隠生族 番外編

ガチャ バタン

ブゥゥゥゥウウウウウン (バイクの音)

ここからドラケン視点！ 右側によってるこの文字はドラケンの心情ね！

俺は、外ズラだけで長に信頼を貰ってるグズの養父養母の元に生まれてまもなく預けられた

時々長が俺の様子を見に来る時だけ俺に優しくして、いなくなればサンドバッグ扱いになる

それが俺の日常だった

この時既に8歳

無愛想で信頼、信用の言葉を知らなかった俺には、長のことをいつのまにか心の拠り所にしていた

そんな俺にとって20代目の長がいなくなるのは、精神の死を意味するのとおなじで、悲しくなった

その時ちょうどタイムセールはしていたが、人がいっぱいでとても入れる雰囲気じゃなかった

ガチャ

当時の親父は俺を最初に言ったようにサンドバッグのような扱いをして、ストレスがたまれば構わず俺を殴った

当時まだ力のコントロールが不安定だった俺には少しの刺激でも暴走しかけそうで、自分が自分じゃなくなりそうで怖かった

自分の吐いた血を掃除するドラケン

お袋はだいの遊び人で、いつも帰りが遅かった。

夜にしかいつも顔を見せず、保護者の必要な行事に関しても一切参加したことがない

バタン

その時既に極度のストレスが畳みかけてきて、俺は味覚がおかしくなってしまった

親父たち以外この家に人は当然いる訳もなく、虐待を受けた傷や怪我はできる範囲俺が自分で治療していた

翌日

ガチャ バタン

ﾄｺﾄｺ(((((*´･ω･)

ﾋｭﾝッガンッ！

2種持ちの俺は家だけじゃなく、外に出ても周りから偏見の目を向けられ、石を投げられたりバカにされたりといじめにあってきた

アハハと笑いながら走ってガッコ行く奴ら

ガラガラ

ボンッ

粉がいっぱい着いた黒板消しが落ちてくる

毎日こうやっていじめに耐えていたら、そいつは急に現れた

ハンカチを取り出してドラケンの粉の残ってる所を吹く

そいつはいきなり現れたかと思うと、いきなり自己紹介を始めた

黒板消しを拾う

教室中が三ツ谷とか言ったそいつに視線を向ける

粉を落としに行くモブ太

本当にわけが分からなかった、急に俺を助けてよろしくって言ってきて、本当に何がしたいんだあいつは

どうせなにか企みがあって俺に近ずいてきてるんだろ、関わらない方がいい

そう思っていたが、次の日からのあいつのひっつき虫のような声がけ攻撃には頭を悩まされた

次の日

次の日 (移動教室の時間)

次の日 (体育の時間)

次の日 (空き教室)

正直なんなんだこいつと殴ってやりたいくらい、毎日毎日声をかけてくる三ツ谷が嫌になって、今日は一日隠れて過ごそうと思っていた。でもあっさり見つかってしまった

俺の話を一切聞かず、その場に弁当を置いてどこかに行く三ツ谷をみて俺は弁当箱を開けた、

普通のどこにでもあるような飯なのに、久々に温かい味のするご飯をその日食べたおれは、涙がずっと止まらなかった

はーい

そういわれて三ツ谷に手を引っ張られ、俺はその日初めて【友達】の家に行くことになった

ガチャッ

タッタッタッ

後半に続く