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宮沢花
あつ〜〜い
宮沢花
ここ1週間ずっと30度超えだよ
お母さん(ももこ)
夏休みだからっていつまでもダラダラしてないの
宮沢花
だってー
お母さん(ももこ)
暇なら海の家手伝っておいで
宮沢花
え〜〜？！
宮沢花
やだよ
お母さん(ももこ)
それじゃあお母さんがお手伝い行こうかな
宮沢花
行ってらっしゃい
お母さん(ももこ)
まあ、その代わりに花には
お母さん(ももこ)
洗濯してご飯作って掃除してもらうけど
宮沢花
宮沢花行ってきます！！
お母さん(ももこ)
笑笑
お母さん(ももこ)
迷惑にならないようにするのよ
宮沢花
分かってるよー
お母さん(ももこ)
あ、そうそう
お母さん(ももこ)
幸多くん覚えてる？？
宮沢花
え？うん
宮沢花
小さい頃一緒に遊んでた3つ年下の男の子でしょ？
お母さん(ももこ)
そうそう
お母さん(ももこ)
幸多くんね、この夏休み海の家遊びに行ってるみたいだから
宮沢花
そうなんだ
宮沢花
久しぶりだな〜〜
お母さん(ももこ)
花より大きくなってるんじゃない？
宮沢花
えー
宮沢花
それはないよ
宮沢花
昔は身長私の方が10センチ以上高かったんだから
お母さん(ももこ)
男の子は中学くらいからいっきに伸びるのよ
宮沢花
楽しみ
宮沢花
行ってきます
宮沢花
こんにちは
呱々録さん
わぁ
呱々録さん
もしかして花ちゃん？？
宮沢花
呱々録さん！
宮沢花
そうです、花です
呱々録さん
大きくなったね〜
呱々録さん
高校2年生かい
宮沢花
はい！
宮沢花
幸多くん来てるんですよね
呱々録さん
ああいるよ
呱々録さん
ちょっと待ってな
宮沢花
はーい
宮沢花
(え？！)
その瞬間
髪を風になびかせ
背が高く
顔が整った
完璧に近い男の子が
私の前に立っていた
宮沢花
幸多？
春岡幸多
は、な？
春岡幸多
どうしてここに
宮沢花
私も海の家手伝おうと思って
宮沢花
それよりほんとに幸多？
春岡幸多
え
春岡幸多
ああ なんでそんなこと聞くの
宮沢花
だって昔と全然違うじゃん
宮沢花
私より背高くなってるし
春岡幸多
そりゃあ変わるでしょ
春岡幸多
てか花は花で小さすぎじゃない？
宮沢花
うっさいなー
宮沢花
私はこれから伸びる予定なの
春岡幸多
笑笑
宮沢花
なによ
春岡幸多
いや、花は変わってないなって思って
宮沢花
幸多は海の家にいつまでいるの？
春岡幸多
夏休みいっぱいずっといるよ
宮沢花
そうなんだ
宮沢花
じゃあ私もそうしよ
春岡幸多
そろそろ手伝い戻らないと
宮沢花
あ、うん
宮沢花
私も着替えたら行くね
春岡幸多
👋
呱々録さん
花ちゃんには接客手伝ってもらおうかな
宮沢花
了解です！
宮沢花
いらっしゃいませ
宮沢花
ご来店ありがとうござーーーーーーーー。
宮沢花
はぁーー
宮沢花
終わった終わった
春岡幸多
お疲れ様
宮沢花
わぁ
春岡幸多
花冷たいココア好きだったしょ
宮沢花
うんありがとう
宮沢花
覚えてたんだね
春岡幸多
まあね
宮沢花
ほんと大きくなったよね
春岡幸多
え？
宮沢花
それに女子客はカッコいいって騒いでたし
春岡幸多
… なに
ヤキモチ？
ヤキモチ？
宮沢花
ちがうよ！
宮沢花
ちょっと寂しいな〜って思って
春岡幸多
………。
宮沢花
？
宮沢花
幸多？
ドン
宮沢花
きゃっ
春岡幸多
俺が今までどれだけ我慢したか分かってる？
宮沢花
幸、多？
宮沢花
どうしたの？なんかいつもとちがうよ
春岡幸多
わかんない？俺の気持ち
宮沢花
？
春岡幸多
はぁ、ここまで鈍いとは
宮沢花
なによ！
春岡幸多
好きだよ
春岡幸多
花
宮沢花
え？！
春岡幸多
俺は昔から花が好き
宮沢花
はぁ？！何言ってんのいきなり
宮沢花
からかわないでよ
チュッ
宮沢花
(カァァ)
宮沢花
ちょっと何するの？
春岡幸多
で、返事は？
宮沢花
急に言われたって…
春岡幸多
それじゃあ花には今好きな人がいるの？
宮沢花
好
宮沢花
き
春岡幸多
え？
宮沢花
私も幸多が好き
春岡幸多
ほんと？！
宮沢花
(カァァ恥ずかしい)
春岡幸多
嬉しいよ花
宮沢花
いい加減手離しなさいよ
チュッ
春岡幸多
笑 もうちょっとだけ
こうして私の可愛かった幼馴染が
小悪魔になっていました
私としては身長はもう少し低くてもいいと思うんだけど…
けどやっぱいい
幸多が好き
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
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