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LINE938

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LINE938

1 - あ

♥

9

2023年07月30日

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カマジ

おいチヒロ久しぶりだな

チヒロ

急になに

チヒロ

もう連絡してこないでって言ったよね

カマジ

父親に向かってなんだその態度は

カマジ

また昔みたいに殴られたいか?ん?

チヒロ

このスクショ警察に届けたら捕まるのあんただからね

チヒロ

いいからもう私とお母さんに関わらないで

カマジ

生意気だなお前

カマジ

昔はあんなにブルブル震えて

カマジ

ごめんなさいごめんなさい

カマジ

って泣き喚いてたのによ

チヒロ

中学生の時の私とはもう違うの

チヒロ

もうあんたなんか怖くないんだから

カマジ

直接会ってもおんなじ口聞けるかな?

カマジ

お前今駅前のビルの5階のオフィスでOLしてるらしいな

チヒロ

え?

チヒロ

なんで知ってるの

カマジ

そりゃお前

カマジ

何回もお前がそのビルに入っていくのを見たからだよ

チヒロ

きも

チヒロ

まさか見張ってたわけ?

チヒロ

なんのために?

カマジ

おいおいキモなんて父親に使うもんじゃねえよ

カマジ

お父さん怒ってまた殴っちゃうぞ

カマジ

お前が大人になってどんなになったか確認したかったんだよ

カマジ

親心ってやつだ

チヒロ

どの口が言ってるのよ

チヒロ

親心なんてあんたの口から聞きたくない

カマジ

それにしても毎日スーツ着て朝早くから仕事って

カマジ

お前も立派になったなぁ

カマジ

まるで昔の母さんみたいだ

チヒロ

あんたとは違って働いてるのよ

カマジ

お前をみてるとな

カマジ

昔の母さんを思い出してムラムラしてくんだよ

カマジ

パンパンのケツもふっくらとした胸もそっくりだ

カマジ

いい女になったよなぁお前

チヒロ

まじで最低

カマジ

また昔みたいにお父さんとお医者さんごっこしようよ

チヒロ

もうやめて!

チヒロ

思い出したくない!

チヒロ

本当にもう私の前に現れないで!

カマジ

おいおい

カマジ

落ち着いてくれよ冗談じゃねぇか

カマジ

そんなことしちゃ次こそムショ行きだよ

チヒロ

あんたは刑務所がお似合いよ

チヒロ

それで急に連絡してきた理由は何?

チヒロ

まさかそんな気持ち悪いことを伝えるためじゃないよね

カマジ

そうそう

カマジ

お前宝くじ当てたらしいな

カマジ

いくらもらったんだよ

チヒロ

もらってない

チヒロ

知らない

カマジ

残念ながら話はもう聞いたんだよ

カマジ

サタケが教えてくれたよ

カマジ

お宅の娘さん宝くじ一等当てたんだってよってな

チヒロ

サタケさん?

チヒロ

お世話になってる八百屋さんの?

チヒロ

どうしてあんたがサタケさんを知ってるわけ

カマジ

そりゃお前がお世話になってるからよ

カマジ

親としてお礼を言いに行ってんのよ

カマジ

今じゃマブダチだよ

チヒロ

サタケさんからそんなこと聞いたことない

カマジ

そりゃ娘が嫌がるから俺らの事は秘密にしてくれって言ってあるからな

カマジ

サタケは俺のことを過剰な娘思いの父親だと思ってるよ

チヒロ

あんた一体どこまで私の私生活をのぞいてるわけ?

チヒロ

本当に最低

チヒロ

まさかお母さんにまでそんなことしてないよね!?

カマジ

あんなヒステリックババァもう興味ねぇよ

カマジ

すぐ警察呼んで騒ぎ出すからよ

カマジ

安心しな

チヒロ

悪いけど私も警察呼ぶから

カマジ

お前は呼ばないよ

カマジ

お前は優しい子だからな

チヒロ

一体何が目的なわけ

カマジ

そうだった

カマジ

どうも話が脱線しちまうな

カマジ

金かしてくれ

チヒロ

無理

カマジ

無理ってことはないだろう

カマジ

なんせ宝くじを当てたんだから

カマジ

一等

チヒロ

あんたに渡す金がないって言ってるのよ

チヒロ

それにお金は私の生活を崩さないために使わないって決めたの

カマジ

おいおいまじかよ!

