バランスが崩れそうになるところを、 後ろから赤葦が支えてくれた
手が重なり、寄りかかってしまう
堀田日和
っありがとう!
赤葦京治
…いえ
赤葦京治
いきなり声をかけて
すみません
すみません
堀田日和
大丈夫!
堀田日和
どうかしたの?
そう問いかけると、何故か黙ってジッ… と見つめてくる赤葦
赤葦京治
…可愛い
堀田日和
え!?
「可愛い」という言葉が聞こえてきたような気がした
思わずバッと振り向くと、 すっと目を逸らされる
赤葦京治
何でもないです
赤葦京治
おにぎり1つ貰いますね
堀田日和
(気のせい、かな?)
堀田日和
う、うん
堀田日和
どうぞ
赤葦の手に1つおにぎりをのせる
赤葦京治
…あの
赤葦京治
堀田さん
堀田日和
ん?
赤葦京治
相談があるんですが
赤葦京治
時間ある時聞いていただいて良いですか?
堀田日和
!
堀田日和
(赤葦が…私を頼っている!!)
堀田日和
もちろん!!!!
さっきのことなど忘れて、 何でも相談したまえ!と胸を張る
赤葦京治
ふっ
赤葦京治
はい。ありがとうございます
堀田日和
えっ
堀田日和
(笑った、?)
赤葦京治
では
堀田日和
あ、うん!
堀田日和
(レアだな~)