閖傍side
閖傍
こんにちは。
閖傍
転校してきた閖傍です
閖傍
よろしくね。
ザワザワ…
入端
ゆりはたさーん!
閖傍
?
入端
閖傍さん、
入端
あのベランダ側の後ろ座ったら〜?
クスクス
笑い声が聞こえた。
その席の一つ前には
ショートの子がいた。
閖傍
よろしくお願いします。
匙村 つぐみ(さじむら)
!
匙村 つぐみ(さじむら)
よ、よろしくお願いします!!
匙村side
今までで1度も学校が
楽しいと思ったことが
ない。
私は普通にいただけなのに
偽善者とか皆が言う。
そこで
周りの人が
クスクスと笑い
誰も助けてくれない。
それに主犯は大体男子だった。
そこで高校では
女子校に入った。
ここではもうなにも起きないだろうと
そんな考えが甘かった。
入端
つ〜ぐみっ!
親しく話しかけてくる彼女は
友達なんかじゃない。
いじめの主犯だ。
入端
ちょっと来てよ。
またなにかされるのだろう。
匙村 つぐみ(さじむら)
何?
そこで連れてこられたのは
空き教室だった
入端
…あのさ
入端
私が 閖傍 をあんたの後ろの席にさせてあげたからって浮くなよ。
匙村 つぐみ(さじむら)
え?
匙村 つぐみ(さじむら)
何言ってんの?
入端
ああ、あんたと話してると腹が立つ。
匙村 つぐみ(さじむら)
そんなの知らないよ。
匙村 つぐみ(さじむら)
腹立つのはあんたが短気なだけでしょ
入端
!
入端
調子にのんじゃねーよ!!
ガンッ!!
頭が床に強く音が空き教室に響いた。
入端
まじで死ねよ!!
入端
うぜーんだよ!!
匙村 つぐみ(さじむら)
フフっ
入端
は?
入端
何が面白いわけ?
入端
気持ち悪い。
匙村 つぐみ(さじむら)
私たちって本当にてるよね。
入端
どこが?
匙村 つぐみ(さじむら)
私達、本当は双子だったりして。
入端
ふざけんなっ…!
ガラッ
扉の前にいたのは
気味の悪い笑顔で
こっちを見ていた
閖傍さんだった。