日向
__あ、れ
日向
(どこだ、ここ)
立方体と思われる空間
上からは札のようなものが吊らされていて、異様な雰囲気を醸し出している
日向はそこで、この空間にに使わないほど普通の木製椅子に座っていた
?
お、目が覚めたね
日向
っ誰だ!?
五条
僕は五条悟。呪術高専で一年を担任してる
日向
呪術、高専……?
五条
そ
五条
まあ、早速本題に入ろうか
日向
ちょっと待てよ、俺はなんでこんなところに__
五条
そう急がなくても、これからするのはその話だよ
五条
君、自分が何を食ったか知ってるよね?
日向
なっ、なんでそれを!
五条
やっぱり。ほんとやらかしてくれたね〜、君
五条
君は呪いを取り込んだ以上、呪いについて学ばなければいけない
五条
あんな場所じゃ、君にとって必要な知識は得られない
五条
だから、君には
呪術高専に入学してもらう
五条
__と、いう訳で!転校生の日向創くんでーっす!
真希
……
パンダ
……
棘
……
日向
(めちゃくちゃ見られてる上に、1人だけテンションの高い大人のせいでめちゃくちゃ居心地が悪い……)
五条
じゃ、ちゃちゃっと紹介しちゃうね
五条
こっちは呪具使い・禪院真希
真希
よろしく
日向
へ?あ、あぁ、うん、よろしく
五条
こっちが呪言師・狗巻棘
棘
こんぶ
五条
あ、語彙がおにぎりの具しかないから、会話は頑張ってね
日向
なんだそれ……
五条
こっちはパンダ
パンダ
パンダだ。よろしくな
日向
あぁ、よろしく……
五条
あともう一人、乙骨憂太って子がいるんだけど、今海外だから紹介はまた今度ね
五条
っとまあ、一年は今こんなもんかな
日向
(パンダをパンダで済まされた……)
五条
いやあ、今年は人数が多くて助かるね〜。呪術師は常に人手不足だから
日向
普通はもっと少ないんですか?
五条
まあね〜。呪いなんて常に見えるだけで割と希少なのよ
五条
さ!丁度いいから、次の体術は2-2のペアでしてもらおうか!
五条
ペアはパンダ・棘ペア、真希・創ペア!
日向
……えと、よろしくな?
真希
……ああ、よろしく
日向
__なあ、禪院って
真希
私を苗字で呼ぶな
日向
もしかして、家が嫌いなのか
真希
初対面の人間に、そんな話する訳ねぇだろ
日向
……それもそうだな、すまん
日向達を置いて、真希は足早にグラウンドへ向かった
日向
(多分、怒らせたよな……)
パンダ
気にすんなよ、創
パンダ
アイツはいつも大体あんな感じだ
棘
しゃけしゃけ
日向
……ありがとう、パンダ、狗巻
日向
でも、真希にとって不快な話を振ったのは事実だ
日向
先に行って謝ってくる!
まだ遠くには行っていないだろうが、日向は急いで走って真希を追いかけた
棘
……いくら
パンダ
確かにな、アイツは普通すぎる
棘
しゃけ。……すじこ
パンダ
それは俺も思った
パンダ
普通のヤツとしか感じなかったし、それに加えてあのお人好しさ
パンダ
ありゃすぐ辞めるか死ぬヤツの典型だ
棘
明太子
日向
真希!
後ろから日向が呼び止めると、真希はぎょっとしたような顔で振り向く。
日向
さっきの、すまなかった。無神経だった
真希
……別に、気にしちゃいねえよ
日向
そうか、悪かったな、わざわざ呼び止めて
真希
……
真希
お前、なんで呪術師になろうと思った?
日向
え?
真希
だから、なんでこんなとこに来たんだって話だよ
日向
俺は……
日向
……俺は、
日向
…………自分に胸を張れる人間になりたかっただけだよ
真希
……あ、そ
日向
__っはぁ、はぁ……っはぁあ……
真希
なんだ、もうへばったのか?
日向
真希が、すごいだけだろ……俺は普通だよ…
その場に座り込んで、未だ荒い息を整えながら、日向は真希を見上げる
日向
少しは手加減してくれたって、いいんじゃないか?
真希
弱っちいなぁ、そのガタイは飾りかよ
日向
はは……
日向
(にしても、身体能力が異常に高いな……)
日向
(確かに、術式メインじゃなくて、呪具メインの方が活きるのかも……)
真希
……あ?何ジロジロ見てんだよ、見せもんじゃねーぞ
日向
あ、いや!別に深い意味は……
パンダ
なんだなんだ、創、真希に惚れたのか?
棘
こんぶぅ〜
日向
だから、違うって……
日向
(女子の体をジロジロと……恥ずかしさで死ねそうだ……)






