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続きも楽しみにしてます。頑張ってくださいね!
初コメ失礼しますm(_ _)m フウ頑張れ!トントンを助けて!
フウ!がんばれぇ!壊せえ笑
トントン
フウ
トントン
トントン
フウ
フウ
フウ
トントン
フウ
トントン
そういうとトントンは何も喋らなくなった
壁に座らずにずっと立っている
服装も、喋り方も、全てが変わってしまった
フウ
そんなことを考えていると、トントンがとっさに口を開いた
トントン
トントン
トントン
トントン
トントン
そんなことを喋っているトントンの目は
涙が零れ落ちそうだった
この部屋には窓はもうない
子供の時にみた月の光も、夜風も流れない
何もない
トントン
フウ
フウ
フウは宙にふんわりと浮いて
いつの間にか地面に座っていた俺の膝にちょこんと座った
フウ
トントン
フウのふわりとした九つの尻尾に撫でられながら
いつの間にか俺は眠りに落ちた
フウ
少し顔に涙を流しながらぐっすりと寝ている
フウ
この王国には秘密がある
俺は座敷童のような狐
ある家に行くだけでその家は裕福になる
俺は、人々に幸せをもたらせる狐
なのにこいつには昔から幸せをあげれていない
こいつはお金では解決できない問題を抱えていたから
それが嫌で、昔ここから出してあげた
だが、また戻って来てしまった
俺がここから出られない理由は
結界が張られているから
俺が違う家に行かないようにと
どんな時も結界が張ってある
フウ
満月の夜、ぴったり0時その時間
その時に、俺は一時的に力が戻る
今は11時50分
フウ
その力で結界を破り、この城も壊す
そう決めたのだ