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ガシャーン‼︎
目が覚めた…
翔洋
汗で全身がぐっしょりしている
翔洋
翔洋
昔からへんな夢を見ることが多かった。 他人の人生を体験するような、まるで前世の記憶でもみているようだ
着替えようとドアの前に行くとドアが勝手に開いた すると目の前に父が立っていた 体がこわばり勝手に汗が出てくる
父
そういう父は僕の目を見ていない
翔洋
まだ機嫌が良くてよかった、 そう思いながら父に言いつけられた皿を片付ける
翔洋
翔洋
カケラで指を切り青白い手に真っ赤な血が流れていった
翔洋
ドンッドンッドンッ 床の振動と共に大きな音が近づいてくる
翔洋
ギィィ 古く、立て付けが悪いドアが音を立てながら開いた
父はこっちをみて睨み 舌打ちした
父
機嫌が悪い、早く終わらせて戻らなきゃ そう思いながら手を動かすが震えてうまく力が出ない、
早くしないと怒鳴られる、 呼吸が荒くなるのが自分自身でもわかる
ガッッ 髪を掴まれた
父
雑音のない空間に父の声が響く 息が浅くなる、空気が足りない喉が焼けるように痛くなった 声が出てこない
父
さらにイラついてきているようだ
翔洋
これでもかというほど声を絞り出して 返事をした
父
ドサッ そのまま床に叩きつけられた
胸の奥でドクンドクンと心臓が暴れだす 耳の奥でその音が反響して他の音が聞こえなくなる
視界が横になったまま父が上に行く様子が見えた
翔洋
父に気づかれないように小さく呟いた