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君がいた夏

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君がいた夏

2 - 燃えたように

♥

502

2024年09月20日

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高2の夏

心地いいくらいに吹く風

家に帰ろうと歩いていたら

ニャーン

牛乳、おいしい?

ニャーン ニャーン

ふふ、よかった (ニコッ

野良猫としゃがみこんでいる君がいた

灰谷蘭

ニャーン ニャーン キーッ

なに?そんなにびくびくしちゃって

君 が後ろをふりかえって

俺を見た

…見ます?

かわいいですよ

灰谷蘭

..おう

ニャーン ニャーン

お兄さんが来てくれたよ

スリスリ..♡

ふふ、笑 お兄さんに懐いてる

灰谷蘭

..俺?

ミャーオ ミャーオ

返事してくれたよ!今

灰谷蘭

今のは猫じゃなくてアンタに聞いてんだけど笑

あ、そうでしたか笑

灰谷蘭

はは笑

すいません..笑

ニャーン

灰谷蘭

これちゃんと牛乳飲めてんの?

うん、多分

灰谷蘭

どう見ても減ってねえけど笑

ほんとだ..笑

灰谷蘭

じゃあ飲めてねえじゃん

…ぶっ笑

灰谷蘭

何だよ..

ニャーン ニャーン

泉星蘭

はは笑笑

灰谷蘭

何笑ってんだよ..笑

君こそ、笑ってるじゃん..笑

灰谷蘭

笑ってねえし..笑笑

ニャーン ニャーン

あ、!

灰谷蘭

よ、

また、来てくれたんだ

灰谷蘭

おう

..魚だ!

灰谷蘭

こいつに食わせてえ

..うん!

おいしい?

ミャーオ ミャーオ

灰谷蘭

..感謝しろよ猫

よかったね(ニコッ

ニャーン ニャーン

学校の帰りにこの道に寄ると

必ず猫と戯れる君がいた

俺と君と猫で戯れる時間が

日課になっていた

う”ぉりゃ”ーーー

皆殺しだァァ”””

灰谷蘭

ーーーー♡

灰谷竜胆

ーーーーー

黒川イザナ

ーーーー

夜通し喧嘩した日

気づけば朝になっていて

家に帰る頃には昼過ぎになっていた

灰谷竜胆

兄貴珍しく怪我したんだ

灰谷蘭

まあな

灰谷竜胆

誰とやって怪我したの?

灰谷蘭

いや、

灰谷蘭

自分で持ってた武器が当たった

灰谷竜胆

自分で怪我したの?

灰谷竜胆

アホじゃん

灰谷蘭

殺すぞてめえ笑

灰谷蘭

クルクルしてたら額に当たったんだよ

灰谷竜胆

怪我原因も兄貴らしいな..

灰谷蘭

今、何時?

灰谷竜胆

2時過ぎ

灰谷竜胆

なぁデパ地下行こーぜ

灰谷蘭

無理

灰谷蘭

俺寄るとこあっから

灰谷竜胆

え?どこ

灰谷蘭

言わねえ

灰谷竜胆

はー?

灰谷竜胆

相変わらず兄貴は自由人だな

灰谷蘭

じゃあな

ニャーン

おいしいねー(ニコッ

ミャーオ ミャーオ

今日はあのお兄さん来ないかな?

ニャーン! ニャーン!

悲しいねー

いつも通り

猫と喋っている君がいた

灰谷蘭

そう悲しむなって笑

あ..!

灰谷蘭

俺が来ねえわけねえから笑

嬉しいな(ニコッ

灰谷蘭

は、?

来てくれて嬉しいな(ニコッ

ニャーン ニャーン!!

灰谷蘭

そうかよ笑

泉星蘭

でも、どうしたの?

泉星蘭

怪我してるよ

灰谷蘭

あぁ、ちと当たっただけ

大丈夫?

灰谷蘭

大丈夫だから、心配いらねえよ

血垂れてるよ

今日は帰るね、猫ちゃん

ミャーオ ミャーオ

灰谷蘭

もう帰んのk

こっち来て

灰谷蘭

っ、おい

俺の腕を掴んで君は走っていった

灰谷蘭

っ、ここ

すぐ戻るから待っててね

お兄さん、しゃがんで

俺より20cm近く低い君が背伸びをして

俺の怪我している額に腕を伸ばしていた

灰谷蘭

..んなの必要ねえよ、

私が心配なの!

灰谷蘭

..!

お兄さん、身長高いから、

私に合わせて

灰谷蘭

..わかったよ笑

灰谷蘭

っ、

染みる、?

灰谷蘭

染みねえ、

我慢してね

はい、できた

痛いの痛いのとんでけ!

灰谷蘭

馬鹿にするなよ笑笑

笑笑

灰谷蘭

ありがとな、

うん!

灰谷蘭

名前、

え?

灰谷蘭

名前、教えろ

あ、うん!

泉星蘭

泉星蘭

灰谷蘭

灰谷蘭

ありがとな、泉

泉星蘭

泉星蘭

うん!(ニコッ

灰谷蘭

…!

夏のくせに肌寒かった今日

でも何故か

彼女の笑顔を見た瞬間

俺のどこが燃えたように熱かった

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