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....ないこ、もう一度よく考えてくれないか?

そうよないこ、そんな事をすれば貴方が危険な目に会う

そんなのお母さん達、耐えられるはずないわ

ないこ

ごめん、父さん母さん

ないこ

それでも俺はやりたいんだ

芸能を

.......理由はやっぱりあの時のなのか?

5年前のゲリラライブ

ないこ

あぁ....俺は

ないこ

あの時の恩を返したいんだ

ないこ

あの子たちに

ないこ(幼少期)

ねぇ、ほとけっち....

ないこ(幼少期)

本当にこっちであってるの...?

-hotoke-(幼少期)

うん!だいじょうぶ!僕をしんじてよ!

ないこ(幼少期)

ほんとに...?

-hotoke-(幼少期)

ほんと!ほんとだって!

りうら(幼少期)

......それにしてもそんなにすごいの?

りうら(幼少期)

"生の芸能"って

-hotoke-(幼少期)

うん!すごいよ!

-hotoke-(幼少期)

キラキラでピカピカで...

-hotoke-(幼少期)

あの光を見たらもう一生忘れられないよ!

5年前....俺がまだ13歳だったあの日

俺たちの住む星「ランカスター」に芸能であるアイドルがゲリラライブをすると言う噂が流れた

芸能....幼い頃からとても興味があった物だ

まぁ、うちの星は完全芸能禁止の星だから触れ合えなかったけど...

この数ヶ月前、他の星から引っ越してきたほとけっち

彼から芸能の話を聞いていたことも興味を引き出す原因になったのだろう

でも俺らの星の政府はアイドルのゲリラライブだけで無く観客が見るのも辞めさせるため

会場までの道には警戒網が敷かれていた

それに引っ掛からないためにこの道を通ってるんだけど...

-hotoke-(幼少期)

ほら2人とも!早くしないとライブはじまるよ!

ないこ(幼少期)

ま、待ってよ!

足場がものすっごく悪い

とにかく悪い

昔、採掘場として使われていたこの道

昨日まで降っていた雨でぬかるんでいるためただでさえ通りにくい道がパワーアップしてしまったのだ

りうら(幼少期)

ほとけっち、よくそんなすいすい行けるよね...

-hotoke-(幼少期)

うん!だってぼく見えやすいところ調べてたんだ!

-hotoke-(幼少期)

だってないちゃんとりうちゃんと見るんだもん!

りうら(幼少期)

そ....っか....

照れて赤くなった顔をほとけっちに見られないように顔をそっぽに向けてつぶやくりうら

ないこ(幼少期)

(こういうところかわいいんだよな...)

りうら(幼少期)

....ないくん、ぜったい今しつれいなことかんがえてる...

ないこ(幼少期)

え!考えてないよ!

りうら(幼少期)

むー...あんまりバカにしないでよね!

りうら(幼少期)

りうらもう小学5年生なんだから!

ちなみにここで当時の俺たちの年齢と学年を伝えておこう ないこ 13 中1 ほとけ 12 小6 りうら 11 小5

小学校5年生、それでも可愛い弟のような存在なのは変わらない

本人は「かっこいい」って言われたいらしいけど

•*¨*•.¸¸♬︎

ないこ(幼少期)

え?

りうら(幼少期)

この音って...

-hotoke-(幼少期)

来たんだ!

かけ出すほとけっちにつられ走り出す

聞こえて来る音が大きくなるにつれ心臓のワクワクが大きくなって行った

•*¨*•.¸¸♬︎

外に出ると1番最初に見えたのは綺麗な星空に浮かぶひとつの飛行物

潜水艦のようなそれは次第にステージの様な形を取る

ステージの上で歌い踊る5人の男女

華やかで、綺麗で、カッコよくて...

ないこ(幼少期)

すごい....

りうら(幼少期)

ほんとにキラキラだ...

-hotoke-(幼少期)

でしょ!

キラキラでピカピカで...

そしてなりより

ないこ(幼少期)

(心臓のドキドキが止まらない..!)

やがて1曲目が終わると空にいくつかの星とは違う光が現れる

ないこ(幼少期)

なに?あのひかり...

-hotoke-(幼少期)

あ!たいへん!

