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救急車が来て、玲奈と共に救急車に乗ったオレは、冷たくなる玲奈の手を握っていた
救急車の中でもずっと玲奈の名前を呼び続けたが、反応をすることは無かった
病院に着き、手術室に向かうが入る寸前で玲奈とオレは引き離された
沢山の医者に囲まれながらドアの中に玲奈が見えなくなるまで、玲奈の名前をずっと叫んだ
やがて、手術室のランプが消え今は一般病棟へ移された
集中治療室の中に入り、色んなチューブに繋がれている玲奈の手を握っていた
玲奈
………
三ツ谷
……玲奈…
三ツ谷
オレは……一体…何してるんだ、ろうな………
三ツ谷
大事な人まで……傷付けて……何したかったんだうな……
三ツ谷
オレ……本当にダメダメだよ、…
三ツ谷
玲奈が居ないと……生きてけねぇ…
玲奈
…………
三ツ谷
頼む……また、…いっぱい出掛けようぜ……
三ツ谷
まだ…まだ、やれる事……出来てねぇよ…
三ツ谷
………オレも……
三ツ谷
……愛してるｯ……から、目を覚ましてくれ……
玲奈
………
その時、カーテンが開いた
エマ
玲奈!!!
千冬
先輩!!
ドラケン達が息を切らしながら来た
三ツ谷
あぁ………ごめん、
エマ
玲奈は？玲奈は大丈夫なの？！
マイキー
…エマ落ち着け、1番辛いのは…
マイキー
三ツ谷なんだ
エマ
ｯ……そうだよね…ごめん、
三ツ谷
……
ドラケン
三ツ谷、思い出したのか、？
三ツ谷
……全部、全部…思い出した、
場地
……思い出したのか
三ツ谷
オレ…オレｯ！
三ツ谷
腕の中に……居たのに、抱き締められたのにｯ………(泣)
三ツ谷
守れなかったんだ……(泣)
三ツ谷
1番…傍に居たのに……守れなかった！
救えなかった!!
救えなかった!!
千冬
ｯ……
ドラケン
…三ツ谷のせいじゃねぇぞ
三ツ谷
でも、…傍に居たのに……
ドラケン
あれは、事故だ
ドラケン
オマエのせいだけじゃない
エマ
そうだよ…
ドラケン
玲奈は、オマエの幸せを願ってそういう事をしたんだと思う
マイキー
玲奈らしいよ
千冬
ホントに…先輩らしいっすよ…
エマ
玲奈は……ホントに…優しすぎるんだよ……バカｯ…(泣)
三ツ谷
ｯ………ごめんｯ…(泣)
エマ
三ツ谷……お願いだから、自分を責めないで……？
三ツ谷
……だって…
エマ
玲奈が悲しむよ……(泣)
三ツ谷
ｯ!!……分かった……
三ツ谷
………
ドラケン
三ツ谷、今日はどうするんだ？
三ツ谷
……残る、
三ツ谷
起きた時に傍に居てあげたいんだ…
千冬
ｯ……(先輩と同じ事…)
マイキー
そっか……
場地
無理すんなよ
三ツ谷
あぁ。分かってる
ドラケン
ルナマナの面倒はオレらに任せろ
エマ
そうだよ、ウチ達が全面的に協力するからね、
三ツ谷
…ありがとう
ドラケン
でも、明日は一旦家には帰れよ？
三ツ谷
…おう
場地
じゃー、行くか
千冬
そうっすね。
ドラケン
…三ツ谷
三ツ谷
……ん？
ドラケン
おかえり
エマ
おかえりなさい！
マイキー
おかえり
千冬
おかえりっす
場地
おかえり(？)
三ツ谷
……！
三ツ谷
……ただいま！
エマ
(ﾆｺｯ)
そう言い、部屋を出ていった
皆が帰った後、静かな部屋には機械の音が規則正しく鳴り響いていた
三ツ谷
玲奈……オレは……ずっと…
玲奈を待ってるから
三ツ谷
だから……早く起きろよな……
三ツ谷
絶対……諦めるなよ、
三ツ谷
…………おやすみ…玲奈…
玲奈の頬にそっとキスをし、深い眠りについた
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