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颯斗の声

拓実遅いな…

風香の声

ね…

颯斗の声

ちょっと見てくるわ

結城 拓実

…!!

やばい…

盗み聞きだって思われる!?

結城 拓実

ごめんね〜、ちょっと遅くなった

俺は颯斗が見にくる前に急いでドアを開けた

あたかも今来たところのように

今泉 颯斗

あはは、すごいタイミング

今泉 颯斗

今ちょうど俺が見に行こうとしたところだったんだよ

結城 拓実

え!?そうだったんだ笑

雨宮 風香

みんな何時までいる予定?

今泉 颯斗

うーん、俺はいつでもいいけど…

結城 拓実

俺もいつでも

雨宮 風香

じゃあ晩御飯どっか食べに行く?

今泉 颯斗

いいね!行こ!

結城 拓実

うん!じゃあどこ行く?

雨宮 風香

ここから歩いて1分くらいのところでファミレスならあるよ!

結城 拓実

近!?

今泉 颯斗

じゃそこにしよっか

雨宮 風香

こっちだよ

何だろう。この光景は

見たことある?

まあ一度くらいは見たことあるだろうけど

何か…懐かしい?

昔に通ったのかな…

…いや、気のせいか

そう思い、俺はついここに立ち止まっていた

結城 拓実

雨宮 風香

拓実?どうかした?

雨宮さんは少し俺より先に進んでいるところから呼びかけてくれた

結城 拓実

あ、大丈夫

結城 拓実

ごめん。ちょっと

雨宮 風香

そっか

俺は走って雨宮さんたちに追いつく

今泉 颯斗

すぐそこだよ

結城 拓実

あの店?

俺は少し大きめの店に指差す

雨宮 風香

そうそう!

今泉 颯斗

結構おいしいよ

今泉 颯斗

行ったことある?

結城 拓実

うん!でもたまにしか行かないかな〜

雨宮 風香

そうなんだ〜

雨宮 風香

さて、何頼もうか…

結城 拓実

俺はチーズハンバーグかな

雨宮 風香

私も!!

今泉 颯斗

俺もここに来た時はいつもチーズハンバーグにしてる

雨宮 風香

すご!みんな一緒だね!

今泉 颯斗

やっぱおいしいからね

結城 拓実

じゃあ注文しよっか

店員

こちらチーズハンバーグが3点です

店員

ごゆっくりどうぞ

結城 拓実

わ〜!おいしそ〜

みんな揃ってハンバーグを口に入れる

3人

うーん!美味しい!!

結城 拓実

あはは笑

結城 拓実

みんな揃ったね笑

雨宮 風香

すごすぎ!?笑

今泉 颯斗

てか俺たち3人なんか似てね?

雨宮 風香

確かにー!!

3人?

俺も含めて?

俺だけ幼馴染じゃないのに?

…2人って優しいんだな…

雨宮 風香

ごちそうさま!

最後に食べ終わったのは雨宮さんだ

雨宮 風香

じゃあ帰ろっか!

結城 拓実

うん、今日はありがと

今泉 颯斗

こちらこそ

雨宮 風香

何改っちゃって〜笑

次の日

雨宮 風香

おはよ!拓実!

結城 拓実

おはよ!

今日は雨だ

雨宮 風香

今日も放課後図書室来て

結城 拓実

うん

休み時間

早川 大地

拓実ぃ〜!

早川 大地

お前、やっぱ雨宮さんのこと好きなのかよ〜!

結城 拓実

え?何で?笑

早川 大地

めっさ仲良さそうだったし〜!

結城 拓実

好きとかじゃないよ笑

結城 拓実

てか大地こそ好きな人いるって言ってたじゃんか

結城 拓実

誰なんだよ〜!

早川 大地

おいおい、あんま大きい声で言うなバカ

結城 拓実

じゃあ誰か教えて?

早川 大地

なんだよ。「じゃあ」って

早川 大地

言うもんか!

結城 拓実

じゃあ予想する!

結城 拓実

うーん…

結城 拓実

桜庭先輩とか?

結城 拓実

他学年からもモッテモテだし

早川 大地

違いまーす!

結城 拓実

え〜…

結城 拓実

じゃあこのクラスの人?

早川 大地

早川 大地

言わない!

結城 拓実

ん?怪しいな〜?

早川 大地

…さあ、どうでしょうね〜笑

結城 拓実

それくらい教えろ!こら!

俺は大地の腹をくすぐる

早川 大地

わっ、ちょっ

早川 大地

やめんか!

キーンコーンカーンコーン

タイミング悪くチャイムが鳴る

早川 大地

はいっ!しゅーりょー!

結城 拓実

ちぇ笑

結城 拓実

あ、それと今日も帰りは先帰ってて!

早川 大地

マジか

早川 大地

最近いつもそれだな〜

結城 拓実

ごめん!

放課後

雨宮さんはいつものように先に来ていた

雨宮 風香

やっほー!

結城 拓実

おう

雨宮 風香

今日はすごい雨だね〜

結城 拓実

ホントだ

結城 拓実

めっちゃ降ってる

雨宮 風香

でもそろそろ梅雨が終わりそうだな…

結城 拓実

そうだね…

結城 拓実

…寂しいな…

雨宮 風香

え?雨嫌いなのに?

結城 拓実

…ふぇ!?

雨宮 風香

いや、驚き方かわいすぎでしょ笑

結城 拓実

男子は「可愛い」って言われても嬉しくないから笑

雨宮 風香

え〜、いーじゃーん笑

でも確かに雨宮さんの言う通りなのだ

去年までは梅雨は大嫌いだった

だけど今は梅雨が大好きで

晴れよりも雨の方がテンション上がるような気がする

これって雨宮さんに出会ってからだよね

ってことは俺は雨宮さんと会うのが楽しみになってたんだ

やっぱり雨宮さんといると楽しい

雨宮 風香

あれ?雨さっきより止んできた?

結城 拓実

あ、そういえばそうだね

そして急に空は晴れてきたのだ

結城 拓実

…雨宮さん、今外晴れてるけど大じょ…

気づいたときには遅かった

雨宮さんは頭を抱えて荒い呼吸をしている

雨宮 風香

はぁ、はぁ、はぁ…

結城 拓実

あ、雨宮さん!!

雨宮 風香

…か、…ぁ、…

雨宮 風香

…めて…

結城 拓実

え?

雨宮 風香

…かー、て、

雨宮 風香

はぁ、はぁ…

雨宮 風香

し…、めて…

結城 拓実

…俺はどうしたらいい!?

俺は混乱して何をしたらいいのか分からない

雨宮 風香

…かー、てん、

雨宮 風香

…しめて!

「カーテン閉めて」

はっきり聞こえた

そして俺は急いでカーテンを閉めた

しかし雨宮さんの荒い呼吸は止まない

結城 拓実

雨宮さん…!!

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