【第一章】人狼物語

「あーあ、あいつ死ねばいいのに」

「ねえねえ、あいつきもくね？」

きっとあなたもこんなこと言ったことあるだろう。

今からでもいい、

考えてほしい

これは私達の生き抜いた血と汗の物語である。

人狼物語　第一章

「佳奈ー、おはよー」

2年2組の31番、夢原佳奈。

今日もいつも通り席に座る。

圭介から渡されたのは、封筒に入った厚紙

『お越しにならなかった場合、強制的に処罰されます。』

そんなわけないよね、と思いながら話を終えた。

ＰＭ6:02　下駄箱前

吹奏楽部を終え、靴を取る。

パラッ

手に取り紙を取る。

『　　　　　　夢原佳奈さん　　 　　　　　　　　　あなたは生贄に選ばれました。本日6:30に以下の場所にお越し下さい。』

6:23　公園付近

住宅街から少し離れた公園。 周りは田んぼと森のみ。

本田芽亜里は同じクラスで、無口なキャラ。

私を含め、ここには計8人の生徒が集合していた。

相変わらずのキャラだ。

さすがバスケ部だ。

彼女が指差した先は田んぼ道の方。車の光だろうか？

光に気を取られているうちに、何者かに襲われたのだ

次々に襲われていく、犯人としよう。 犯人は2,3人で手になにか持っている。

死んでしまうのだろうか？

ふっと視界が遮られた。

ザザザザサッ

気の揺れる音。ふと目を覚ます。

どこかの建物のようだ

携帯を探す。

闇に包まれている、だか朝であることは間違いない。

次々に目が覚めていく。はやく、ここから出たい。

ガコン！

圭介は部屋のカーテンを開けに行く、森の中のようだ。森の中にある大きな建物の中に私達はいる。

部屋はホコリがなく、誰かが住み着いている感じ。 小ホールのような感じで、テレビと椅子が8脚円上に置かれている。

テレビをつける。どうやら電気は通っているようだ。

ブォォンと音を立て動画は始まった。

『これから人狼ゲームを始めさせていただきます。』

これが悲劇の始まり。