カマジ

そんな勿体無い話はないって!

カマジ

金も可哀想ってもんだ

カマジ

酷い話じゃねえかおい

チヒロ

それにあんたに渡してもギャンブルで無駄に溶かすだけでしょ

カマジ

ギャンブルはいいもんだぜ

カマジ

女とキメ込んでる時より脳が狂うんだ

チヒロ

ほんと昔から何も変わらないんだね

チヒロ

勝手に仕事辞めてお母さんに働かせて

チヒロ

お母さんの稼いだお金でギャンブル

チヒロ

負けたら酒を飲んで酔っ払って私とお母さんに八つ当たり

チヒロ

あんた以上のクズ見た事ない

カマジ

だからよぉ金さえくれりゃお前の前から消えるって

チヒロ

いくら?

カマジ

そうだな

カマジ

1000万だ

チヒロ

1000万渡したらもう消えてくれるの?

カマジ

あぁ永遠に関わらない

チヒロ

わかった

チヒロ

明後日の12時

チヒロ

駅のコインロッカー35番に入れておくから

チヒロ

それもって消えて

カマジ

まじかよ!

カマジ

最高だぜ!

カマジ

やっぱお前はわかるやつだったよ

カマジ

じゃぁ約束通り頼んだぜ!

カマジ

もし嘘だったら

カマジ

タダじゃおかねえからな

チヒロ

わかってるよ

ーその直後ー

チヒロ

お母さん

チヒロ

あいつから連絡が来た

リン

あいつ?

チヒロ

お父さん

リン

嘘でしょ!

リン

大丈夫!?なんかされなかった!?

チヒロ

うん大丈夫

チヒロ

連絡きただけだから

チヒロ

お金よこせって

チヒロ

サタケさんから私が宝くじ当てたの聞いたみたい

リン

だからあれだけ他の人に言うのは辞めなさいって言ったじゃない!

リン

お母さんチヒロが心配だよ

チヒロ

ごめんねお母さん

チヒロ

私も少し軽く考えすぎてた

チヒロ

それにしてもあいつ何も変わってなかったよ

リン

もしまたチヒロに危害を加えたらタダじゃおかない

リン

ユマバに売ってやるんだから

チヒロ

ユマバさんってお母さんの幼馴染の?

チヒロ

何やってる人なの?

リン

ユマバは昔から危なっかしい子でね

リン

常に刺激を求めて生きてた

リン

何をやってるかはよく知らないけどさ

リン

ずっと昔に一回ご飯を食べた時に言ってたの

リン

今はどうしようもないクズを最高の商品にする仕事をしてるって

チヒロ

へーなんだろうね

リン

2頭ダメになったので新しくライオンを3頭買いましたって年賀状が去年来てたわね

チヒロ

もしかして

チヒロ

ユマバさんって関わっちゃいけない人?

リン

そうだね

リン

私たちと随分と違う汚い世界で生きている人よ

チヒロ

そうなんだ

チヒロ

とりあえずお父さんのことは心配しないで

チヒロ

もう私たちの前には一生現れないって

リン

まさかお金を渡したのかい?

チヒロ

うん1000万

リン

ばか娘!

リン

そんな大金!

リン

どうせ今回のことで味を占めてまたせびってくるよ!

チヒロ

バカ娘って

チヒロ

私はお母さんが心配だから

リン

あいつか一回でも約束を守ったことがあったかい!?

チヒロ

それは

リン

一度渡しちまったら次断れば逆上するに決まってる

リン

なんで相談してくれなかったの!

チヒロ

そこまで言わなくてもいいじゃん!

チヒロ

私はお母さんのことも考えて!

リン

それは嬉しいけど先に警察に言うのが良かったんじゃないのかい

チヒロ

一応アイツはお父さんだもん!

チヒロ

最低のクズでどうしようもないけど!

チヒロ

父親を刑務所に送った娘なんかに誰がなりたいの!

