将来の夢は太陽の八重歯になることです
夜道を歩いているとこの前会った騨 平太さんらしき人を見かけた
髪は切り清潔感のある服を着ていてぱっと見ではわからなかったけど
そのまま様子をうかがっていると見知らぬ男に話しかけられて戸惑っている
そして壁ドン…
黒沼 太陽
(え、草)
騨 平太
ちょちょちょちょっと待って
騨 平太
俺絶対こっち側じゃない
mb
え~でも君可愛いし~
騨 平太
いや顔が良いことは認めるけども
mb
だから俺と良いことしようよ~
騨 平太
あ、せっくすですか
騨 平太
俺ノンケなんでお断りしますね
mb
逃がさないよ~?
まぁなんか引いてるみたいだったので助け舟を出しに行く
黒沼 太陽
大丈夫ですか平太さん
騨 平太
あっ太陽!ちょ助けて!
黒沼 太陽
あなた受けだったんですか?
騨 平太
いや俺は違うと思うよ!?
黒沼 太陽
ほら、彼を離してください?
mb
はぁ?おまえもこいつを狙ってんのか?
黒沼 太陽
いや僕もノンケなんですが
騨 平太
おまえに犯されるくらいなら太陽に犯されたほうがマシだわ離せ
mb
ふん、やだね
mb
こいつは俺のもんだ
黒沼 太陽
いや平太さんは平太さんのものですよね
mb
黙れ、どっか行け!
黒沼 太陽
…はー…
話が通じなそうだったので手袋をしてから軽く一発入れてみる
mb
ごはぁっ!
黒沼 太陽
貧弱ですね、軽く入れたつもりだったのですが…
騨 平太
…え、太陽こっわ
黒沼 太陽
助けてもらったのにその言い方は無いでしょう
騨 平太
いやまぁそれはありがとうだけどさ…
黒沼 太陽
「たまたま」手袋をつけていて良かったです
黒沼 太陽
指紋も残ってませんね
騨 平太
えっ
黒沼 太陽
この男は平太さんにキスしようとして木に思いっきり頭をぶつけたことにしましょう
騨 平太
えっ
黒沼 太陽
警察に連れていきましょうか
黒沼 太陽
僕が殴ったことはくれぐれも内密に
騨 平太
えっ…うん…
騨 平太
(こいつ怖いって…)
まぁ短いけどいっか
我々の奇妙な日常では太陽推しです