運動になりましたから…w

店長

お、雨も止んだみたいだね。

店長

もう、6時半だし、帰っちゃっていいからね～

店長

あ、あと、そこにある。蓋ついてる木箱の中の本持ってってもいいよ。

初🐇

まじすか？ありがとうございます。読みたいのあったら持って帰ります！

店長

はい、じゃあね。今日はほんとにありがとう。明日もよろしくね。

初🐇

分かりました。さようなら～、腰お大事になさってください。

そんな感じで毎日が流れて行き…

初🐇

ないくーん。おはよ～

な🍣こ

初兎ちゃん、おはよう。

俺は雨が降るたびに、ここに通っている。そして…雨の日にないくんと話すのが楽しみになっていた。

な🍣こ

もう、ここに俺が初兎ちゃん、連れてきて…何ヵ月？w

初🐇

わからん、w７ヶ月くらいちゃう？

な🍣こ

大分たったねw

初🐇

だって会ったとき、店長が腰やっちゃった時やから、５月くらいやろ？

な🍣こ

あー、初兎ちゃんとこの店長さんが腰やっちゃった記憶はあるわ。確かに５月くらいだったw

初🐇

やろ？だって、もう１２月やで？めちゃくちゃ寒いやん。
１２月からやから、普通に考えたら７ヶ月くらいやない？w

な🍣こ

そーだねw７ヶ月かぁ…でも、結局連絡先も交換してないし、ここと初兎ちゃんとこの本屋以外で会ったことないよね。

初🐇

あー確かに、７ヶ月間もあったのに、連絡先も交換してないなぁ…w

な🍣こ

すごいよね、ここか本屋でしかあってないのに、すごい仲良くなったし。

初🐇

…え……何言っとん？

な🍣こ

…え、なんか変なこと言った…？

な🍣こ

あ、もしかして仲良く…ない…？仲良くなれたと思ってんの…俺だけだった？

初🐇

え…あ、いや…違う違う。

な🍣こ

あ、良かった。

初🐇

いや…ないくんに仲良いって思われてないとおもっとった…w俺はめちゃくちゃ仲良くなれたと思っとったから。一方的に思ってんねやろなぁ、って思ってた。

な🍣こ

…wなにそれぇ～…w大丈夫だよ。仲良しですっ！w

初🐇

wよかったww

実を言えば…ないちゃんのこと好きやけどな！w恋愛的な意味。 …言わないけどね。…この気持ちは俺の心の中に留めておく。思っとるだけでええからさ。w

な🍣こ

あ、明るく…なった？

初🐇

ん？雨止んだ？

な🍣こ

え、いや、止んでないw

初🐇

なんか出会った日もこんな天気やったね。

な🍣こ

天気雨？

初🐇

うん。めちゃくちゃ綺麗だった、

な🍣こ

…今日も…だね。

な🍣こ

空、見て？

初🐇

ん？

初🐇

…ほんとや。会った日と一緒。w

な🍣こ

…綺麗ですね(にこ)

初🐇

wそうですね(にこ)

な🍣こ

景色も、同じだよ…？w

初🐇

うん。そやねぇ。w

初🐇

紫陽花は枯れてもうてるけど。

な🍣こ

初兎ちゃ～ん？

初🐇

なに～ぃ？

な🍣こ

愛してるよ～ぉ！w

初🐇

…へ、は？……ん？

な🍣こ

だから。愛してる！w

初🐇

………

な🍣こ

初兎ちゃんは？

初🐇

…w俺も…愛してる！w

な🍣こ

wwここでしか会ったことないのにね？

初🐇

連絡先もしらんのにね？w

な🍣こ

天気雨がくれた奇跡…かな？w

初🐇

そう…かも？w

な🍣こ

wじゃあ、今度はさ？
…恋人として、隣にいさせてくれますか？

初🐇

…ふふ…w

初🐇

こちらこそ！喜んでっ！

な🍣こ

まぁ…とりあえず。連絡先交換しましょうか…w

初🐇

付き合ってから交換するって…w

な🍣こ

ね…w

初🐇

次は雪が綺麗なとこいこ。

な🍣こ

これまで、雨だったから？

初🐇

そ、

な🍣こ

楽しみにしてまーすっ！w

初🐇

ふふ…w

初🐇

そーいや、気になっててんけどここの鯉だれが世話してんねやろな。

な🍣こ

え？俺。

初🐇

…え、そやったん？w

な🍣こ

そうそう。w

初🐇

そやったんや…wスッキリしたわ、誰も世話してないんやったら…かわいそうやな思うとったからw

初🐇

あ、そろそろ昼休憩終わりや

な🍣こ

ん、あぁ、もうそんな時間か

初🐇

wじゃあ、

な🍣こ

うん、また。

雨の降る日に…ね！/な！

初🐇

w連絡先交換したのにw

な🍣こ

ね～付き合ったのにw

初🐇

まぁ、そういうカップルもありちゃう？

な🍣こ

そーだね～…w

初🐇

ーー、w

な🍣こ

ーーーー。…ーーw

～*＊~あの日と同じ天気雨~＊*～

この作品はいかがでしたか？

101

2件

えも…好きです((

風冴。《N谷教信者》

プロフィール

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい！がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

あの日と同じ天気雨(読み切り)

第1話 - あの日と同じ天気雨(読み切り)

作者の他の作品すべて見る

#irisの新着小説
一覧

関連するタグ

あの日と同じ天気雨(読み切り)

第1話 - あの日と同じ天気雨(読み切り)

作者の他の作品すべて見る

#irisの新着小説一覧

関連するタグ

#irisの新着小説
一覧