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【LINE285】シングルマザーの私に残飯を寄付と言って押し付けてくるママ友

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【LINE285】シングルマザーの私に残飯を寄付と言って押し付けてくるママ友

1 - 【LINE285】シングルマザーの私に残飯を寄付と言って押し付けてくるママ友

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2023年01月28日

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リツ

あの~…センさん?

リツ

うちの玄関に見覚えのない鍋が置いてあったんですけど

リツ

何かご存知でしょうか?

セン

もしかして私だって気づいてくれたの~?

セン

ビーフシチューを作ったんだけど食べきれないのよ

セン

もう要らないからあなたにあげるわ!

リツ

お気持ちはとてもありがたいのですが、

リツ

蓋なしの鍋を玄関に置かれると、カラスとか猫が寄ってくるんです

リツ

気づいた頃には、玄関に具材が散らばっているんですよ

セン

えー、せっかく作ったのに!

セン

何でもっと早く気づいて、食べてくれないのよ!

リツ

食べるも何も、鍋があること自体知らなかったんですよ!

セン

あなたが気づかないから悪いんでしょ?

セン

人が丹精込めて作ったものを蔑ろにして

セン

あなた、自分の立場を分かってモノ言ってんの!?

リツ

ちょっと、どういうことですか?

セン

あなたってシングルマザーなんでしょ?

セン

お金もないだろうと思って、私の手料理を恵んであげてるのに

リツ

たしかに私は子どもと2人暮らしですが、それは関係ないでしょう?

リツ

だからってどうしてお金がないって決めつけるのですか?

セン

あなた、この間スーパーで値引品を買い漁ってたでしょ?

リツ

え?

セン

ごまかしてもムダムダ!

セン

買い物カゴにあんなにいっぱいに値引品を入れて、みすぼらしい!

セン

あんなに値引品を買い込んで、よく平気でいられるわね

リツ

私はただ、物価が高いので値引品とかも買って節約しているだけです

リツ

別に値引品だからと言って、自分の家庭で消費するだけですので

セン

でも、値引商品を買うのは貧乏人のすることでしょ?

セン

ということはリツさんも貧乏人確定ってことね!

リツ

一体、何が言いたいのですか?

セン

一応、私たちはママ友同士って間柄じゃん?

セン

だから私はあなたが困っていると思って、気を利かせてあげてるのよ

セン

つべこべ言わず、貰ったものはありがたく受け取りなさいよ

リツ

あの…ほんとに言っている意味が理解できないのですが

セン

はあぁ!?

リツ

私はご飯が食べれないほど、生活が困窮しているわけではないですが

リツ

もし食事のお裾分けなら、喜んでいただきます

リツ

でもリツさんのように、無断で放置するのはちょっとどうかと…

セン

まあ!人の優しさを踏みにじって!

セン

貧乏人のくせに強がって、わらにもすがる思いだろうに

セン

全然素直じゃないわね!

リツ

それはセンさんの勝手な思い込みです

リツ

結局、お裾分けとか言って、

リツ

食べれない分を押し付けてるだけじゃないですか!

セン

なんなの、貧乏人のくせにその態度は!

セン

人から貰ったものは、ありがたく受け取ると親から言われなかったあ?

セン

あ、貧乏人にはそんな教養はないかw

リツ

だとしても、あなたのやってることはただの押し付けです

リツ

本人の許しもなしにこんなことをされては困るんですよ!

セン

ほんとに理解のない人ね

セン

私の寛大な寄付を馬鹿にするなんて許せないわ

リツ

何勝手に解釈してるんですか!

リツ

もう一度言いますが、ごはんの差し入れは結構です

リツ

ご自分で食べられる量を作って、ご自分で食べてください

セン

あなた、ずいぶんなこと言うのね

セン

覚えてなさい!

~3日後~

リツ

ちょっとセンさん!

リツ

今度はどういうつもりですか!?

セン

なあに?うるさいわねえ

リツ

家の前にある袋は一体何なんですか!?

セン

私の特製の煮込み野菜よ~

セン

またいっぱい作りすぎちゃったから、あなたにお裾分けってことで

リツ

どこが煮込み野菜なんですか!?

