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Dom🎤×Sub🙂⑤
スマイル
きんとき
きんとき
きんときはベッドを降りて
ティッシュを取って
スマイルに渡した
スマイルはそれを受け取って
ティッシュで汚れを拭き取った
きんとき
冷静になったきんときは
ただ抜き合っただけの
自分たちの惨状を見て
不安が過った
それはダイナミクス性に関係なく
今のスマイルの姿を見て
きんときが
欲情してしまったからである
きんとき
きんとき
きんとき
きんとき
後処理を終えたスマイルが
ベッドの上に座り込んだまま
きんときを見つめていた
スマイル
きんとき
スマイル
スマイル
動かないきんときに
スマイルはベッドの端に寄って
立ち竦んでいるきんときに近付いた
きんとき
スマイル
それでも何も言わないきんときに
スマイルはうろうろと
視線を彷徨わせる
するとスマイルは
頬を赤く染めて
きんときを見上げた
上目遣いである
スマイル
ドクンッ――
何を勘違いしたのか
スマイルはきんときに催促した
きんときはそんなスマイルに
鼓動が高鳴り
求める姿に応えたくなった
その瞬間――
きんときは安心した
きんとき
これはDomの悦びだ
きんときは微笑んで
スマイルに手を伸ばした
きんとき
きんとき
スマイル
スマイル
頭を撫でながら
ぎゅっと抱きしめてやると
スマイルは嬉しそうに
きんときに擦り寄った
そんなスマイルを見ていると
いつまでもこうしていたくなる
きんときはスマイルを抱きしめながら
ベッドに倒れこんだ
そうして二人とも素っ裸で
ベッドの中に沈む
きんとき
きんときは
もう飽きていたのだが
求められれば
それに応えたくなって
いくらきんときに
その気がなくとも
スマイルに付き合おう――
――という気になる
ずっと擦り寄ってきていたスマイルが
徐々に動かなくなってきた
それに気付いて
きんときが視線を落とすと
スマイルはいつも通り
俯いていて
いつものスマイルの頭が見えた
きんとき
スマイル
その声に先ほどまでの甘さは
感じられなかった
どうやら彼も落ち着いたようだ
きんとき
きんとき
スマイル
スマイル
スマイル
きんとき
スマイル
きんとき
きんとき
スマイル
きんとき
きんとき
きんときのその気遣いに
スマイルは顔を上げた
きんときはいつも通りの顔をして
小さく首を傾げた
スマイル
きんとき
きんときがそこまで
Subの気持ちを汲み取ってくれるとは
思わなかった
Playを終えてすぐに放置されると
Playが良くなかったのではないかと
不安になる
そうしてSubdropに
入ってしまうSubが多いのだが――
きんときはそこまで
考えていたらしい
スマイルは少しだけ
心が温かくなった気がして
何故か鼓動を鳴り始める胸に
小さく首を傾げた
きんとき
スマイル
きんとき
スマイル
きんとき
スマイル
きんとき
きんとき
スマイル
きんとき
きんとき
スマイル
厚意に甘えて
スマイルは
きんときが着ていたシャツを着た
きんときは
元々履いていたパンツと
ズボンを履いた
きんときがスマイルに
手を差し伸べる
スマイルはその手を取り
二人は立ち上がった
きんとき
スマイル
リビングに移動して水を飲み
きんときはそのままスマイルを
浴室へ案内した
シャワーのお湯を浴びて
ようやくスマイルは一息吐いた
スマイル
よくよく考えてみて
アレは正しい事だったのだろうか
スマイル
これ以上悩んだところで
過去は変えられない
色々と思うところはあるものの
スマイルは現実を受け入れた
スマイルが浴室から出ると
きんときはパソコンの前に座って
編集作業をしていた
スマイル
きんとき
きんとき
きんとき
スマイル
きんとき
きんとき
スマイルと入れ替わりで
浴室に入っていくきんときを見送って
スマイルはパソコンの画面を
覗き込む
そのまま椅子に座ると
編集途中のそれを
最初から流し始めた
浴室のドアが開いて
スマイルは動画を止めた
きんとき
立ち上がろうとすると
きんときに止められた
スマイルは大人しく
パソコンの前に座り直した
スマイル
きんとき
スマイル
きんとき
スマイル
スマイル
スマイル
きんとき
スマイル
スマイル
きんとき
きんとき
スマイル
きんとき
スマイル
きんとき
スマイル
きんとき
スマイル
きんとき
スマイル
きんとき
きんとき
スマイル
きんとき
スマイル
きんとき
きんとき
スマイル
きんとき
スマイル
きんとき
きんとき
きんとき
スマイル
スマイル
きんとき
きんとき
スマイル
きんとき
スマイル
きんとき
きんとき
スマイル
きんとき
スマイル
きんとき
きんとき
スマイル
きんとき
スマイル
きんとき
スマイル
きんとき
スマイル
スマイルは立ち上がると
鞄を持った
きんときは財布を持つと
二人で家を出た
二人はラーメン屋で
相談所を退会して
笑い合った
おしまい