-hotoke-(幼少期)

"デス"だ!

りうら(幼少期)

です?

-hotoke-(幼少期)

アイドルを反対してる人達がアイドルを捕まえようとするんだよ!

りうら(幼少期)

えぇ!

デスが現れたにも関わらず流れる2曲目

アイドル達の足場が変形する

1人1人の足元かひし形くらいの小さなステージに別れ自由に飛び立つ

デスの攻撃のミサイルや捕まえるためのネットランチャーから逃げながら

それでもキラキラで..どう表現するのかも分からないくらいすごくて

見とれていると曲も終盤に差し掛かってきた

ないこ(幼少期)

もう...終わるの...

-hotoke-(幼少期)

うん....

りうら(幼少期)

もっと...見たいのに...

寂しい...でも目が離せられない

終わりじゃないよ!

ないこ(幼少期)

え!?

歌っていた1人の少女がいつの間にか俺たちの目の前に来ていた

これは終わりじゃない、あなた達にとって始まりなんだよ!

りうら(幼少期)

始まり...

また会いに来るからね!

笑顔いっぱいに光を纏いながら機体に乗り去っていく女の子

身長とか喋り方的に俺より年下、多分りうらと同い年くらいの女の子

やがて、空飛ぶ潜水艦は消えてそれを追いかけるようにデスの艦隊も消えていく

その日その瞬間が俺たちにとって初めて芸能に触れ合った瞬間だった

-hotoke-(幼少期)

あのね...2人とも...

-hotoke-(幼少期)

僕将来、芸能に....アイドルになりたい

帰り道、呟くように、決意を込めた目でいうほとけっち

いつものほほんとした、ふわふわとした彼からは想像できない強さだった

りうら(幼少期)

りうらも!りうらもなる!

ぴょんぴょんと手を挙げながら言うりうら

芸能の力に半信半疑だった彼も芸能の魅力に当てられたようだった

ないこ(幼少期)

俺も...俺もなるよ!

中学一年生...この星が芸能禁止であることも、それがこの星の法律で固く禁じられていることも知っている

それでもなりたかった

あのキラキラした少女たちのように

"また会いに来るからね!"

ないこ(幼少期)

絶対3人でなろう!

希望を...夢を届けられるアイドルに

あれから俺たちの生活は少し変わった

経済や世界情勢しか採り上げないニュースは芸能関係のことも取り上げるようになったり

きちんと申請すればポスターやCDの購入やレンタルもできるようになった

どれもあの5年前のゲリラライブがあってこそだ

彼女達によって変わったこの星

俺は歌を歌うことでお礼を伝えたかった

そして彼女達のように

夢や希望を届けるために

芸能の世界に入る

ないこ

...もし、向こうでの生活が心配なら大丈夫

ないこ

あっちに行ったら自分でバイトとかして生計立てるよ

お金の問題じゃないんだ!

この星ではまだ完全に芸能が許可された訳では無い

現にあの時のアイドル達だって戦ってるでは無いか!

それにお前まで巻き込まれたら...

ないこ

頼むよ父さん

ないこ

俺はそれでも...なりたいんだよ...

......ないこ

変えるつもりは...ないのね...?

ないこ

変えないよ...俺はなりたいんだ...

そう...それなら...それなら母さんはあなたの夢を応援するわ

母さん...!

もうダメよ、あなた

ないこの中でもう決定事項になってるみたいだし

この子は誰かさんに似て決めたら揺るがないからね

わかった...

父さんもお前の夢を認めよう

ないこ

っ父さん....!

しっかり、やりなさい

ないこ

ありがとう...ありがとう...

これが俺の夢の始まり

その後すぐに、君と出会ったんだよ

レイア(主)

はーい!

レイア(主)

第1話いかがでしたでしょうか

レイア(主)

レイアです!

レイア(主)

今回でてきた人は、攻め側かな?受け側かな?って思ってる人いると思う!

レイア(主)

でも今回でてきた人は方言の関係で地方組出しただけだからあんまり関係ないよ!

レイア(主)

ではでは第2話でお会いしましょう!

レイア(主)

またね!

この作品はいかがでしたか?

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コメント

2

ユーザー

お父さんとお母さんに惚れました

ユーザー
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