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あの日の君へ

あの日の君へ

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15

第十五話:あの日の君へ

♥

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2023年11月19日

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あれ、青ちゃん
知らなかったの?

知らない、知らない

逆に紫くんは
知ってたの?

え、うん

だって、いつも帰り道で
別れるところでしょ?

そうですよ笑

えぇ〜…

あそこの道は
入り組んでるからさ、

どっかの道に入って
自分の家に帰ってるんだ
…とばかり…

普通にあの花屋さんが
僕の家ですね、笑

マジかぁ…

まぁ、そんなことは
どうでもいいので!

早く僕の家に
行きましょ!!
( グイッ、

わっ、?!

わかったから、
走らないで笑

笑笑

…綺麗…

僕のお気に入りです笑

…わかる、笑

…お供え物の
花と言ったら…

カーネーションとか?

う〜ん、

どうなんでしょう?

百々さんの好きな花
何だったけな…

…母さんは、
彼岸花だったけど…

彼岸花、ですか

…綺麗な花だよね

うん、笑

…この花にしよ、っと

その花は…

ベコニア

…可愛くて、
百々さんの
淡い桃色みたいな
色だったから笑

惹かれちゃった笑

…意味はあるの?

花言葉は確か…

” 幸福な日々 ”

僕は百々さんと
過ごした時間が
言葉にできないほど
幸せだったから

きっと死ぬまで
忘れないような
日々だったから笑

そうだね、笑

( 僕は百々さんと
過ごした時間が
大好きだったよ )

今の環境も、
好きだけどね笑

明日から実習だね〜

めっちゃ緊張する笑

そうですね笑

頑張ろ〜っ!!

お〜っ!!

頑張りましょ〜っ!!

数年後

…………

…青ちゃ、

なに、

青ちゃんは 変わってしまった。

たくさんの人の死に 正面から見向き合って 自分を見失った。

だから、 口数が少なくなった。

それでも 俺も黄くんも 青ちゃんに話しかける。

…昨日入ってきた子、

結構、精神
病んでてさ…

アドバイス、
くれない?笑

がんばれ

そういう事
じゃなくてさぁ笑

知らない

看護師

青先生、急患です

…わかった

看護師

部屋には
通してます

…話せる
状態なの?

看護師

傷と痣だらけの
五歳くらいの子です

…なるほど、

迷い子?

看護師

逃げてきた、と

…逃げて…

看護師

青先生?

いや、
何でもない

すぐ行く

ッ…

…青、?

…え、ッ…

…先生が
青先生…?

ぁ、うん…

…俺の
名前は桃、

逃げてきた
って聞いたよ

何があったの?

お母さんに
殴られた

( 酷く冷静で
賢い子… )

…病院なら
守ってくれると思った

…うん、守るよ

よろしく、桃くん

…よろしく、っ

けふ、っ゛…けほッ゛…

大丈夫、?!

一旦、聴診器
当てていい?

ん、ッ…

……
( 胸 当 、

喘息かな

呼吸器渡そうか

その後は検査ね

…ぅん、

…まず寝よっか笑

お願いします
叔母さん…ッ、

叔母

いいよ?笑

え、っ

叔母

この子の
書類上の母親ね

はいっ!!

叔母

いいよ笑

叔母

貴方は百々の
子供みたいな
ものだもの

叔母

甥の頼み事は
聞くわ笑

叔母

あの人には私から
話しておくし、きっと
了承すると思うわ

叔母

子供大好き人間だから笑

親バカでしたもんね笑

叔母

そうそう、笑

叔母

…体調や精神的にも
不安定なのは
知ってるけど、
仕事とかで
どうしても…の
時は頼ってね?笑

ありがとうございます!!

叔母

いいえ、笑

まぁ、こんな感じで 戸籍が無かったりと 色々なことはあったけど

今は、

二人とも〜っ笑

待って〜っ!!

疲れた、ッ…
( 息 切 、

桃くんが
元気すぎ…笑

青ちゃん…
もうバテたの?

学生時代はあんなに
体力あったのに…

うるせ、

海冷た!!

海ってやっぱり
塩辛いの?

まぁまぁ塩辛いよ

うぉりゃっ!!
( 水 桃 掛 、

うぉぉ?!

俺にもかかったん
やけど〜っ?!

ぁ、やべっ

子供って
元気…

負けられ
ませんね笑

え゛

えいっ!!
( 水 青 掛 、

お前゛!!

あははっ笑

俺にもかかるから
やめてぇぇ!!

六人で幸せだよ。

百々さん。

百々

楽しそ、笑

楽しいよ

百々

青は優しいだろうな

うん、青先生は
とっても優しい

百々

…穏やかな
春風に見舞われて

百々

青の笑顔が
見れて死ぬとか
幸せすぎだろ笑

…俺も、
行こうか?

百々

ダメに
決まってんだろ笑

百々

…青を幸せに
しろよ?笑

…うんっ笑

百々

八十年くらいは
こっち来んな

何百年先も
行くつもりは
無いよ笑

まぁ、来ちゃうん
だろうけど笑

百々くん、笑

百々

…っ、蒼!!

…僕がいなくて
寂しかった?笑

百々

…寂しかったけど
青がいたから、
平気だった笑

青、が…

良かった笑

これでようやく、
また手を繋げるね笑

百々

そうだなっ笑

俺らも二人で逝くよ。

お前らも、 繋いだ手を離すなよ。

この言葉はあの日の俺に 言いたいけどな笑

…あの日の君は
輝いて見えたの

百々

…あの日の君は
天使に見えた。

…また、逢えたね

百々

言っただろ?笑

そうだね、笑

あの日の君へ

言いたいことは沢山あるけど 今はただ

青先生っ、笑

夕日が綺麗だよ!笑

…そうだね笑

笑っていたい。

完結ですっ!! ( 無理矢理だけど )

という訳で、 「 あの日の君へ 」 に繋がっていたのは 病院系の連載でした〜!

これを読んでから また読み直して欲しい って言いたいけど 黒歴史だから最新の方 読んでください…

じゃね!!

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