リツ

ただの野菜くずの塊にしか見えないんですけど…

セン

ひどい!野菜くずとはひと聞きの悪いことを言うわねえ

セン

あなたみたいな人間がお腹をすかしているだろうと思い、つくってあげたあのよ

リツ

いやいや、どうみても廃棄同然の食材じゃないですか

リツ

野菜の傷みや腐敗臭がかなりひどく、家の中まで異臭が漂っているんです

セン

いい加減なこと言わないでよ!

セン

貧乏人の家なんだから、もとからの臭いに決まってるでしょ?

セン

自分のことを棚に上げて、人のせいにするとはいい度胸ね

リツ

勝手なこと言わないでください!

リツ

この間、食事の差し入れは結構だと言ったじゃないですか?

セン

あなた、貧乏人のくせにプライドだけはあるのね

リツ

だから何なんですか?

セン

いい?分からないようだから教えてあげる

セン

私は自分で食べきれない分を、捨てるのがもったいないと思っているの

セン

だから食料をあなたに恵んであげることで、私も捨てずに済むのよ

セン

あなたにもメリットがあるんだからもっと感謝するべきね!

リツ

あの…言っていることが本末転倒なんですが…

セン

なに?まだ文句あるの?

リツ

結局、あのような食べれないような状態の食料を差し入れられたら、

リツ

捨てざるを得ないじゃないですか

リツ

あなたのやっていることはただの嫌がらせと不法投棄です

セン

ほんとに理解がないわね

セン

今後もし改めないようであれば、私にも考えがあるんだから

セン

覚悟しなさいよ!

リツ

急に何ですか!?何する気ですか?

セン

そうねえ、

セン

家の周りに生ごみを捨てる、モラル皆無の貧乏女とでも言おうかしら

セン

私が話題を振りまけば、子どもの学校中にも広まるのよ

セン

あなたの態度次第では、子どもが貧乏といじめられるかもしれないね

リツ

子どもを巻き込むのはやめてください!

リツ

私の子もですがあなたのお子さんにとっても悪影響でしょ?

リツ

第一、私が捨てているというのは事実無根ですし

セン

そんな貧乏人の話を誰が信じるもんですか

セン

あなたのことは保護者の間でバラさせてもらうからね

リツ

ちょっと!いい加減にしてくださいよ!

セン

何を言っても私を止めようとしても無駄だからね

セン

嫌なら私の差し入れにケチをつけないことね

リツ

もう…勝手にしてください

~1か月後~

セン

リツさ~ん

セン

私が毎日のように差し入れを恵んでいるのに、何で見てくれてないの?

セン

家の前がすごいことになってるよ~

リツ

あら、センさん

リツ

一体何の話ですか?

セン

何言ってんのよ

セン

毎日のように食事の残りを差し入れているじゃないの

セン

あなたが全然受け取ってくれないから、

セン

あなたの家の前を通るとすごい臭いだし、

セン

野良猫やカラスが庭にとどまっているのよ

リツ

センさん、まだそんなことをしてたんですか?

リツ

私はもう、その家には住んでいませんが

セン

へ?

リツ

そういえばセンさんには言ってませんでしたね

リツ

先月いっぱいで引っ越したんです

セン

ちょっと、どういうことなのよ!?

セン

あなたみたいな貧乏人が引っ越す余裕なんてないでしょ?

リツ

実は私、再婚したんです

リツ

新しい相手と一軒家を買って、そちらのほうに引っ越しました

セン

はあ?

セン

冗談はよしなさいよ!

セン

貧乏人が家を買ったなんて嘘をつくんじゃないよ!

リツ

私の再婚相手はある程度収入のある人で、私も働いているので

リツ

何不自由なく家を買うことができましたよ

セン

嘘でしょ…

セン

じゃあ、あの家にはもう帰ってこないってワケ?

リツ

そうですね、先月いっぱいで賃貸契約は解除しましたから

セン

賃貸契約…?

リツ

そうです

リツ

実はあの家は他人名義の借家なんです

セン

へ?

リツ

やっぱりご存知なかったんですね

リツ

私は先月にあの家を退去し、家の管理人にお返ししました

リツ

そんなことも知らずに、あなたは家の敷地にゴミを捨てていたのですね

セン

ちょっと待ちなさいよ!

