独りぼっちでいいの
嫌われてもいいの
ただ愛されてからじゃ
苦しいだけだから___
僕が出会ったのは
とても優しい少女で
僕を心配してくれた
震えてる僕を
ぎゅっと抱きしめて
「大丈夫だよ」
「私がいるから」
目の前が真っ暗になって
あの少女が真っ赤に染まって
嗚呼、苦しいな
僕は少女を見て笑う
「君は、僕を救ってくれたよね」
そう言うと彼女は
静かに
微笑んだ
嗚呼僕は
彼女に出会わなければ
救われてたのかなぁ___
「さよなら」と微笑み
この世界にオサラバした
二番目に出会ったのは
真っ青な顔をした少年
「親に殴られた」
「もう、生きたくないよ」
少年は微笑んで
自分の首に
そっとナイフを当てた
目の前が真っ暗になる
時間が止まったように
身体が動かなくて
思い浮かんだのは
裏切り者の、少女
「まって」
僕は叫んで
ナイフを叩き落とした
少年は
「なんで、止めるの」
「これ以上苦しめって言うの?」
僕はそっと手を取り
虚な目を見せた
嗚呼僕は
あの「目」を見て
酷い事を言ってしまったんだろう
嗚呼___
コメント
2件
すご…すき…