生命＿

ふと、足元を見れば

そこには咲き誇る花がいた。

よく見ると踏まれたあとなども見えた

けれど、踏まれたあとからも芽吹いていた

なんと凄い生命力だろう

あの花はとても美しく強かった。

ふと、そこにある木を見た。

その木はとてもとても大きかった。

よく見ると、枝を切られたあとがあった。

よく見ると、枝の皮が剥がれている所もあった。

その木はとてもとても長生きのようだ。

久しぶりに、あの木を見に行った。

所々からまた芽が生え、新しい枝を作ろうとしていた。

剥がれた皮もまた新しい皮が出来、

治っていた。

木は少しずつ動き、

とてもとても強い生命力を持っていた。