インド
物置を開けると、つんとアンモニア臭が香る。
壁際に三角座りをしている。その下には水溜まりが出来ている。
インド
イギリスは震えていた。お気に入りの若緑色のパジャマは、すっかり黄色くなっている。
イギリス
震えた指で俺の袖を掴む。
久し振りの温かいシャワーを浴びさせてやる。
目をぎゅっと瞑り、大人しく洗われている様は何とも可愛らしい。
石鹸を泡立て、体を優しく撫でる。
インド
裸足で外に出たから、足先まで入念に洗ってやる。
擽ったいのか、小さな身を捩った。
イギリス
脇腹を撫でていると、イギリスが声を出す。
インド
言いづらそうに口を固く結んだ後、微かに開いた。
イギリス
ぱん、
イギリス
涙目で見詰めてくる。ぶるぶると瞳孔が震えているのが見えるほどだった。
インド
インド
インド
震えていた目から、大粒の涙が溢れ出す。良く見ると口元も震えていた。
英帝の飯を用意した後、イギリスの部屋を訪れる。
目は赤く腫れており、しおらしくベッドに座っていた。
イギリスを抱えてベッドに入ると、背中を撫でてやる。
暫くすると、安心しきった寝息が聞こえてきた。
俺達はただ、無言のまま過ごした。
もやしくん
もやしくん
もやしくん
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これを見たあとの🇫🇷🇬🇧👑の安心感
生き残れ生き残れ生き残れ生き残れ 毎回死なないかってひやひやする