リン

チヒロそれでも

チヒロ

お母さんのバカ!

リン

ごめんねチヒロ

リン

私あなたが心配で

〜1週間後〜

カマジ

金くれ

チヒロ

もう関わらないって約束だったでしょ?

チヒロ

それに渡した1000万はどしたの?

カマジ

もう使い切っちまった

カマジ

とりあえず今週も1000万

カマジ

前とおんなじとこな

チヒロ

待って

チヒロ

理解できないんだけど

チヒロ

まだ1週間だよ?

カマジ

うるせーな

カマジ

金はまだまだ腐るほどあんだろ

チヒロ

納得できない

チヒロ

大体もう関わらない約束はどうなったの?

カマジ

競馬行ってキャバクラ行って風俗いけば1週間でなくなるだろ

カマジ

普通

カマジ

とりあえず1000万な

チヒロ

無くなんないよ普通

チヒロ

とりあえずお金は無理

チヒロ

もう連絡してこないで

カマジ

お前あんまイラつかせんなよ?

カマジ

黙って金出しときゃいいんだよ

カマジ

女ごときが調子乗ってんじゃねぇぞ

チヒロ

いいから消えて

カマジ

今のでプッツンしました

カマジ

1億に変更だ

カマジ

明後日までだ

カマジ

それ超えたらどうなるかわかるよな?

カマジ

後悔するぞ

カマジ

俺は忠告したからな

〜1週間後〜

チヒロ

お母さんライン無視しててごめんね

チヒロ

ちょっと私冷静じゃなかった

チヒロ

またアイツから連絡きたよ

チヒロ

お母さんの言うとうりだった

チヒロ

前は酷い事言ってごめん

〜次の日〜

チヒロ

お母さんまだ怒ってる?

チヒロ

明日休みだから久しぶりにタマを見に実家帰るね

チヒロ

お母さんの好きな芋羊羹買って行くから

〜後日〜

チヒロ

どこにいる

カマジ

よお

カマジ

1億用意する気になったか?

チヒロ

殺してやる

カマジ

おいおい

カマジ

父親にそんなこと言う子じゃなかっただろ

チヒロ

なんでお母さんを

カマジ

いや至急で金が必要だったからさ

カマジ

仕方なくアイツのとこ行ったんだよ

カマジ

そしたら急に奇声あげて殴りかかってきやがってさ

カマジ

ちょっと強く押したら頭ぶつけてあっさり逝きやがったよ

チヒロ

お前を許さない

カマジ

ちょっと待ってくれよ

カマジ

俺言ったよな

カマジ

金を貸さないなら後悔するぞって

カマジ

お前が金を渡してればアイツは死ぬことはなかったんだ

カマジ

お前のせいなんだよ

カマジ

お前のせいでアイツは死んだんだ

チヒロ

私のせい?

チヒロ

私のせいなの?

カマジ

そうだお前のせいだ

カマジ

それにお前のおかげで警察に追われる身になっちまったよ

カマジ

ほんと勘弁してくれよな

カマジ

とりあえず逃亡資金一億頼んだぞ

カマジ

警察に通報したらすぐにバレるからな

カマジ

そしたらお前もアイツと同じ目に合わせる

〜その後〜

チヒロ

ユマバさんで間違いありませんか

ユマバ

誰だい

チヒロ

リンの娘です

ユマバ

おーチヒロちゃんかい

ユマバ

どうしたんだいこんなババアに何かようかい

チヒロ

母の連絡先にユマバさんを見つけたので連絡させていただきました

ユマバ

そうかそうか懐かしいな

ユマバ

リンは元気にやってるかい離婚したんだってな

チヒロ

母は亡くなりました

ユマバ

そうかい

ユマバ

随分と呆気なく逝っちまったね

チヒロ

呆気なく?

チヒロ

母は殺されたんです

チヒロ

私の父親に

ユマバ

それはびっくりだ

ユマバ

随分と会わない間にリンも刺激的な体験をするようになったもんだ

チヒロ

さっきからなんなんですか?

チヒロ

しばらく会ってなかったからって他人事なんですか?

