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コメント
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みぅ🤍🥀だよ〜っ🥀 第2話、読んだよ……。 もう、ほんとにもう………。 ころちゃんの覚悟とか、さとくんに手を繋がないって決めた理由が、切なすぎて胸が痛くなったよ……。 最後の病室の告白、お互い想い合ってたのにすれ違ったまま終わっちゃうの、ほんとに辛かった……。 最後の花火、綺麗だっただけに、涙止まらなかったよ……。 ジェくんの目線も、すごく効いてた……。
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夜桜 みよ(主)
ある夜、俺がころちゃんの家に遊びに行って、りぬと一緒にゲームをしていた時のことだった。
ジュースを持ってきたころちゃんが、顔を輝かせて俺たちに言ったんだ。
ころ
ころ
ころ
ころ
その嬉しそうな笑顔を見た瞬間、俺とりぬの動きはピタッと止まった。俺たちはゆっくりと顔を見合わせ、一瞬で胸の奥が冷たくなるのを感じた。
ジェ
ジェ
りぬ
りぬ
りぬ
りぬ
りぬ
俺たち二人は知っている。ころちゃんの命がもう長くないことも、最近体調がどんどん悪くなっていることも。
何も知らないにいちゃんと二人きりで出かけるなんて、あまりにも危険すぎた。今にも泣き出しそうなりぬの隣で、俺は必死にころちゃんを引き留めようとしたけれど、ころちゃんは寂しそうに笑って頭を下げたんだ。
ころ
ころ
ころ
ころ
ころ
ころ
そこまで強い覚悟を見せられたら、俺たちに止められるわけがなかった。
ジェ
ジェ
ジェ
ジェ
りぬ
りぬ
りぬ
りぬ
ころ
ころ
二人が人混みを離れて、昔から四人でよく集まっていた神社の裏手の丘へ向かうのが見えた。
俺らも気配を消して、少し後ろの木陰に身を潜める。
その夜の約束から、無情にも1週間が過ぎた。
お祭り当日の夕暮れ。兄ちゃんたちが浴衣に着替えて校門で合流したのを見届けてから、俺とりぬは、一定の距離を保ちながら歩き出した。
ジェ
ジェ
ジェ
ジェ
街灯の影に隠れながら、俺は隣を歩くりぬに声をかけた。りぬは浴衣の袖をぎゅっと握りしめて、前を歩く二人の背中をじっと見つめている。
りぬ
りぬ
りぬ
りぬ
りぬ
りぬ
りぬ
りぬ
りぬの目は、心配ともう一つの感情──必死に涙を堪える色で潤んでいた。俺らは息を潜めて、賑やかな夏祭りの会場へと足を踏み入れた。
赤や黄色の提灯が並ぶ人混みは、思った以上に激しかった。 前を歩く二人の姿を見失わないように、俺とりぬは人波をかき分けて進む。
その時、前方で大きな人の流れができて、ころちゃんと兄ちゃんの距離が離れそうになった。
あ、兄ちゃんが振り返って、手を差し出した。
ジェ
ジェ
ジェ
ジェ
ジェ
ジェ
兄ちゃんが手を繋ごうとしているのが見えて、俺は心の中で「そのまま手を繋いで、ころちゃんを支えてやってくれ」って祈った。
正式、ころちゃんは笑ってその手をすり抜けた。そして、兄ちゃんの浴衣の袖を、 遠慮がちにきゅっと掴んだんだ。
りぬ
りぬ
ジェ
ジェ
ジェ
ジェ
花火の光に照らされたころちゃんの小さな後ろ姿が、あまりにも健気で、俺の胸の奥がギリギリと痛んだ。
ここで、夜空に大きな花火が打ち上がった。
さと
さと
さと
ころ
ころ
ころ
遠くから、二人の楽しそうな話し声が聞こえてくる。夜空を見上げて、お互いに顔を見合わせながら笑い合っている姿は、どこからどう見ても普通の、仲の良い幼なじみだった。
りぬ
りぬ
りぬ
りぬ
りぬは涙目で、でも少し嬉しそうに呟いた。
ジェ
ジェ
ジェ
ジェ
ジェ
りぬ
りぬ
二人が胸を締め付けられるような思いで寄り添う中、花火はいよいよクライマックスを迎えようとしていた。
さと
さと
さと
ドオオオオン・・・・・・!!!
