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ナンパ
君、可愛いね。どこの高校?
ぇ、
北 信介
知らん人が声掛けてきたの、 声と横目で見たのでわかった。
俺が見えんかったんやろか、 距離も近いし、言い方も軽い。
あんまりこういうん。好きやない。
でも、
「彼女です。」
とは言えん。 嘘になる。
貴方の半歩前に出て、 声は低めで、落ち着いたまま。
北 信介
それだけ。 威圧もしない。怒りもださない。
続けたら面倒な相手。 とだけ思わせれたらええ。
北 信介
北 信介
男性が諦めてどこかに行ったのを見てから、 彼女をつれて元いた場所に戻り始める。
北 信介
彼氏でもないのに、彼氏面されて。 嫌に決まっとる。
ありがとう
北 信介
胸が、締め付けられたような気がした。
いや、救われたんやと思う。
ナンパがあった日。夜。
風呂上がり。部屋は静か。
今日の話、もう終わった事やのに ずっと頭から離れへん
北 信介
自分でも、口に出たことにびっくりしてもうた。
○○(苗字)さんがどんな気持ちでおったか考える
怖かったか
困ったか
俺がおったから大丈夫やったか
後者やったらええなとは思う。
でも、○○(苗字)さんに確かめる勇気はまだない
今思えば、 一緒に帰ったり、勝手に取られたないとか思ったり。
彼氏でも無いはずやのに。
ほんまに、一緒におってええんやろうか。
でも、 今日は考えるより先に、体がうごいた。
北 信介
北 信介
今のは、口に出た事に驚かんかった。
俺は、○○(苗字)さんの事、離す気無いんやな。
でも
○○(苗字)さんとの関係に名前を付けるのはまだ先やな
名前付けるんやったら、 ちゃんと向き合ってからや。
軽く言うくらいやったら、言わんほうがええ。
貴方の事を考えながら、布団に入る。
明日、同じ距離で話せるやろか。
いや、もう距離は変わっとるか
戻る理由、無くなってもたな。