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キミに触れたらきっと。

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キミに触れたらきっと。

1 - キミに触れたらきっと。

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2022年04月24日

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青黄です。

地雷さん等、自衛お願いします.

『キミに触れたらきっと。』

キミに触れたい。

1度でもいいから、触れてみたいんだ。

でも、

キミに触れたらきっと。

僕が泣いちゃうから。

今は、 さよならだね。

桜の花びらが散る頃、

僕はキミを見つけた。

至って普通の男の子。

唯一、普通じゃないところは、

"触れさせてくれないところ"

キミとどれだけ親密な関係になろうが、 キミは触れさせてくれなかった。

ハグも、 キスもさせてくれなかった。

ある日聞いたんだ。

どうして、触らせてくれないの

...

僕に触れたらきっと、

ころんくんが泣いちゃうから。

...っは?

理解するのに時間がかかった。

どういうこと、?

...

聞いても聞いても答えてくれなくて、

キミは立ち上がって

もぅ、行かなきゃ。

そう言い放って。

後ろを向いて歩き出した。

僕は今まで出したことの無いようなスピードで追いかけ、

キミに後ろから

抱きつこうと___

っへ?

抱きつこうとした。 でもキミの体は透けていて

僕の手はキミの体を貫通していた。

気づけばキミは泣いていた。

だから、、

バレる前に、居なくなろうと思ってた

ポロポロッ

...

僕は__

話を聞くと

キミは約3年前に死んでいた。

でもまだ未練がありこの世界にいた。

でも僕にあったことで、 気づいたら黄泉の国に行きたくなくなっていたらしい。

そして、

僕が死んでいる存在だと分かったら

ころんくんが、泣いちゃうから、。

悲しんじゃうから。

触れたら、きっと、

キミは泣いちゃうから、、

ポロポロッ

今度は理解するのに時間はいらなかった。

だから、 僕に触れて欲しくなかったんだね。

分かったよ。 キミの気持ち。

どんどんキミは透けていく、

もう、成仏しなきゃ、

ニコッ

まって、、

最後にっ、

短いキスを1つ。

キミは満面の笑みでこちらを見て 綺麗に空へ帰って行った。

「触れたらきっと泣いちゃうから」

そうキミは言った。

たしかに、悲しかったし泣いた。

時間が止まってしまえばいいのに。

そう思った。

だが時間は無慈悲だ。

どんどん過ぎていった。

また、桜の花びらが散る頃

キミを思い出すんだ。

あの満面の笑み。

忘れない。

いつも僕の心の中に。

あの春に体験した不思議な男の子と 僕の

桜よりも綺麗で、 切ない恋物語の記憶が 鮮明に残っている。

頑張ったと思う…! 自信作…です、

いいねみんなお願いします.

ばいばい.🐣🤍

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