H ｒ Ｕ ｒ

珍しいな~ うりが言いにくいことなんて

聞き取れなかったので 耳を傾ける

え、理由かわよ

じゃなくて、 怖い夢…？

ぎゅーっ

ソファで座っている俺に、 前から抱きついてくる

戸惑いながらも、 話を聞く

何かこうもっと… お化けとかだと思った

その夢の自分を ぶん殴りたいと思ったかもしれない

いや、殴りたい

それかあの メイド服猫耳カチューシャ 赤顔涙目姿のうりを見せつけてやりたい

目の下を 優しく指で撫でてあげる

いたずら程度に、 ほっぺをつんつんとつついてみる

完全ではないけれど、 寝てはいるみたいだ

少し跳ねている髪を 覆うように撫でる

少し表情が 和らいだ

起こさないように、 ゆっくり立つ

ちゃんとご飯を 食べているのだろうか

こんなので寝たら 赤ちゃん並だろう

え、寝た

相当怖かったんだろうな、 俺のとこに来た時 目が赤く腫れていたし

そんなことをつぶやきながら、 うりの部屋へと足を運んだ

俺の彼女、 ほんとに寝顔までかわいい

ｷﾞｭ(服の裾)

これ動けんやつだ✩

まぁ、しょうがない…

うりさんが起きた時、 ヒロくんは隣で寝てたそうです

…少しだけ見てみますか

起きたら隣で 彼氏が寝ていました

ｷﾞｭｯ

悲報、 捕まりました

二人仲良く 寝ましたとさ

ＰS・翌日うりりんは ヒロくんと目を 合わせなかったそうです