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倉本 紬
涼風 樹月
それでは初め
倉本 紬
私紬は今、ココアを作っている 鍋に水を入れ火にかける すると、そこに父がやって来た
父
倉本 紬
父
倉本 紬
父
倉本 紬
お父さんはコップを私のもとへ置いてお風呂へと走った
倉本 紬
倉本 紬
私はココアの素をもう1袋取り出した
ココアを作り終えたが、まだ父が風呂から出てこないので部屋に持っていく。
倉本 紬
私の父は医師で残業を少しでも減らすため書類を家にまで持ち帰って仕事している(少しでも職場に居たくないらしい)
倉本 紬
倉本 紬
様々な患者さんの書類の中から私がいま片思いしている涼風 樹月くんの書類があった
倉本 紬
涼風 樹月 (すずかぜ いつき) 年 17歳 病名 膵臓癌 Lv4 末期 余命 残り半年 ……
倉本 紬
倉本 紬
倉本 紬
倉本 紬
倉本 紬
倉本 紬
倉本 紬
倉本 紬
嗚咽が収まらなくなり、しゃくりあげて泣いてしまう
父
倉本 紬
父は状況を理解したのか、自分を責めるように険しい表情をする
父
父が否定しなかったことでほんとなんだと、思ってしまった。 涙は止まることなく、私は気づいたら泣き疲れて寝てしまっていた
コメント
1件
この時点で泣けた
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