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落ちこぼれに構う王子に困ってます。

第3話 - 第3話

2024年09月13日

#sxxn

#黄緑

DARUMA

あ”ー、説明めんどくさかっ、た。

みこちゃん待ってるだろうし、早めに行こ。

親しくするつもりなんて無かったんだけどな……

なんでだろ

モブ

なーーでさーー

モブ

えーーでー

（うわっなんか話してる）

モブ

あの“落ちこぼれ”に？

ﾋﾞｸｯ（俺の……ことか……）

モブ

そうそう、あの王子様が構ってんの、

モブ

なんでそんなこと、……時間のムダでしょ？

モブ

俺に聞かれても！

やっぱ、そう思われてるよね……（ﾎﾞｿｯ

無視しよ、聞いちゃダメだ。

ダッダッダッ

モブ

え、誰か聞いてた？

モブ

まぁ聞かれて困る事でも無いだろ。

モブ

それもそうね、

着いた……

（久しぶりに走ったな……体力だけは頑張らないと）

……

正直言って、このまま入るか迷った。逃げ出してしまいたいのが本音だ。

どんな目線向けられるか……

スッーーーーー。よし。行こ、

ｶﾞﾗｶﾞﾗ

……！、

怒りかな、蔑みかな、なんて予想して入った教室。俺に最初向けられた目は、助けを求める物だった。

……みこちゃん。なにしたの？

ん？あぁすちくん。服ありがとね〜！

明るく返事するみこちゃんは何時ものみこちゃん。声色だけは、

なに、したの？

んや？、なんもないよ。

嘘つけ、なんもないのにこんな目線。向けられるはずがない。

そっか、

でも、俺には関係無い。

あ！ごめんなんやけど、廊下で待っててくれん？

うん。大丈夫だよ。

ｶﾞﾗｶﾞﾗ

……よし。

モブ

ご……な…い

ん？なんて？

モブ

ごめんなさい……

許すと思ってんの？

モブ

すみません……もう、しませんから……。

謝んなくたってええよ？俺は興味ないし、

だけど、すちくんには関わらんといてね、

モブ

な、なんでアイツが……！

モブ

やめろ！……ダメだ、油を注ぐかもしれない……

ん？わからないんなら別にええよ？

モブ

ヒッ……、（ﾌﾞﾙ……ﾌﾞﾙ……

すちくんの良い所なんて、俺だけ知っとけばええもんね、？

（何となく分かってた……。）

みこちゃん……

この学校。みこちゃんの家程壁厚くないから。

ｶﾞﾗｶﾞﾗ

ごめん！お待たせ！

大丈夫だよ？みこちゃん。

良かった……

ごめんね、脱衣場行こ、！

うん。足元気を付けてね、濡れてるから……

んえっ、うわっ（ズタッ

おっ、言ったばっかじゃんw

お見苦しいところを……（笑った！）

ちゃんと大丈夫だった。

（うん。良かった。みこちゃんが、）

“ちゃんとまともじゃなくて”。

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