さくしゃ
過去編はきっとこれでおしまいです
さくしゃ
結構省きましたけど
さくしゃ
この後蘭さんが『本当に俺のこと好き?(圧)』と言う意味を込めて別れ話を匂わせてみます
さくしゃ
もちろん本当に別れる気は全く無かった蘭さん
さくしゃ
面倒くさい彼女のようなことをします
さくしゃ
ところが結果は大失敗
さくしゃ
そして一話のような悲劇が…ということです
さくしゃ
竜胆くんは『兄貴と別れた?チャンスじゃん!!!!』とテンションが上がり
さくしゃ
さっそく葵ちゃんにアピールしに行こうとしたところ、三話のような悲劇が…ということです
さくしゃ
不器用な兄弟がすき()
さくしゃ
ちなみに葵ちゃんは最近竜胆受けにハマりかけている様子
さくしゃ
竜胆、よかったね!!
さくしゃ
てことで、過去編はおしまいです!
さくしゃ
ここからは通常()に戻ります
さくしゃ
さん
さくしゃ
にー
さくしゃ
いち
蘭先輩と別れ 特にすることも無くなった私は 暇な毎日を過ごしていた
とりあえずコンビニにでも行こうと外に出たはいいものの
葵
寒……!!
だめだ
つまらない上に寒いし
なんか面白いこと起きないかな…
そう思っていた そのときだった。
前の方から男の子が歩いて来た。
小柄で肩くらいまでの 明るい色の髪の毛を ハーフアップにしている。
学ランを肩に掛けるようにして 着用していた。
別に、そこまではよかった。
普通に通り過ぎるはずだったのだ。
女の子
おかーさん!
女の子
あのお兄ちゃん、お洋服ちゃんと着てないよ!!
女の子
よっちゃんがね、今日あの人みたいにお洋服着て、せんせーに怒られてた!
私は思わず笑いそうになり なんとか堪えた。
男の子も聞こえていたらしく
宇宙を背負った猫のような顔を していた。
笑うな笑うな笑うな笑うな
笑ったら怒られる……
母親
コラ!
母親
あの人なりのオシャレなんだから、そんなこと言っちゃダメよ
母親
きっとそういう格好をしたい年頃なのよ
葵
ブッッッッ!!!www
ダメだった
耐えきれず思いっきり吹き出す
葵
アッ
視線があーってー♪ ドーキドキ♪
佐野万次郎
……オイ
命の危険を察知!!
佐野万次郎
何で逃げんの〜?
佐野万次郎
ちょーっとお話があるんだけど〜?
葵
ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい!!!!!
走るの速すぎんだよ!! ゴリラか??
前世新幹線だったりする??!!
佐野万次郎
なんもしないってば〜
葵
嘘をつけ嘘を!!
葵
顔が良い男の『何もしない』は信用しちゃダメって進研ゼミでやったもん!!!
佐野万次郎
………チッ
葵
あ"ー!!困りますお客様バイクを使われてはいけません!!!
葵
しかもお顔が怖い!!!
もちろんバイクを使われては 勝てるわけがなく
一分後、私は男の子に 首根っこを掴まれて
泣きながら近くの公園へと 運送された。