開いていただきありがとうございます! この作品は、保護者組(桃×黒)の 恋愛物語となっております! 本人様には全く関係なく、 全てフィクションのお話です。 また、少しキャラ崩壊が含まれます。 ご理解いただける方のみ続きをご覧ください。 ご理解いただけない場合は、 通報などをせず、速やかに ブラウザバックをしていただけると嬉しいです。
荒らしや、 その他迷惑行為になる行動を 固く禁止します。
悠佑
防音室に入って早々、 俺はでかいため息を漏らす。 こんなんじゃ、歌を練習する気にもなれない。
悠佑
椅子に座り、そう呟いてみる。 たまたま不機嫌だったんだろう。 そう、たまたまだ。
…そんなんで、不安が収まるわけもなく。
悠佑
防音室なのをいいことに、 俺はわーっと叫んでみる。 普段あんなこと言われないから、 余計に気にしてしまうのだ。
俺なんかしたんかな? 電話の相手が大事な人やったとか? だから邪魔すんなーってなったんかな? 「知らねえよ」なんて初めて言われたし…
悠佑
一人でそう言い返してみる。 …でも、虚しさが募るだけ。
悠佑
誰かおらんかなぁ、と考える。 誰か、話聞いてくれる人…
「え、ないくんが?w へーw なんか新鮮だねぇw」
「え、あにきそれ気にしてんの!? 可愛いんだけどー!!」
「ほぇー熱々カップルにも そういうんあるんやなぁ」
「え、ないこぶっつぶしてあげよっか?」
悠佑
過去の会話を思い出し、 完全に電話を諦める。 からかわれる未来しか見えへん。
悠佑
ため息をついて立ち上がる。 …けど、もう一回座った。
こういう気持ちの誤魔化しに 歌を使うのは良くない。 やっぱり、一番マシなやつに電話しよう。
悠佑
案外真面目に聞いてくれるかも知れへんし。 そう思って、俺は初兎に電話をかける。 2コール目で、すぐに出た。
"初兎"
悠佑
"初兎"
悠佑
"初兎"
悠佑
"初兎"
初兎の勘の鋭さにびびる。 お前人間観察やばいやろ、どうなってんねん。
"初兎"
悠佑
"初兎"
悠佑
"初兎"
悠佑
完全にワクワクしている初兎。 人選ミスったかもしれん、と思いながら、 俺は今の状況を話し出した。
悠佑
"初兎"
電話越しでも分かる。 初兎、お前絶対今にやついとるやろ。
"初兎"
悠佑
"初兎"
笑いながら言う初兎に、 俺はマジで切ってやろうかとも思う。 けど、かけたんは俺やし、 初兎のアドバイスは聞きたくて、 俺は通話をそのままにしておいた。
"初兎"
悠佑
"初兎"
悠佑
俺が曖昧に答えると、 突然、電話口から ピコンという音が聞こえた。
悠佑
"初兎"
ハテナマークを頭に浮かべつつも、 俺はまあ気にしないことにする。
"初兎"
悠佑
"初兎"
悠佑
"初兎"
悠佑
"初兎"
常に初兎が半笑いなのは置いておいて、 俺は少し心を落ち着かせる。 こんなこと人には絶対言わへんけど、 照れるんはないこの前だけにしておきたい。
"初兎"
悠佑
"初兎"
悠佑
その言葉に、俺はちょっと考えた後に頷く。 それに嘘はないだろうし、 まあ、ないこは聞いてへんから、 こんくらいは認めてもええかなって…
その時、また通話口から、 ピコンという音がした。
"初兎"
悠佑
"初兎"
悠佑
ピコンって音それかよ! ちょまって、送るって言った? 今初兎送るって言ったよな!?
悠佑
"初兎"
悠佑
"初兎"
悠佑
"初兎"
悠佑
ないこもないこで既読つくん早いやろ! てかやばい、ほんまにやばい、
悠佑
"初兎"
悠佑
"初兎"
悠佑
すると、バタバタという足音が聞こえた。 ああ終わった。終わったわ。
ないこ
悠佑
ないこ
悠佑
"初兎"
悠佑
ないこ
"初兎"
電話が切れる音。 俺は後ろからないこに抱きすくめられた。
ないこ
悠佑
ないこ
悠佑
ぎゅうっと抱きしめられて、 俺は逃げ場を失う。 機嫌悪いんはどこ行ったんよ。
悠佑
ないこ
悠佑
ないこ
悠佑
ないこ
顔が熱くなってくる。 ないこが嬉しそうな笑い声をあげた。
ないこ
悠佑
ないこ
悠佑
ないこ
ないこが俺の体から離れる。 俺の前に回り込んで、 にっこりと笑った。
悠佑
ないこ
悠佑
ないこ
ないこが俺をじっと見つめる。 俺は目を逸らした。
悠佑
ないこ
悠佑
ないこ
悠佑
ないこにしっかりと抱きつかれ、 俺は逃げ場を失う。 俺逃げ場失うこと多くね?
…まあ、勘違いでよかった。
コメント
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て、てぇてぇ