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白玉
白玉
白玉
白玉
白玉
白玉
白玉
白玉
白玉
のあ
えと
白玉
えと
白玉
のあ
白玉
白玉
のあ
白玉
スタァァァァト(台パン)
ピピピッ ピピピッ ピピピッ
のあ
ピッ(アラームを止める音)
のあ
ゆっくり起き上がり眠い目を擦る
起き上がろうとした…その時
気づいた
のあ
自分の声が出ていない事に
のあ
何度発声しようと部屋には無音が漂う
のあ
のあ
のあ
のあ
>ザザッ 続いてのニュースです。 巷で流行っている"奇妙"な病気について その病気はなんの前触れも無く発症し 治療法は未だ分かっていないと言うもの
のあ
えと
全国でも数が極めて少なく 病院側も手が足りないようです。 ごく稀に治るケースもありますが 殆どが治らずにいる状況です。 症状としては、様々ですが 人間の感覚の一部が欠損する様です。
のあ
えと
のあ
えと
のあ
えと
のあ
2人はくすくす笑っていた
のあ
のあ
のあ
のあ
のあ
のあ
なんて色々考えてたらもう一度アラームがなる。
ピピピッ ピピピッ ピピピッ
のあ
アラームを止めて 私はえとさんの部屋に向かった
えと
コンコンコン
軽いノック音が部屋に響く
えと
まだ眠たくって 目を閉じたまま返事をする
えと
えと
なんて呑気な事考えながら布団で縮こまってた。
ガチャ
えと
いつもと違う行動に不信感を持つ
えと
眠いけどゆっくり身体を起こして
目を開けた
…つもりだった
えと
何やら胸の奥がざわつく
のあ
私はそっとえとさんの手に触れる
えと
そこに誰かが居るのは分かっているが その人物は何も発しない
情報が頭で完結されず 恐怖心だけが心を埋めていく
えと
えと
えとさんの手に触れた瞬間
私の手はえとさんに振り払われてしまった
のあ
えと
えとさんは軽いパニックを起こして 何度も…何度も私の名を呼んでいた
まるで迷子の子供が 自分の親を探すみたいに
えとさんの瞳に私が映れど 認識されない。
それ以上にえとさんに振り払われたのが 何よりも辛くて…辛くて
私の瞳からポロポロと涙が零れる。
拒絶されるのはこんなにも辛いんだ
のあ
えと
えと
恐怖に堪らず叫ぶように声を 出すけどやはり返事は無い
その事実がさらに私を恐怖心で埋めつくしていく
えと
気づけば私の目からは涙が溢れていた
縋るように彼女の名を呼ぶ
えと
えとさんは泣きながら部屋の隅で 布団を頭から被って震えていた。
今の状態でえとさんに近寄ってもきっと 怖がらせてしまう
涙を拭いながら えとさんの部屋を後にする
のあ
ギシッ
えと
床の音でさらに震え出すえとさんに 私は何も出来ないまま部屋を出た
えとさんの部屋を後にして とりあえずリビングまで戻ってきた
のあ
拒絶が思ったよりも心に来てて 涙が溢れて止まらない
のあ
のあ
のあ
のあ
のあ
のあ
のあ
考えながらさっきの出来事が思い返される
拒絶された手
出ない言葉
怯える彼女
のあ
さしずめ 『話せない私と見えない彼女』 って所だなぁ…
少しだけこの状況から 良い方向に前進出来たのか
そんな事考えられるくらいの 余裕が私には出来た。
のあ
ソファに降ろしてた腰をあげて 2階のえとさんの部屋に足を進める
白玉
のあ
白玉
えと
白玉
のあ
白玉
のあ
えと
白玉
えと
白玉
のあ
白玉
のあ
えと
白玉
のあ
白玉
えと
白玉
のあ
えと
おつしら!!!!