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変なこと聞くんですけど、「月咲希 星音」という人を知っていますか、、?
すごい感動しました! 他の作品もみさせていただきます!
これにて〖君と共に逃避行の旅を〗は完結致しました!🙇🏻♀️ 最後まで見てくださった読者様には感謝しかありません!😖✨ この作品を読んで、他の作品も気になった方は是非そちらも読んでみてくださいっ!😉
い__!
ilm
い_ま!
聞き慣れた誰かの声が うっすらと聞こえる。
いるま!
ilm
hima natu
ilm
lan
ilm
mikoto
ilm
ameno kosame
ilm
hima natu
ilm
ilm
lan
時々、 あの夏の日の記憶の夢を見る。 だから、忘れたこともないし、 むしろ俺は忘れたくはなかったから、忘れようともしなかった。
今向かっているのは、 俺の地元。 そして、今の仲間である4人組の地元。 あの出来事から俺は暫く立ち直れずに居たが、こいつらが話しかけてくれたおかげで、立ち直ることが出来た。 だから、これに関しては凄く感謝している。
*○○駅に間もなく到着します*
電車内での到着時の放送が聞こえ、 それは、俺の地元だった。
聞こえた時、寝る為に座っていた俺は席を立ち、扉の近くに立った。
そして、大きく揺れながら走っていた電車がゆっくりと止まり始める。
電車が止まった時、 少し反動で体制を崩しそうになるが、耐えた。
扉が開き、人がゾロゾロと降りる。 それに阻まれながらも、俺ら5人は離れすぎないように電車から出た。
駅のホームを出て、 ホームから少し行った小道を歩いていた。
ameno kosame
hima natu
lan
mikoto
ameno kosame
mikoto
ameno kosame
ilm
mikoto
hima natu
lan
mikoto
笑い合いながら歩き、 ゆっくりとすぎる景色。
久しく戻ってきた地元は、 本当に懐かしかった。
それと同時に、 奥深く眠っていた蟠(わだかま)りがふつふつと浮き出てくる感覚があった。
きっと、すちのことなんだろうな。
ちなみに俺ら5人は、 普通の高校生からの友達であり、 今では仕事仲間兼親友。
そんなことばかり思っていると、 俺らは一人一人回りたい所を回り始めた。 " 5人で "
最初は、らんの所に行き、 次はなつ。次はこさめ。次はみこと と次々と回っていた。
回った場所は、 どこも懐かしかったり、 知らないエピソードを聞いたりなどして、最高に笑いあった。
そして、最後__俺。
俺は最初に伝えていた。 「俺の私情になるけどいいか?」 ってらん達に聞いたら、 「もちろんいいよ~!」 なんて、気軽に返してくれた。 それがとても、嬉しく感じた。
hima natu
ilm
進めていた歩みを止め、 俺の後ろをついてきていたなつ達の方にゆっくりと振り返る。
優しく、ふんわりとして暖かい風が俺の頬を撫でるようにすぎていく。
lan
mikoto
やはり他4人も、俺の思わぬ返答に戸惑っているようだった。 それもそうだろう。 だって俺が«思い出の場所»と言ったのは、何の変哲もない道沿い。
近くには、踏切付きの 線路があるだけの道だから。
ilm
hima natu
ameno kosame
mikoto
ameno kosame
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ameno kosame
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シン、と静まり返る。 そんな空間にまた、 こさめが口を開いた。
ameno kosame
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hima natu
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ameno kosame
mikoto
ameno kosame
静かな空間から少しふざけ合っている空間へ様変わりしたが、静かな空間はまたやってきて、 4人の視線は、俺の方へ向いた。
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mikoto
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hima natu
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苦笑しながら、 淡々とした口調で語る。
俺の話に驚愕としたのか、 誰も何も口を動かさないし、喋らない。 みな、俺を直視できていなさそうだった。 目線を下に逸らし、 どう言葉をかけようか悩んでる様子にも思えた。
数秒、数分と沈黙が続く。 時は流れゆく中、俺が口を開こうとした時___
*ドンッ*
頭に、鈍い衝撃が走った。 その衝撃に、膝はガクりと90度になりながら倒れ込み、俺はそのまま意識を失った。
ilm
俺が意識を失い、 どれぐらい経っただろうか。 重く重なる瞼をパッチリと開く。 目の前には、 綺麗な鮮やかな青で染まっていた空がオレンジ色や朱色。暖色で描いたような暖かな空が拡がっていた。
自分の額には、 誰かのも知らない濡れたハンカチが置かれていた。 仰向けのままでは何も分からない為、起き上がったその時。 こちらに向かってくる足音が沢山聞こえてきた。
hima natu
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mikoto
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ameno kosame
ilm
らん達と会話を交わしていると、 1人の少年が俺に話しかけてきた。
多分きっと、 当てた諜報人の友達って人なのかな。
帰ってくれても良かったのに、 とんだお人好しだな(笑
????
