嘘だったら良いのに

受験が終え今日は合格者発表

そわそわしてる空気感の中に俺も混じる

520番を探し目を動かすも中々見当たらない

いつも一緒だった面々も今日は別々

すなわち俺はここで奴等とは終わりと言うことだ

俺が恋したpーのすけとも

そのpーのすけが恋したakとも

俺の恋人のatとも

そのatのことが好きなtgとも

そのtgが好きなktyおとも

今考えれば複雑な関係性

だけどその複雑さが俺にとっては何処が心地良く反対苦しくもあった

520番

向かい風が当たる

何処か見つからないで欲しかった自分がいるのは

この風に乗せて無いものに

そのまま俺は家に帰った

atからのLINEでpーのすけ達も受かったと言うことはわかってる

そのままグループでも報告された

あいにくの電話で話す羽目になった

嬉しそうだったakの声色

天気雨で濡れた俺の頬

そのまま遊ぶと言う話になったが俺はやめた

今会っても話すことはない

明日最後の時間としてpーのすけと遊ぶ

向こうからの誘いで最初は驚いた

でもよくよく聞いてみるとakとの話を聞かされるようだと分かった

でも最後くらい良いと思った

…いや最後に会いたかったんだろうな

プルルル

携帯からなる音

画面にはktyと書いてある

俺は着信を押す

後ろから楽しそうな4人の声が聞こえる

…微かに震えてる声

ほっとけばいいのにほっとけない

以外と時間が無いことに驚きだか間に合う

tgには…と言うことは恐らく恋事情なのだろう

…そう結論付けなければ良かった

ak？_______