チヒロ

幼馴染って聞いてたのに

ユマバ

お前はまだ若いね

ユマバ

私は決して綺麗といえる道を歩んで生きていない

ユマバ

今更リンと関わったって迷惑をかけるだけなんだ

ユマバ

だから二人が死んだら天国で茶をしばきながらお互いの人生を話し合う約束なんだ

ユマバ

予定より早く逝っちまいやがって

ユマバ

これじゃ私が話すばかりになるじゃないか

チヒロ

ユマバさんに頼みたいことがあります

ユマバ

なんだい

チヒロ

父を買ってください

ユマバ

ほうそれはたまげたね

チヒロ

警察に父を任せてもどうせ刑務所でぬくぬく犯罪自慢をするだけです

チヒロ

私はアイツに地獄を送ってやりたいんです

ユマバ

人の人生をどうかしようってのは大きな業だよ

ユマバ

それを背負う覚悟があんたにあんのかい

チヒロ

私も地獄に落ちます

ユマバ

わかったよ

ユマバ

リンの仇だ

ユマバ

せいぜいショーを盛り上げて貰おうじゃないか

〜後日〜

カマジ

おいチヒロ

カマジ

お前何やった

カマジ

1億取りに行ったら変な奴らに攫われた!

カマジ

今暗い部屋に放置されてる

カマジ

どこなんだここ!

チヒロ

そこはね、東京のだーれも知らない地下施設

チヒロ

あんたはね、今からゲームをさせられるのよ

カマジ

へ?

チヒロ

大企業の社長

チヒロ

裏社会の人たち

チヒロ

いわゆるVIPがあんたの活躍を楽しみにしてる

カマジ

は?

カマジ

お前さっきから何を言ってるんだ

チヒロ

金持ちの娯楽よ

チヒロ

反吐を吐きたくなるほど趣味の悪いね

チヒロ

あんたには掛け金がかけられてる

チヒロ

生きるか死ぬか

カマジ

お前が仕組んだのか

チヒロ

そんなことできるわけないじゃない

チヒロ

お母さんの友達にたまたま主催している人がいたのよ

カマジ

お前覚えてろよ

カマジ

必ず生き残ってお前を酷い目に合わせてやる

チヒロ

残念だけどそれは無理

チヒロ

今回生き残ったらあんたは注目株になる

チヒロ

次のゲームの活躍を期待される

チヒロ

このゲームはあんたが死ぬまで続けられる

チヒロ

引退のない競馬みたいなものね

カマジ

嘘だろ

カマジ

待ってくれ

チヒロ

ギャンブル好きのあんたにはちょうど良いじゃない

チヒロ

自分の命を賭けてこそ最高に脳汁が出ると思わない?

カマジ

なんか向こうの部屋から獣みたいな唸り声が聞こえるんだ

カマジ

助けてくれ

カマジ

お願いだ

チヒロ

今からその獣とあんたは追いかけっこするんだって

チヒロ

お尻に生肉をぶら下げてね

チヒロ

あんたは獣の尻尾についている鍵をとって出口のドアから逃げたら勝ち

チヒロ

単純でしょ?

カマジ

そんなの無理に決まってるだろ

カマジ

なぁ獣ってどれぐらいデカいんだ?

カマジ

この唸り声の大きさ

カマジ

犬やオオカミじゃない

カマジ

頼む助けてくれ

チヒロ

それじゃせいぜい頑張って

チヒロ

私も上で見てるから

カマジ

頼む!

カマジ

待ってくれ!

カマジ

ちくしょう!

カマジ

絶対生き残ってやる!

カマジ

覚えてろよ!

〜後日談〜

チヒロ

その後私は普段の生活に戻り普通のOLとして過ごしています

チヒロ

母の葬儀などを終えた後

チヒロ

一度ユマバさんにお礼の挨拶をしようと思ったのですが

チヒロ

あれ以来連絡が繋がることはありませんでした

チヒロ

宝くじでもらったお金は今も貯金したままです

チヒロ

あいつがあの後どうなったかですか?

チヒロ

そうですね

チヒロ

あの光景は今でも目を瞑ると鮮明に思い出せます

チヒロ

汚い人間も意外と身体の中は綺麗な色しているんですよ

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