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ある朝、俺は考えていた
svさんと最近話せていない。
彼はこの城に雇われている騎士団の団長だ。
彼の親も騎士団で、その後を継いだらしい
王子が何を悩んでいるのだと言われそうだが
使用人の中でもsvさんは一番のお気に入りなのだ
それに、幼馴染だ。
昔からよく遊んでいた。
でも、昔は良くても今はダメ。
歳を重ねるごとに彼は権力の差を 気にし始めるようになった
でも俺は権力とか立場とか正直どうでもいい
“王子”と言う立ち位置もあまり気に入っていないし
俺の周りの人は皆、立場というものをよく気にする
中学ぐらいの年齢になった頃は、母親に 「あの騎士団の息子と遊ぶな」とよく言われていた。
けど、仕方がない。彼という人間が好きなのだから。
友達の中でも1番のお気に入り。 兄や弟よりもずっと好きだったし、 ずっと一緒にいた。
親に隠れて2人で遊ぶのは、とても楽しかったし、 輝かしい“青春”でもあった。
頬杖をついて外を眺める。
騎士団の人々が見えて、つい彼を探してしまう。
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彼を見つけて、つい声を上げる。
と、頭を叩かれる
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そうだった。仕事中か。今は
年齢が14歳以上になったら、俺たち王子は仕事をし始めなければいけない。
難しい言葉の羅列。
頭を抱える。
こんな時、彼が淹れてくれた紅茶が飲めたら。
俺は彼の淹れた紅茶が大好きだった。
俺の好みそのままで、それを彼は知っている
まあ、それは彼の本職ではないのだけど....
今日は諦めよう。
と思った矢先、
コト、と言う音がして、初めて彼が紅茶を淹れてくれたことに気がついた。
sv
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そして紅茶を口に運ぶ。
香りも味も完璧で、全てが俺の好み。
この味と香りになって、初めて“紅茶”だと呼べるのだ
やはり彼が淹れる紅茶は絶品だ。
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sv
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sv
sv
sv
そう言って彼は去っていった。
扉から出ていく彼の姿を見て
近いうち、2人で話す約束でもすれば良かったと、後悔する
まあ、また今度見かけた時でいいだろう...
そんなことを考えて、書類と向き合う
さっさと終わらせて、彼と話す時間を作らなければ。
紅茶を淹れてもらって、菓子でもつまみながら。
他愛のない会話を、昔のように....
昔とさほど変わらない、彼と。
主
主
主
主
コメント
6件
何でこう神作を作れるんですか 貴方は!:(っ`ω´c):グヌヌ ありがとうございますm(_ _)m
🐸さん紅茶入れるの解釈一致でしかない✨ 2つも投稿ありがとうございます🙇♀️
投稿感謝です! 🐸彡、紅茶をいれるのが上手なのかな……確かに美味しそう、(( 🌷彡お兄さんって、想像できるな、 続き楽しみにしてます!いつらでも待ちます✨