夜空が割れるような大音量とともに、一番大きな金色の花火が世界を眩しく照らし出す。
その光の中で、ころちゃんの身体が、糸が切れた人形みたいに崩れ落ちるのが見えた。
さと
さと
さと
さと
さと
兄ちゃんが引きつった笑みを浮かべながら、ころちゃんの顔を覗き込む。
だけど、ころちゃんの瞼は閉じたままで、ピクリとも動かない。
さと
りぬ
俺が止める間もなく、莉犬が叫びながら木陰から飛び出していった。
兄ちゃんが驚いてころちゃんを抱き止める。俺も、なりふり構わず二人の元へ駆け寄った。
りぬ
りぬ
りぬ
ジェ
ジェ
兄ちゃんは、突然現れた俺たちを見て、訳が分からないって顔で目を見開いている。
さと
さと
さと
さと
さと
さと
混乱と恐怖で、兄ちゃんの声が震える。
りぬはころちゃんの浴衣の胸元に顔をうずめて、しゃくり上げながら必死に声を絞り出した。
りぬ
りぬ
りぬ
りぬ
さと
さと
さと
さと
さと
りぬ
りぬ
りぬ
りぬ
りぬ
りぬ
りぬ
さと
りぬの悲痛な叫びが、夜の丘に響き渡る。
ジェ
ジェ
ジェ
ジェ
ジェ
ジェ
ジェ
ジェ
さと
花火が完全に消え去り、あたりは急に静寂に包める。
兄ちゃんは、自分が抱きしめている幼なじみの身体を、呆然と見つめた。
実は、兄ちゃんはずっと前から、ころちゃんのことが「幼なじみ」としてじゃなく、一人の男の子として大好きだった。
関係が壊れるのが怖くて、ずっと『ただの幼なじみ』のフリをしてた。
1週間前、夏祭りに誘われたとき、本当は飛び上がるほど嬉しかった。
さっきお祭りで「手繋ごう」って手を差し出したのも、本当はころちゃんの手を握りたかったから。
それなのに、ころちゃんは袖を掴んできた。
『あいつは俺のこと、ただの友達としか思ってないんだな』
そうやって、自分の気持ちに蓋をして、いつも通りの幼なじみを演じていたのに。
まさか、これが最期になるなんて。
さと
さと
さと
さと
兄ちゃんはころちゃんの身体をきく抱きしめ、その肩に顔をうずめて、声を上げて泣き始めた。
さと
さと
さと
さと
俺は震える手で救急車を呼び、俺たちは病院の真っ白な廊下にいた。
お祭りの音は一切届かない。ただ、規則的に響く機械の電子音だけが、重苦しく廊下に響いていた。
さと
兄ちゃんは、パイプ椅子に座って、自分の両手に顔を埋めたままピクリとも動かない。
浴衣の袖には、ころちゃんが最期にきゅっと掴んでいた場所が、今もシワになって残ったままだ。
りぬ
りぬは俺の隣で、泣き疲れて静かにしゃくり上げている。
手術中のランプが消え、先生がゆっくりとこちらに向かって歩いてきた。その暗い表情を見た瞬間、俺たちの心臓は冷たく凍りついた。
先生
先生
先生
先生
その瞬間、りぬが先生の胸元に飛びかかった。
りぬ
りぬ
りぬ
りぬ
りぬ
りぬ
りぬ
ジェ
俺はそんなりぬを、後ろからきつく抱きしめた。
兄ちゃんは、ただ呆然と立ち尽くしている。
さと
現実が受け止められなくて、兄ちゃんの瞳から、光が完全に消えていく。いつもはあんなに頼もしくて格好いいお兄ちゃんだったのに、今はまるで迷子の子どもみたいに、 肩を小さく震わせている。
兄ちゃんはフラフラとした足取りで、 ゆっくりと病室の扉へと歩き出した。
ガラガラ・・・・・・・と、静かに病室の扉が開いた。 部屋の中は、規則的に響く「ピッ、ピッ・・・・・・」 という心電図の電子音だけが響いていて、ころちゃんがベッドの上で静かに眠っていた。
ころ
さと
兄ちゃんはベッドの横に崩れ落ちるように膝をつき、ころちゃんの白くて冷たくなりかけた右手を、両手でぎゅっと包み込むように握りしめた。
さと
さと
さと
さと
さと
兄ちゃんの声が、ポトポトとシーツに落ちる涙のせいで激しく震えている。
さと
さと
さと
さと
さと
さと
さと
ずっと胸に閉じ込めていた、兄ちゃんの本音。
「ピッ・・・・・・ピッ・・・・・・」と刻まれていた電子音のテンポが、急にゆっくりになり始める。 それと同時に, ころちゃんの指先が、ほんの少しだけぴくりと動いた。
さと
ゆっくりと、ころちゃんの長い睫毛が震えて、かすかに瞼が開いた。その瞳は、まっすぐに兄ちゃんを見つめていた。
ころ
さと
ころ
ころ
ころ
ころ
弱々しいけれど、はっきりとした告白。
ころ
ころ
ころ
ころ
ころ
ころちゃんは、最後の力を振り絞って、兄ちゃんの手をきゅっと握り返した。
ころ
ころ
ころ
ころ
ころ
ころ
ころ
さと
さと
ころちゃんは優しく微笑んだまま、ゆっくりと、静かに目を閉じた。
ピーーーーーーー⋯⋯
冷酷な電子音が、病室に真っ直ぐ響き渡る。 握りしめていたころちゃんの手から、ハラリと力が抜けていった。
さと
さと
兄ちゃんは、もう動かなくなったころちゃんの身体をきつく抱きしめて、叫ぶように泣き続けた。
りぬは大声を上げて泣き崩れ、俺もりぬを抱きしめたまま、ただ大粒の涙を流すことしかできなかった。
窓の外では、いつの間にか夏祭りの夜が終わり、静かな深夜の闇が広がっていた。
お互いにずっと大好きだった2人の、あまりにも切なくて、あまりにも美しい、最後の瞬間だった。