ilm
俺は一瞬目を見張った。 赤い陽に照らされ、 心配そうに見つめながら揺れる瞳。 少年が言う口調。お人好しさ。
彼にそっくりだったんだ___
ilm
suti
suti
嗚呼………。 鮮やかな緑色に黒寄りの深緑色したメッシュ入りの髪。 紅く、淡い瞳孔が光る瞳。 大切な人に、あの夏の日死んでしまったすちにどうしようもなく似てて、言葉が出なくなる。 いつもスラスラと出る言葉が並べれない。 少し沈黙が続く中、俺の親友の4人が口を開き始めた。
ameno kosame
mikoto
lan
hima natu
lan
suti
suti
suti
ilm
気づけば頬には1つの雫が伝っていて、俺は泣いていた。 何かの糸がプツンッ、と切れたように次々と涙が溢れ出てくる。 止まることのない涙に俺は困惑しながら必死にとめようとする。 君が不安な思いをしないように、心配させないように………。
ただどれだけ涙を拭いても、拭いた後にはもう新しい涙が頬を伝っていた。
そんな俺に、君は___
suti
身長の差が数cmだと思われる程の 俺と君。 そんな君は、俺を腕の中に収めて、 背中をゆっくりと撫でてくれた。
君の腕の中はやはり安心できて、 止まらなかった涙もいつの間にか止まり、目尻を赤く染めていた。
ilm
すちを抱き返しながら、 俺はすちに問い掛けた。
suti
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hima natu
lan
suti
suti
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hima natu
mikoto
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lan
ameno kosame
suti
俺の問いかけに、 4人は口々に言ったが、 すちの返答は即答だった。
suti
suti
ilm
suti
mikoto
hima natu
lan
ameno kosame
ilm
suti
すちが俺に近づいてきた。 横顔は綺麗に整っていて、 まさに美男子。とも言える顔つきだった。
suti
ilm
suti
ilm
suti
ilm
suti
ilm
suti
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太陽が沈み、 周りが段々と暗くなり始める。 暖色に染まっていた空は、 藍色や黒寄りの青色へと変化していく。 そしてポツポツと見え出す淡く小さな光の粒達。 小さな光ながらに、それは集まり輝きを放っていた。 一人の青年と一人の少年。 互いに手を繋ぎあいながら、歩みを進めている。 そんな2人を横目に、4人の青年が立っている。 その顔つきはどこかホッ、としたような。嬉しそうな顔つきだった。
強く手を握った。 彼も握り返してくれた。 もう離さない。離させない。 あの夏に失ってしまったはずの 君を____
*ドゴッバキッドカッッ*
クラスメイト(suti)
suti
泣くな。泣いちゃダメ。 泣いてしまえばもっと殴られる。蹴られる。 嗚呼もう嫌だ……こんな人生、。
ilm
すちがいなくなってしまってから、 俺は無気力になった。 何事に対してもやる気は起きないし、笑顔にも慣れない。 前よりもより一層不器用になって、無愛想になってしまった。 色褪せたおもちゃ《ガラクタ》のように。 本当に俺。すちがいねぇとなんも出来ねぇな(笑
僕らは命に嫌われている
*ガタンゴトン*
帰りの電車、 椅子にもたれかかりながら揺られる。 君は俺の肩に頭を置き、 ぐっすりと夢の中へといた。
いつかは死んでいく
suti
君だって
ilm
僕だって
いつかは
suti
ilm
suti
ilm
ilm
suti
ilm
suti
枯葉のように朽ちていく
ilm
suti
ilm
suti
ilm
suti
ilm
それでも僕らは必死に生きて
命を必死に抱えて生きて
~回想~
*ザシュッ*
suti
ilm
殺して
ilm
あがいて
~回想終了~
suti
ilm
笑って
suti
ilm
suti
ilm
抱えて
ilm
suti
2人で傘の中に入っているからか、少し狭い。 けど、すちの温かさが体の中に染み込んでくる。 ポツポツと傘にあたる雨。 不規則に降る雨に俺らはただ遠くを見つめていた。
ilm
suti
ilm
生きて__
ilm
生きて___
ilm
suti
今はまだ、胸の内に秘めておこう。
君が
suti
貴方が
大好きで、 愛してるということを────
君と共に逃避行の旅を _ 終幕
最後まで見て下さった読者様。 ありがとうございました!!😖✨ 全て合わせて700タップ程。 お疲れ様でした!🍵
今回成り行きでの作品でしたので、上手くはありませんし、 3話という短いお話でしたが…… 少しでも読者様が楽しめれば何よりです!👍🏻⟡.·
ではまた。 他の物語で___