A美
りぃちょ
A美
俺は知ってるよ。
真面目にやってるのに、わざと遅れてだしてるの。
俺は知ってるよ。
周りに合わせて無理してるの。
俺は知ってるよ。
本当は真面目ないい子だってこと。
キャメロン
18号
このクラスの女子の唯一の友達、 じゅうはっちーが心配そうな表情でこちらを見ていた。
18号
キャメロン
じゅうはちからシャーペンを受けとり、 日誌を書く。
カリカリ、カリカリと、 シャーペンの音が静かな教室に響く。
18号
キャメロン
18号
キャメロン
18号
夏特有の、暖かい風が吹く。
18号
キャメロン
18号
ガラッ と、ドアが開いた。
りぃちょ
キャメロン
18号
先程女子達と帰っていたはずのりぃちょくんが、立っている。
キャメロン
りぃちょ
キャメロン
18号
りぃちょくんがくれた紙袋の中には、先日俺がりぃちょくんに渡したノートが5冊ほど入っていた。
キャメロン
りぃちょ
キャメロン
俺の、ノートなんかのために…?
こんなに汗をかいて、走ってきてくれたのか。
キャメロン
18号
めろちゃんの、ふわっとした暖かい笑顔を見た瞬間。
私の恋は、終わった。
でもね、諦めきれなかったんだ。
だから――
18号
キャメロン
私は、勢いのままめろちゃんを壁に追い詰めて、所謂壁ドンというやつをした。
18号
キャメロン
だめでしょ、そんな顔しちゃ…
りちょのことが好きなんでしょう?
キャメロン
やめてよね、勘違いしちゃうからさ。
キャメロン
18号
キャメロン
18号
キャメロン
18号
18号
18号
18号
そのままゆっくりとドアを開け、教室を後にした。
静かな廊下に、自分のうるさい足音が響く
18号
18号
まちこりーた
18号
まちこに抱きついて、わんわん泣いた。
まちこりーた
まちこりーた
まちこは慰めながら、頭を撫でてくれた。
18号
18号
まちこりーた
まちこりーた
まちこは、どこか悲しそうに笑った。
コメント
2件
こういう系大好きですわ〜!!!!