記憶のピース(後編)

思い出したくねーけどな… ころんのためだ…………………

俺は昔からずっと1人だった

父さんが亡くなり、母さんと二人暮し

母さんは俺の為に必死に仕事を頑張っていた

俺もその役に立ちたくて

一人でも何かできるようにと努力した

けど無駄だった

母さんが倒れたんだ

その言葉を最後に母さんはこの世を去った

そして俺は孤児院に預けられた

そんな事を考えてたら楽しそうな声が聞こえたんだ

ころんのな

俺はその日からお前に憧れていた

誰とでも仲良くなれることにな…

それから毎日のように遊んだ

ころんと一緒にいる時は何故か落ち着いていた

けど

幸せな生活は続かなかった

お前と離ればなれになった

そんな悲しさが溢れてきた

この前幼なじみとか言ってたけどあれは俺の妄想

小さい頃から思い込んでいた

けど違った

俺らは孤児院であって仲良くなった

何日かして俺も引き取られた

けど引き取られたところは虐待

俺は親に虐待されてた

毎日が苦しかった

死にたいって思ってた

死のうと思った

けど死ねなかった

お前がどこかで生きてるって思ってたら死ねなかった

けど、ある日会ったんだよ

ころんとな…………………

ここも一応過去の話やからね？ Byひかり

俺はこの時が1番って言っていいほど幸せだった

まぁでも

ころんとの思い出場所はここじゃないけどな

過去の世界から戻ってきやした Byひかり

その時、イルミネーションがものすごく綺麗になった

全部、やっと全部思い出せた

やっと掴めた幸せ

ずっと待ってた幸せ

本当に、本当に良かった

大好きだぞ…

ころん…………

みんなの頭文字とった( ・∇・)