セン

私はごみを捨てていたんじゃないのよ!

セン

あなたへの差し入れを毎日のように恵んであげていたのよ

リツ

まだそんなことを言ってるんですか?

リツ

実は、管理人さんから相談があったんですよ

リツ

毎日のように、家にゴミを捨てる人がいると

セン

うそでしょ?

リツ

もちろん、あなたのことだと確信し、管理人さんにお伝えしています

セン

ちょっと!私はあなたのために差し入れをしていたのよ

セン

私はあなたが引っ越していることを知らなかったのよ!

セン

そのことを管理人に伝えれば、きっと理解してくれるわ

リツ

それは無理でしょうね

セン

何でそんなことが言えるのよ?

リツ

あなたがやっているのは、不法投棄と器物破損です

リツ

実際に、その生ゴミのような差し入れのせいで、

リツ

家の周りが酷く汚れていたり、悪臭や獣害でひどい有様のようです

リツ

管理人は損害賠償を請求すると言っているくらいですよ!

セン

あれは差し入れなのよ

セン

あなたにも分かるでしょ?

リツ

仮に私がゴミ同然のものを、あなたからの差し入れだと認めようとも

リツ

他人があの状態を見れば、不法投棄だと言われてもおかしくないでしょうね

リツ

まあ、今は住んでない私には口出しできませんが

セン

うるさい!

セン

もとはと言えばあなたのせいなのよ!

セン

あなたが引っ越ししていたことを、私に言わなかったからこうなったのよ!

セン

もし言ってくれていれば、あなたへの差し入れもやめていたはずよ

リツ

ほんとにそうでしょうか?

セン

え?

リツ

私が最後にやめてとお願いした日からも、投棄を続けてましたね

リツ

それを見てるから、何言ってもムダだと分かって言いませんでした

リツ

もちろん、退去する日まではあなたの捨てたゴミは片づけてましたけどね

セン

じゃあ、私がやったのは…

リツ

はい、明らかな他人の土地への不法投棄行為です

リツ

場合によっては警察への通報もかんがえているそうですよ

セン

そんなことしてみなさい!

セン

あなたの評判をとことん落として、子どもも標的にしてやる!

リツ

どうやら評判が落ちているのは、そちらのほうね

セン

へ?

リツ

あの家での不法投棄行為はかなり話が広がっていますよ

リツ

たぶん、ご近所さんからの目撃情報もあって広まったんでしょう

リツ

子どもの学校でも、センさんのことは保護者中で広まっているわ

セン

ウソでしょ…

リツ

ほんとですよ

リツ

旦那さんは子どもが標的になることを恐れて、子どもと実家に帰るそうですが

セン

そんなの聞いてない!

リツ

疑うなら、ご主人に聞いてみられてはどうですか?

リツ

あなたとの離婚も考えているとは思いますが

セン

そんな…

セン

どうしてくれるのよ!

リツ

あなたみたいな他人に迷惑をかける人と一緒に入られないんでしょう

リツ

まあ、自業自得ってことですね

セン

ちょっと、ヤダ…どうにかしてよ!

リツ

知りませんよ

リツ

とにかく管理人さんに謝って、賠償をお願いしますね

セン

イヤだ!

セン

リツさん、助けてよ~

~後日談~

リツ

セツさんは、家の管理人から不法投棄による損害賠償並びに慰謝料を請求されました

リツ

家のタイルの汚損や染み付いた腐敗臭により、借家として利用できなくなったようです。

リツ

不法投棄妻に呆れた夫は、子どもと一緒に家を出て離婚が成立、

リツ

養育費のっ支払いも重なったリツさんは多額の借金を抱えたままで

リツ

行く当てもなく、仕方なく使えなくなった借家に住んでいるとか。

リツ

近所では不法投棄女がゴミを捨てた家に住み込んでいると言われ、

リツ

好奇の目にさらされているそうです。

リツ

私は子どもと新しい夫で新生活を始めました。

リツ

生活は豊かになりましたが、もともと倹約タイプの私なので

リツ

相変わらずスーパーで値引品も買って、家計管理を続けています。

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