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シド
（味方だと？！…）
シド
今俺を襲ってきたくせによくそんなことが言えるな…
？？？
ごめん、ごめん
？？？
いやー君なら余裕でかわせるってことも分かってたからさー！
シド
（どうしてそんなことが分かったんだ…）
シド
（見たところトラのBEASTなのか？…）
シド
ていうかお前は誰なんだ？
？？？
そうだったね
サーガ
僕の名前はサーガ
サーガ
人間とトラのBEASTだよ
サーガ
君はシドだよね？
サーガ
よろしく！
シド
よろしくって…
シド
どうして俺の名をしってるんだ？
サーガ
僕はスデン博士に言われて君のところにきたんだ
シド
博士が？！…
シド
どうして？…
サーガ
まぁまぁ、落ち着いて
サーガ
ちゃんと説明するからさー
シド
あぁ、悪い…
サーガ
（意外と素直だな！…）
サーガ
（やっぱり面白い！…）
サーガ
シドはスデン博士の研究、通称BEAST‐projectの手伝いで動物の資料を集めてるんだよね？
サーガ
実はそうして資料を集めているのはシドだけじゃないんだ
サーガ
僕も別の場所で資料を集めてたんだよ
サーガ
でもシドとは少し違ってね
シド
違う？
サーガ
シドは一人でやってるだろ？
サーガ
でも、僕や他の人達は複数人でやってるんだ
サーガ
そこで！僕が君のパートナーとして選ばれたんだ！
シド
なるほど…
シド
だいたいは理解できた
シド
でも、
シド
悪いが、俺は一人でいい
サーガ
えー？！
サーガ
せっかくここまで来たんだ！
サーガ
それに博士の命令だよ？！
シド
分かってる…
シド
でも大丈夫だ
シド
博士にもそう伝えてくれ
サーガ
（そんなー…）
サーガ
（一匹狼ってやつか…）
サーガ
そうか…
サーガ
分かったよ
シド
悪いな
サーガ
それじゃあ勝手にでもついていく！
サーガ
でもって僕のこと認めさせてあげるよ！
シド
はー！？
シド
何でそうなるんだよ！？
サーガ
僕は普通じゃないんだ
サーガ
君と同じようにね❗
シド
俺と同じって…
サーガ
君がどう言おうと僕の気持ちは変わらないよ❗
シド
（こいつ…）
シド
もう、いいよ…
シド
すきにしろ…
サーガ
よっしゃー‼
サーガ
よろしく！
シド
（はぁ…）
シド
よろしく…
それから数日後…
サーガ
ふわぁ～😪
サーガ
いけない、いけない！
サーガ
昼寝しちゃってたー
シド
お前な…
サーガ
ごめん、ごめん！
シド
（こいつ本当に大丈夫なのか…）
シド
しっかりしてくれよ…‼
シド
お前なんてこの牙と爪さえあればいつだって…
サーガ
やめてくれよ！…
サーガ
そんな冗談…
サーガ
悪かったって！
サーガ
これからはちゃんとする！
シド
頼むからな…
サーガ
あっ、あー…
そんな日々を過ごしていたある日のこと…
ザーッザーッ☔
ゴロゴロ‼⚡
サーガ
うわっー！
シド
すごい嵐だ、まだ過ぎそうにないな…
サーガ
こんなんじゃクマもでてこないよー…
シド
いったん雨宿りだ
シド
あの洞窟に避難しよう
サーガ
賛成！
シド
この洞窟、奥につながっているのか？…
サーガ
凄い！けっこう奥までありそうだ！
サーガ
ねぇいってみない？
シド
ダメだ、どんな危険があるかもわからない…
サーガ
でも気になるでしょ
サーガ
良い資料も見つかるかもよ‼
シド
ダメだって…
サーガ
そう言わずにさー！
そう言うとサーガは奥の方へと進んで行く
シド
おい！待て！
シド
（チッ、まったく…）
シドも奥へと進んで行く
END
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